【堀哲也】独学の株式投資で60万円を7年で3億円にした『億り人』の考え方に迫る!伝説の個人投資家特集。

【堀哲也】独学の株式投資で60万円を7年で3億円にした『億り人』の考え方に迫る!伝説の個人投資家特集。

 

日本にも以前取り上げた『株1000』さんや『CIS』さんや『BNF』さん等の有名な個人投資家が存在しています。

本日は著書『日本株で独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法』で有名な堀哲也氏の考え方について紐解いていきたいと思います。

 

また『堀哲也』氏は新進気鋭の『お金の学校』である『Global Financial School』でも講師を勤めていますので、直接話を聞きたい方は以下ご覧ください。

 

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2019年9月26日

目次

『堀哲也』氏の投資手法〜大きく稼ぐための心構え〜

堀哲也氏は本のタイトルにもある通り、7年間で60万円を3億円に増やしたことで有名になっています。

では、大幅に資産を増やすために必要な心構えの部分をどう捉えているか紹介していきます。

 

株で着実に利益を長い時間かけて稼ぐのは難しくない

長期投資で大きな資産を形成することは実は難しくありません。

日本ではしっくりときませんが、米国の株式市場では指数に連動したインデックス型商品に投資することで年率8%-10%のリターンを獲得することができます。

 

信太郎
10%で運用することができれば、約7年間で資産を2倍にすることができるぞ!ただ、堀氏のような成績を残すことはできないな。

 

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2018年12月26日

 

安全に資産を構築したいのであればインデックス投資を行うのが確実性が高いのです。

短期間で大きな資産を形成することはできません。

 

目標資産倍数を設定する

堀氏は60万円を3億円にする過程で、堀宇治は9回2倍にすればよいと考えていました。

 

60万円

120万円

240万円

480万円

960万円

1920万円

3840万円

7680万円

1億5360万円

3億円到達!!

と60万円を3億円とすることができます。

 

例えば今100万円を1億円にしたいという場合は、目標資産倍率は10倍となります。

この資産倍率を5年で達成したい場合は以下の式で年間目標倍率は2.51倍と算出することができます。

 

年間目標倍率の算出

 

信太郎
要は1年間で2.5倍ずつにすれば良いということじゃな。

 

集中投資でリスクをとることも必要

分散投資をすると確かにリスクを抑えることはできますが、反対に大きなリターンも期待することはできません。

インデックス投資は分散投資の最たる例で、特に米国株インデックスの楽天VTIでは4000銘柄の分散投資となっています。

 

一方、1銘柄に集中投資をするとリスクも当然大きくなります。

投資した銘柄のリターンがダイレクトに投資成果につながります。

 

あの投資の神様といわれるウォーレン・バフェットも最初は集中投資でタネ銭を蓄えていました。

そして得られた利益は当然ですが再投資することが重要になってきます。

 

投資の経験を積む

投資の経験をつむことで飛躍的に上昇していくことができます。

 

堀氏の本にはテクニカルな話もつめこまれていますが、やはり以下の諺のとおり実際に自分に投資を行ってみるのが一番勉強になります。

 

『百聞は一見に如かず、 百見は一考に如かず 百考は一行に如かず』

 

 

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堀哲也氏が避ける銘柄

まず堀哲也氏が好む銘柄の詳細な説明に入る前に、絶対に選ばない銘柄についてお伝えしていきたいと思います。

 

日経225採用又は時価総額1000億円以上の銘柄

まず堀氏は大型銘柄は候補銘柄として外します。

理由としては二点あります。

 

一点目は大きな銘柄は株価が何倍にもなることはまずないからです。

たしかに大型優良株は安定した配当金を出す傾向にあります。

しかし、株価が大きく上昇して資産を激増させる投資先には向いていません。

 

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2019年4月30日

 

二点目は大型銘柄は機関投資家も投資しており、証券会社が分析を緻密に行っています。

その結果、概ね適正株価に近い水準にあるためです。

 

基本的には株価と実際の価値に乖離が大きい銘柄を狙い撃ちするため、大きく増やす投資先として向いていないのです。

信太郎
何倍にも増やしたいなら小型〜中型株狙いということじゃな!

