ジェレミー・シーゲル教授の最新インタビュー(5月10日収録)を解説!S&P500が史上最高値を更新するのはいつ!?

ジェレミー・シーゲル教授の最新インタビュー(5月10日収録)を解説!S&P500が史上最高値を更新するのはいつ!?

ジェレミー・シーゲル教授はペンシルベニア大学大学院の教授でウォートンの魔術師と言われています。

 

信太郎
ペンシルベニア大学のMBAのことをウォートン・スクールと呼ばれておるからウォートンの魔術師と言われておるんじゃ!

 

シーゲル氏はウィズダム・ツリー・インベストメンツの上級投資戦略アドバイザーとして活躍しています。

彼は「株式投資」「株式投資の未来」を書いており、投資家界隈では非常に有名な投資家として尊敬を集めています。

 

信太郎
株式投資の未来については以下で紐解いておるぞ!

 

【株式投資の未来】高配当利回り企業・増配持続企業に「分散投資する戦略」が市場平均を上回る理由!さらに高配当戦略最強のポートフォリオを考察。

【株式投資の未来・要約】高配当利回り企業・増配持続企業に「分散投資する戦略」が市場平均を上回る理由!さらに高配当戦略最強のポートフォリオを考察。

2020年5月26日

 

そんなシーゲル教授の最新のインタビュー動画が掲載されていました。

 

 

 

 

信太郎
本日は教授の動画の内容(9分)をコンパクトに且つ補足的な資料をまとめて5分以内で読める内容にして皆の衆に共有していくぞ!

 

【今回お伝えする内容】

  • シーゲル教授の相場に対する見通し
  • シーゲル教授が現在強気に捉えているセクター
  • 二番底の可能性について
  • コロナ収束後に発生するインフレの程度と原因
  • 現在の株式市場の長期収益率の考え方

 

現在の米国株式市場で起こっていること

シーゲル教授は現在のS&P500指数の大幅な上昇に多くの人が驚いていると思うと述べた上で理由について二点解説しています。

 

信太郎
多くの衆が知っておる内容じゃが復讐じゃ!

 

テクノロジーの躍進

テクノロジー株がS&P500の中の20%-30%を占めるレベルにまで成長しています。

テクノロジー株は非常に好調で危機発生時に重要な役割を果たしたと振り返っています。

 

以下はS&P500に連動するバンガード社のVOOの直近のデータですが、情報テクノロジー分野が25.7%を占めて他を圧倒しています。

 

S&P500のセクター

 

信太郎
構成順位もマイクロソフト、アップル、アマゾン、フェイスブック、グーグルと上位5社をテクノロジー企業が独占しておるの!

 

【S&P500指数とは?】米国の代表的な株価指数の全容をダウ平均株価との違いも含めてわかりやすく解説する!

【S&P500指数とは?】米国の代表的な株価指数の全容!「NYダウ平均株価」との違いもわかりやすく解説。

2019年12月2日

 

FRBによる流動性供給

やはり相場を支えて浮揚させているのは米国政府の財政支出とFRBによる流動性の供給としています。

 

淀姫
よくきく流動性の供給とは何ですか?
信太郎
簡単にいえば、「お金」を市場に大量に供給したということじゃな!

 

米国政府は躊躇ない財政拠出とFRBの大規模緩和で米国経済を支えているということについては以前お伝えした通りです。

 

コロナショックにおける米国の経済対策をわかりやすく解説!今までの2.7兆ドルと今後の3兆ドルを超える財政政策の内容は?

2020年5月5日

 

そして、FRBが流動性を供給し続ける覚悟があることを市場が認識していることが株価が堅調な要因だとしています。

市場はこうした大胆な流動性の供給が2021年まで続くと期待しており株価のV字回復の要因になっています。

 

信太郎
流動性を供給したことで何が起きているのかという点については追ってお伝えするぞ!

 

S&P500の今後の予想!他の米国指数と比較して成績は優秀となる?

新型コロナ対策としてのロックダウンが解除され、経済が再開に向かい治療薬やワクチンの開発が進む前提で、

S&P500指数は年末にかけて上昇を続けると考えているとのことです。

 

信太郎
更に米国の各指数についてはテクノロジーの組入比率が高い順に以下の順番の成績になるとしておるぞ!

 

ナスダック指数 > S&P500指数 > ダウ平均 > ラッセル2000

 

今後もテクノロジーセクターが強いですか?

