株主とは?大株主になるにはいくら必要?株主の権利・責任・メリットまでわかりやすく解説!

 

秀次郎
殿、ついにわしも株を買いましたぞ!テンバガー間違いなしですぞ!
信太郎
ほう、サルよ。うぬもついに会社の「株主」となったわけじゃな。
秀次郎
「株主」ってなんでしたっけ?
信太郎
株を買っているのに「株主」の意味もわからんとは!ええい、解説するぞよ!

目次

株主とは?大株主になるには?

株主」とは、企業が発行している株式を購入して、その企業に出資した人のことを指します。

その株式を持っている間は「企業の持ち主の1として企業に対してさまざまな権利を持つことができます。

 

たとえば、企業に出資した額に応じてもらえる配当金や株主優待はもちろんのこと。

株主総会に参加して企業の経営者に対して意見を述べることも可能です。

 

さて、株主の中にも、企業経営に大きな影響力を持つ者もいます。

それが「大株主」です。

秀次郎
大株主?体がでかい株主かのぉ?
信太郎
・・・大株主は、企業の株式の大多数を保有しているのじゃ。持ち株比率が高いということじゃな。10%以上保有すると、「主要株主」となる。

 

ちなみに5%を超える株を手にした株主は、保有日から5日以内に「大量保有報告書」を内閣総理大臣に提出しなければなりません。

秀次郎
内閣総理大臣に・・・!!

 

 

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株主の権利3

株主は、企業に対して出資額に応じた「株主権」を持つことができます。

株主権は、大きく分けて3つから成り立ちます。

議決権

1つめは「議決権」で、株主総会での決議に参加して票を入れることができる権利のことです。

議決権とは、株主が株主総会の決議に加わる権利をいいます。株主は原則として1株1議決権を有しています。

(引用:企業会計ナビ「議決権」

 

入れることができる票の数は、1単元株に対し1つというのが一般的です。

株主総会では、企業の運営や資産の使い方など、企業の今後を決定づけるような重要事項を決定します。

 

もし好き勝手に経営陣だけで重要事項を決定されて、それが思わしくない株価の大暴落を起こしてしまったら?

株主にとっては大きなダメージになりますよね。

 

そのため、議決権を行使して票を入れることで自分の意見を少しでも反映させることが求められます。

利益配当請求権

2つめは「利益配当請求権」で、上記で説明した「配当金」を受け取る権利のことです。

「剰余金配当請求権」・「配当請求権」と呼ばれることもあります。

残余財産分配請求権

3つめは「残余財産分配請求権」で、上記で説明した「残余財産の分配」を受ける権利のことです。

この権利は、もし企業が債権と債務を整理した上で債務の方が多かった場合には行使されません。

この点はご注意ください。

 

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株主責任とは

株主は、株式を購入することで企業に出資をしています。

企業が事業を営んでいる中で、万が一不祥事・業績悪化によってその企業が倒産に追い込まれることがあるかもしれません。

 

その場合、株主は何か責任を負わなければいけないのでしょうか?

株主責任」と聞くと、企業に対して何か新しい義務を背負わされたりするイメージを持ってしまいます。

信太郎
じゃが、安心じゃ。

 

株主は、その企業に対して出資した額の範囲内でしか責任を負う必要はなく、これを「有限責任」と呼びます。

 

つまり、株式を購入したときに支払ったお金が失われる(戻ってこない)可能性はあります。

しかし、それ以上の責任や支払い義務というのは生じないということです。

 

「出資した額の範囲内での責任」とはどういうことでしょう。

たとえば、減資によって株主権が減ったり消滅したりするほか、株価下落によって損失を被るといったことが挙げられます。

 

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株主になるにはどうすればいい?

では、実際に株主になりたい場合はどうすればいいのでしょうか?

実は、株主になるためには大きく分けて2つの行動をとる必要があります。

1つずつ見ていきましょう。

証券会社で証券口座を作る

株主になるには、株式を購入する必要があるということはみなさんご存知かと思います。

ただし株式は、手持ちの現金や普段利用している預金口座の残高を利用して購入することができません。

というのも、株式の購入には証券会社での証券口座が必要になるからです。

 

日本には多くの証券会社が存在しています。

手数料やサービスの手厚さなどからどの証券会社が自身に合っているかということを吟味する必要があります。

【2020年】おすすめネット証券会社「総合」ランキング!!あらゆる側面から開設すべき証券口座を格付け。

2018.11.11

株式を購入する

証券会社で証券口座を開設したら、ついに株式の購入に移ります。

株式を購入するときは、証券口座に購入代金を入金しておきましょう。

 