 

買う理由が見当たらない又は弱い銘柄

自分の大切な資産を集中投下するのであれば、買うための理由が必要となります。

あとで買うための理由については詳細にお伝えします。

 

主に市場の注目を集めやすいことが見込まれることが挙げられます。

 

既に割高な銘柄

大型株でなく買う理由があったとしても、そもそも株価が上昇してしまっていては投資妙味はありません。

 

堀氏の見分け方は順調に業績が伸びている、銘柄の3年後の「EPS」から現時点での株価の概算「PER」を出して15倍以上の銘柄を除外します。

 

秀次郎
よくわからんのじゃが?
信太郎
じゃろうな。では例を用いて説明していくぞ!

 

EPSというのは一株あたり利益のことで株価 = PER × EPS で算出されます。

EPS(Earnings Per Share)とは?株価とPERとの関係を含めてわかりやすく解説。

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2019年2月16日

 

例えば現在EPSが100円の企業でPERは20倍だとすると株価は2000円ということになります。

では過去の業績をみて右肩あがりに年間20%の利率でEPSが上昇している場合を考えてみましょう。

 

1年後EPS:120円
2年後EPS:144円
3年後EPS:173円

 

3年後のEPSが173円になっていると過程すると現時点での株価2000円ベースでのPERは

 

3年後予想PER = 現株価2000円 ÷   EPS173円  =  11.56倍

 

となり堀氏の基準を満たします。

 

 

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堀哲也氏が投資すべきと考える銘柄

堀氏が好む銘柄は、株価と実際の株式価値が大きく乖離している銘柄です。

株価と実際の株式価値が異なる場合は株価は、実態の価値まで長期的に是正されるというのは基本的な考えです。

 

信太郎
しかし、堀氏は株価と実際の価値が乖離していうだけでは投資対象とはしないのじゃ。

 

そもそも、割安に放置されている銘柄というのは市場から注目をされていない銘柄です。

株価が急騰するために市場から注目を浴びる出来事が必要になってきます。

 

信太郎
つまり、注目する『きっかけ』が発生する前の多くの人が気づいていない段階て銘柄を仕込むことで大きな利益を獲得することができるのじゃ!

 

つまり纏めると、堀氏が好む銘柄は以下の二点に収斂されます。

 

  • 現在の株価と実力値の間に大きな乖離が存在している
  • ギャップがうまるための『きっかけ』があるかどうか

 

問題なのは二点目の『きっかけ』が何なのかという点につきます。

では『きっかけ』が生まれる代表的な事象について堀氏が考えていることを紹介します。

 

 

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『きっかけ』の代表的事例:上方修正が期待できる銘柄

『きっかけ』については著書でいくつか触れているのですが、代表的でなおかつ最も確実性が高い上方修正が期待できる銘柄についてお伝えしていきます。

なぜ上方修正予想銘柄が有望なのか?

企業は決算を発表するとともに翌年度の決算の予測を出します。

つまり投資家は企業が発表した予想を前提として投資判断を行います。

 

秀次郎
では、予想と実績が違った場合はどうなるんですか?
信太郎
勿論上方修正なら株価は上昇するし、下方修正なら株価が下落するんじゃ!

 

企業は年に途中で今期の決算見通しが予想と乖離する場合は上方修正又は下方修正を発表します。

つまり、事前に上方修正が見込まれる銘柄を仕込むことで、上方修正発表時に大きな利益を獲得することができます。

 

それでは上方修正銘柄予想で大きく、利益を獲得するための銘柄選定条件について見ていきましょう。

 

進捗率が6ヶ月の中間決算時で2/3以上

企業は四半期毎に決算発表を行っています。

中間決算、つまり6ヶ月経過時点での決算発表で年間目標の2/3(つまり67%以上)の進捗率のある銘柄です。

 

信太郎
本来半年であれば50%の進捗となるべきじゃが、既に67%の進捗率であれば大きく年間目標を達成することができるからの!

 

既に2/3以上の進捗率で上方修正をだしていないのであれば、今後どこかで上方修正が出る可能性が高いと見ることができます。

 

5年平均進捗率と実際の進捗率が乖離している

企業によっては春に大きな利益をあげて夏以降は殆ど利益はないという季節性が大きい銘柄も存在しています。

 

例えば予想100億円で第1Q終了時に80億円の収益があがっていても、季節性銘柄であれば例年通りの事象となります。

 

季節性が強い企業で中間決算時点で大きな進捗率になっているからといって上方修正が期待できるとするのは誤りです。

5年平均進捗率より10%以上上方乖離している銘柄を選びましょう。

 