という質問について教授は「Absolutely」(=絶対的にそうだ)と自身を持って答えています。

 

信太郎
では何故、テクノロジー企業に強気なのかという点について見ていこうぞ!

 

テクノロジーセクターに強気の理由とは?利益落ち込むアマゾンに強気の理由に言及

シーゲル教授といえば高配当のディフェンシブ銘柄を推奨しているイメージでしたが、

ここまでテクノロジーに強気となったのか見ていきたいと思います。

 

信太郎
教授は人々が何よりも今回のコロナ禍でテクノロジーを利用して重要性を実感したとしておるの!
淀姫
コロナを乗り切るにはテクノロジー企業が提供するサービスが必要不可欠じゃったからの!

 

その他にもヘルスケアコミュニケーションセクターを強気にみています。

 

また、当サイトでも取り上げているアマゾンについてシーゲル教授は特に言及しています。

 

amazon

コロナで苦境に陥るAmazonは投資妙味あり!?今後のアマゾンの株価の見通しを業績・PER推移から予想。

2019年5月3日

 

アマゾンはオンラインショッピング利用拡大の恩恵を受けた企業の好例として紹介しています。

今回のコロナ禍の影響でオンライン取引は通常の環境が続けば到達に5年かかるレベルまで一気に普及したとしています。

 

淀姫
つまり年末にはアマゾンも本来であれば5年かかって到達するレベルまで売上が拡大することが見込まれるということじゃな!
信太郎
うむ。上記の記事で解説しているのじゃがコストの増加で利益は厳しいが本質的には拡大しておりポジティブに捉えておるということじゃな!

 

今後の2番底の可能性について

また皆さんが懸念している今後の2番底の可能性について質問者が質問すると「非常に良い質問だ」と応じて回答しています。

 

シーゲル教授は市場にとって最大のリスクを以下としています。

「有効な治療薬やワクチンが開発されないまま秋口にコロナの第二波がくること」

 

信太郎
また、完全に有効なワクチンではなくても秋口までに致死率を下げる治療薬が必要であると語っておるぞ!

 

今年中にワクチンが開発されるか、コロナの重症度を通常の風程度まで引き下げる薬ができればS&P500は前回の高値を超えると明言しています。

教授は来年にも最高値をつけるだろうと具体的な時期を上げています。

 

信太郎
この点はワシも同じ考えじゃ。結局は政府とFRBで延命をしている間にコロナにいかに早く打ち勝つことができるかこそが肝要ということじゃな!

 

【コロナショック・2番底は来る?】新型ウィルス感染拡大の影響で株式市場が再度大暴落することが予想される理由とは?可能性のあるシナリオをそれぞれわかりやすく解説!

【コロナショック!2番底は来る?】株式市場が再び大暴落すると予想される理由とは?二番底の可能性のあるシナリオをそれぞれわかりやすく解説!

2020年4月23日

 

ただ、インタビュワーが動画時間外でも教授と話した内容によると、

スペイン風邪が流行した当時と比べて技術が飛躍的に発展しているため人類は早期にコロナに打ち勝つと楽観的な見通しを持っているそうでした。

 

信太郎
シーゲル教授は相場にブルということじゃな!

 

ワクチン開発後インフレが3%-4%発生する!?

 

信太郎
シーゲル教授はコロナ禍が収束したあとにインフレが3%-4%になるとしておる。
淀姫
FRBが目標とするインフレ率が2%ですからやや高いインフレということですね!けど悪性の本格的なインフレではなくてよかったです!

 

シーゲル教授は現金通貨と預金の合計であるM1の伸び率に注目しています。

M1は6週間で19%増加しており、リーマンショックの翌年1年間の伸び率を既に上回っています。

このM1の著しい伸びが2021年から2022年にインフレをもたらすと考えているとしています。

 

では実際に確認していきましょう。

 

信太郎
以下は米国のM1の長期推移じゃ!
淀姫
確かに2020年になってから休養していますね!

 

米国のM1の推移

参照:FRED

 

因みにより広い概念のM2も以下のように急拡大しています。

 

米国のM2の伸び

 

M1, is restricted to the most liquid forms of money; it consists of currency in the hands of the public; travelers checks; demand deposits, and other deposits against which checks can be written. M2 includes M1, plus savings accounts, time deposits of under $100,000, and balances in retail money market mutual funds.