そして、証券会社の仲介のもと株式を購入します。

注意点として、株式には「単元株」という売買単位があります。

 

100株・1,000株などが一般的です。

もし購入したい株式の単元株が100株であれば、「100株・200株」といった100株単位での売買になります。

 

つまり、「101株や110株」といった単元株の倍数以外での株数では売買ができないということです。

よって、購入に必要な代金は「(株価×購入数)+売買手数料(証券会社による)」となります。

 

株式が購入できたら「株主」になることができます。

 

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株主のメリット

ここでは、株主になることのメリットについてシンプルにご紹介します。

配当金(インカムゲイン)がもらえる

「配当金」とは、企業が得た利益の一部を株主に還元させるものです。

上記でも少し触れましたが、私たちが株式を購入することはその企業への「出資」です。

【株のインカムゲイン特集】資本利得で生活水準向上!株の配当・優待の概要とおすすめ銘柄まで網羅的に紹介。

2019.10.07

 

つまり、株主の出資のおかげで事業がうまくいったという考えから、利益の一部を株主に還元しようという行為になります。

日本の企業は、配当金の支払いを年1回~2回おこなうことが多いです。

【各月 高配当銘柄 特選】高いリターンを狙え!シーズンごとの注目銘柄を一挙に紹介。

2019.10.11

売買益(キャピタルゲイン)が得られる

この「売買益」こそが、株式投資によって得られるメリットとして強くイメージされるものかと思います。

売買益とは、株式を購入価格より高い価格で売却することで得られる利益のことです。

信太郎
キャピタルゲインとも呼ぶぞ。

【株のキャピタルゲイン特集】保有資産の売却益を狙う!IPO・立会外分売の概要と注目銘柄まで網羅的に紹介!

2019.10.08

 

ただし、この売買益はもちろん株主になったからといって確実に得られるわけではありません。

株価が購入価格よりも下がってしまった場合には売買損(キャピタルロス)に変わるというリスクがあるので注意が必要です。

株主優待

株主優待」とは、企業が株主に向けて自社商品・サービスなどの優待品を送る制度のことです。

株主に還元している」という意味でいうと、配当金と似ています。

 

すべての企業が株主優待を実施しているわけではありません。

しかし、直近のデータでは20189月末時点で1,450社の上場企業が実施しており、これは過去最高の導入企業数でした。

 

優待品はプリペイドカード・商品券などが割合として多く、サービス業による新規導入が目立ちました。

また、企業側としては株式を短期的に保有してすぐ売却する株主よりも、長期的に保有してくれている株主の方にメリットを感じます。

 

そのため、株主優待において「長期保有制度」という制度も取り入れられるようになりました。

長期保有制度では、通常の株主優待に優待品がプラスされるのでよりお得感が増します。

株式分割による無償増資を受けられる

株式分割」とは、企業が発行している株式1株をいくつかに分割して発行済株式数を増加させることです。

株式分割による「無償増資」とは、株式分割によって増えた株式を現在の株主の保有株式数に応じて無償で交付する行為のことをいいます。

 

もちろん「無償」なので、株主がお金を支払う必要はなく企業の資本金は増えません。

株式は普通「(株価×購入数)+売買手数料(証券会社による)」が購入に必要ですが、この費用が無償になるのはかなりのメリットではないでしょうか?

残余財産の分配を受けられる

「残余財産」とは企業が解散した後、債権の回収と債務の返済をして残った企業の資産のことです。

この残余財産は株主に分配されます。

 

分配においては「株主平等原則」に則り、株主数に応じて平等におこなわれます。

また、残余財産は基本的に換価して金銭という形で分配されるのが原則なのですが、不動産などの現物を分配されることもあります。

 

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まとめ

このコンテンツでは、株主の定義や株主になるまでの流れ・メリット、そして株主になったことで生じる権利や義務について紹介しました。

株主になるとただ売買益を得られるだけではなく、ほかの面でもメリットが多いことがお分かりいただけたかと思います。

 

また、企業にもし万が一のことがあっても、出資額以上の責任は被らなくていいので安心ですよね。

株式投資をしていて「もっとこの企業のことを応援したい」と思うのであれば、権利を行使して株主総会に参加したり票を入れるだけでも十分に力になれます。

 

以上、株主とは?大株主になるにはいくら必要?株主の権利・責任・メリットまでわかりやすく解説!…でした。

 

 

【基本「株」用語・基礎知識】株式投資初心者が取引を始める上で最低限知っておくべきこと。

2019.05.21



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