進捗率と5年平均進捗率との乖離の見方については次回説明していきます。

 

ツール『株探』を使って上方修正銘柄を探る方法

 

PERが20倍以下

現時点でのPERが20倍以上の銘柄であれば上方修正を出した後のPERも大きく下がることはなく大幅に割安となることはありません。

 

あらかじめ割高ではない銘柄で上方修正が、見込まれる銘柄を選択することで大きな利益獲得を狙うことができるのです。

 

 

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上方修正が期待できる銘柄を選定した後の詳しい考察

先ほどの過程で上方修正が期待できる銘柄の選定を行った後に詳しく精査していく必要があります。

 

年間のPERを算定する

まず上方修正期待がある銘柄の半期のEPSが100円の銘柄があるとします。

EPSは決算書の半期の純利益を発行済株式数で割って算出します。

 

信太郎
つまり半期で6億円の利益で発行すみ株式数が6百万株であればEPSは6億➗6百万で100円ということになるんじゃ。

 

半期の5年進捗率が40%だったとすると、年間のEPSは100円÷40%=250円となります。

しかし保守的に進捗率が50%未満であれば保守的に堀氏は年間EPSは100円÷50%=200円と想定します。

 

そこで現在の株価が1000円であるとすると、PERを逆算します。

PER = 株価1000円 ÷   年間予想EPS200円   = 5倍

ということになります。

 

秀次郎
通常はPER5倍といえば非常にわりやすですぞ?
信太郎
絶対値だけで判断するのは尚早じゃぞ!

 

過去のPERの水準との比較をする

絶対値でみると予想PER5倍というのは割安ではあります。

今までの水準から比べて割安かどうかを判断しなければいけません。

 

過去数年間、PERが4倍台であったなら寧ろPER5倍は割高水準となります。

しかし、過去のPERが7倍や10倍であれば、圧倒的に割安な水準となることになります。

 

PERが7倍になるのであれば予想株価は1400円(予想EPS200円×PER7倍)

PERが10倍になるのであれば予想株価は2000円(予想EPS200円×PER10倍)

 

と現在の株価1000円から大きく上昇することが予想されます。

 

ここまで分析して初めて購入判断を下すことができるのです。

 

 

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まとめ

堀哲也氏の銘柄選択術について纏めると以下となります。

 

◼︎ 避けるべき銘柄:

 

  • 大型銘柄 (日経225、時価総額1000億円以上)
  • 買う理由(割安・上昇のきっかけ)がない
  • 割高な水準ではない

 

◼︎ 魅力的な銘柄:

 

  • 割安な銘柄
  • 株価が上昇するきっかけを持っている銘柄

 

◼︎ きっかけの例:上方修正が予想銘柄:

 

  • 利益の進捗率が非常に高い
  • PERがそもそも高くない(20倍以下)
  • 上方修正後の株価が過去平均PERに対して割安

 

唯一、堀哲也氏が講師を務めているGLobal Financial Schoolで直接話を聞きたいという方は、以下GFSの詳細もご覧頂ければと思います。

 

 

【GFS(お金の学校)】「もう騙されたくない」「損したくない」を一気に解決!「グローバルファイナンシャルスクール」で実践的な金融知識を獲得しよう!

【GFS(投資・お金の学校)】怪しいと評判?「グローバルファイナンシャルスクール」はおすすめできる?

2019年9月26日

 

堀氏の授業としてだけでも現在以下6講座が提供されており順次増えていきます。

考え方だけではなく、実践的な内容についても学ぶことができるでしょう。

グローバルファイナンシャルスクール での堀哲也氏の授業内容

 

以上、【堀哲也】独学の株式投資で60万円を7年で3億円にした『億り人』の考え方に迫る!伝説の個人投資家特集。…でした。

 

その他の日本の著名投資家についても以下で取り上げております。

 

【有名投資家まとめ!】一流ファンドマネジャーから個人ブロガーまで一挙紹介。

【日本の有名投資家まとめ!】資産家への道。株・不動産、個人投資家ブロガーまで一挙紹介。

2019年6月5日

[お金の学校特集]

 

昨今の2000万円問題もあり、投資による自助努力で、老後資産を築き自身の身を守る必要が出てきてました。

 

しかし、焦って投資を進めてしまうのはおすすめしません。 必ず失敗します。

 

知識をしっかり仕入れた上で投資は実践していく必要があります。

 

 

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マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。