参照:NY FED

 

M1は普通預金や現金通貨の合計ですが、M2は更に貯蓄性預金やMMF(現金運用ファンド)、CD、10万ドル未満の定期預金の総額としています。

 

淀姫
M1の伸びが何故インフレと関係あるんですか?
信太郎
M1はいつでも使えるお金ということじゃ!いつでも使えるお金があれば消費が加速するのが人間の性じゃな!

 

手元に使えるお金が増加すると需要が増加します。

インフレは需給の環境で需要が供給を上回ることで発生します。

M1の伸びによって需要が増加した結果として近年の中では高めの3%-4%のインフレが発生するとしているのです。

 

信太郎
インフレが起こるというのはレイダリオのパラダイムシフトと同じじゃが、金が魅力的と考えるレイダリオと株式投資を特に推奨するシーゲル教授というように対策法は異なるの!

 

レイ・ダリオのパラダイムシフト(=Paradaigm Shift)を日本語で紐解く!今後の世界をヘッジファンドの帝王はどう考えているのか?

レイ・ダリオのパラダイムシフト(=Paradaigm Shift)を日本語で紐解く!今後の世界をヘッジファンドの帝王はどう考えているのか?

2020年5月11日

 

今後の株式市場の長期リターンとは?

シーゲル教授は株価収益率(=PER)の逆数が実質リターンとしています。

 

信太郎
つまりPERが20倍ということは今後の長期の実質リターンは5%ということになるの!
淀姫
実質リターンとは何ですか?
信太郎
インフレ率を差し引いた後のリターンじゃ!インフレ率が3%なら5%+3%=8%が皆が得られるリターンということじゃな!

 

現在の利益の落ち込みを考えるとPERは25倍なので実質リターンは4%ほどになります。

しかし、これは緊急事態下での利益水準なので昨年ベースのリターンとなればPERは18倍程度になるとしています。

 

信太郎
つまりPERが18倍ということは実質リターンは5.5%となり、インフレ率を加味すると8%-9%の長期リターンを見込んでおるということになるの!

 

まとめ

 

信太郎
今回の動画は「お金の学校」である「GFS」が2020年5月10日に収録して発表した動画じゃな!

 

シーゲル教授のインタビューとしては5月10日と最新の内容であったこともあり教授の現在の見方について触れることができたと思います。

ただ、著名人とはいえ、あくまで一意見として捉えて鵜呑みにすることはなく自分でも考え続けることが重要といえるでしょう。

 

【今回のまとめ】

 

  • 現在の堅調な株式市場はテクノロジー企業の躍進と政府とFRBに後押しされている
  • 今後もテクノロジー企業が優位であり続ける
  • ナスダック→S&P500→ダウ平均→ラッセル2000の順の成績になる
  • 2番底は秋口までに有効なワクチンや治療薬ができないと訪れる可能性があるが楽観視している
  • 来年2021年にはワクチンや治療薬が開発され最高値をつける
  • M1の急上昇によってコロナ禍収束後に3%-4%のインフレ率が訪れる
  • 益回りから考える今後の株式市場の実質リターンは5.5% (名目だと9%近く)

 

【世界の有名投資家・資産家特集】長者番付上位のバフェット...師のグレアム...ピーター・リンチ氏など。稀代のインベスターを徹底解剖!

【世界の有名投資家・資産家特集】長者番付上位のバフェット…師のグレアム…ピーター・リンチ氏など。稀代のインベスターを徹底解剖!

2019年10月2日

[お金の学校特集]

 

昨今の2000万円問題もあり、投資による自助努力で、老後資産を築き自身の身を守る必要が出てきてました。

 

しかし、焦って投資を進めてしまうのはおすすめしません。 必ず失敗します。

 

知識をしっかり仕入れた上で投資は実践していく必要があります。

 

 

その知識を学ぶにあたり、近年「お金の学校」への注目が高まっています。

 

長年、資産運用を学んできた編集部が、お金を専門としたスクールについての特集コンテンツを作成していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

お金の学校特集

お金の学校の特集へ

 

 

[おすすめ株式投資セミナー特集]

 

株式投資を「専門家や現役で成功している投資家に学びたい」という方は多いのではないでしょうか?

 

 

現在は、有難いことに、会場開催型、オンライン型など、優良セミナーが数多く開催されています。

 

ここでは、株式投資で成果を出したい初心者の方におすすめできるセミナーを以下の観点から、ランキング形式でお伝えしています。

 

◯ 講義は満足できる内容か?

◯ 運営は信頼できるか?

◯ 口コミや評判は良好か?

 

株式投資セミナー

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。