財テクとは、財務テクノロジーの略で、株式、債券、土地などに投資するなど、お金を増やすことを表現した俗語です。
元々は、企業が投資などで儲けることが用途で使われていました。
しかし、バブル経済の頃から個人でも財テクという言葉が使われ始めました。
現在は、資産運用と類義で使われることが多いです。
バブルの頃にもてはやされた財テクは、ハイリスクハイリターンの印象が強く残っています。
ただし手法を選べばリスクも抑えられるので・現代版の財テクを身につけて、資産を増やしてみてはいかがでしょうか。
目次
Contents
財テクするために決めるべきことは?
個人で財テクを始める前に決めるべきことがあります。
最低限、財テクを始める前に決めるべきポイントとして以下の3点があります。
- 元手資金の準備
- リスクの許容度決め
- 目標値の設定
元手資金の準備
財テクを行う場合は、元手資金を準備する必要があります。
元手がない場合は、まず貯金をするところから始めましょう。
現状、あなたは給与の何パーセントを貯金していますか?
すぐに答えられないなら、今すぐ家計簿をつけましょう。
年収や生活形態にもよりますが、独身の一人暮らしなら20-30%の貯金を目指しましょう。
リスクの許容度決め
次に決めるべきは、リスク許容度です。
余剰資金なら、それが何パーセントまで減ることを許容できますか?
10-20%の現象でも許容できないなら、大きなリスクを取れない場合は、ローリスクローリターンな財テク方法を選ぶべきです。
逆に半分以下になっても問題ないと考えられるならハイリスクな投資方法も検討してみましょう。
目標値の設定
最後に最も重要な目標値の設定です。
決めるべきは「いつまで」に「いくらの貯蓄」が必要かということ。
期限や金額を決めないと、財テクがおろそかになったり、逆によりハイリスクで儲けの多い手法を選んでしまい大失敗…なんてことなったり、大きな損を生み出しかねません。
まずは自分のライフプランを立てることです。結婚や出産など、青写真を描いてみましょう。
中期的に必要な資金はいくらなのか、また、老後が不安なら定年までに一体いくら貯蓄できていれば安心できるのか。
まずは人生の必要金額を知ることから財テクは始まります。
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〜コラム〜財テクで思い出す日本バブル崩壊
特金とは?
「特定金銭信託」の略称。
特定金銭信託は、信託銀行が顧客の資金を預かって株式や債券で運用するサービスのひとつで、委託者が運用方法や銘柄までも指定(特定)する仕組みの信託のこと。
(引用:大和証券「金融・証券用語解説」)
実際に、日本企業の多くは儲けが出て非常に潤っていた時代でした。
当時は当たり前のように、本業のビジネスで儲けたお金を特金+ワラント債で増やし、今度は本業にお金を突っ込むというまさにイケイケドンドンで各企業が投資(不動産含む)を実行し、経済は急速に成長していったのです。
総量規制が引き金となり、音を立てて日本のバブルは崩壊に向かうことになります。
当時流行した言葉でもある「財テク」のブームで日本バブルは生まれたのです。
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超初心者向け・財テクでお金を増やす方法
財テクには様々な種類がありますが、個人でも財テク初心者が検討すべき運用方法をご紹介します。
まだ挑戦したことがない財テク方法があれば、是非実践してみてください。
定期預金
最も簡単で、誰もがやっているであろう財テクの基本が定期預金です。
ただペイオフ(預金保護)があり、ひとつの金融機関で1000万円までは国が補償してくれますので、資産を減らすことはありません。
少しでも利子を増やしたい場合は、ネット銀行の定期預金を活用しましょう。
クレジットカード決済
今の日本で、現金で支払いをすることほど損をすることはありません。
クレジットカードなら、使用に対して何パーセントかのポイントがつくことが多いからです。
例えば楽天カードなら、1%のポイント還元があり、毎月10万円の使用なら1000円のポイント還元があります。
そのポイントは、次のクレジットカードの支払いにも使えるので、現金と同じように活用ができるのです。
また、チャージ式のプリペードカードKyash(キャッシュ)を手持ちのクレジットカードと連携させれば、さらに2%のポイント還元もあります。
合計3%、つまり10万円で3000円分のポイント還元があり、年間で36000円分も得をする計算になります。
キャッシュレス決済
PayPayの100億円キャンペーンで一躍時代のトレンドとなったキャッシュレス決済。
20%還元を始め、様々なお得なキャンペーンで顧客争奪戦を繰り広げています。
3月は、まさにキャッシュレス天国といってもいいほどお得なキャンペーンが目白押しでした。
■ 2019年3月に実施されたキャッシュレスキャンペーン:
- PayPay:最大20%ポイント還元
- LINE PAY:最大20%ポイント還元/最大2000円が当たるPAYとく
- D払い:dポイント40倍(実質20%還元)
- Origami:10%オフや提携店舗との半額キャンペーン
多くのキャッシュレス事業者が行なっていた、20%ポイント還元を利用した場合、10万円分の買い物をして2万円のポイント還元がある計算に。
1社だけだと、ポイント還元の上限がありますが、各社を利用すれば、最大限ポイント還元が受けられます。
それさえマスターすれば、難しい条件なく、実質2割引で買い物ができ、これに加え普段は割引にならないアイテムも対象なのです。
ポイントサイト
ここ数年、人気が高まるポイントサイト。
ウェブショップで購入する際、ポイントサイトを経由するだけで、1%-10%ほどのポイント還元を受けることができます。
例えば我々の生活に根付いてしまった「ユニクロ」や「アマゾン」もその対象です。
高ポイント還元なのが、不動産投資セミナーへの参加です。
年収や年齢制限はありますが、1案件で1〜5万円分のポイントがもらえることもあります。
ハピタスやポイントタウンなど、有名ポイントサイトに登録している企業の案件は、ある程度安心して参加できます。
興味のある人はぜひ登録してみましょう。
ネットオークション
着なくなった昨シーズンの洋服や使わなくなった家電を販売しましょう。
2019年3月に、メルカリはメルペイをリリースし、メルカリでの売り上げがiD加盟店で使用できるようになりました。
格安スマホ乗り換え
資産を増やすことも大切ですが、無駄な支出を減らすことも財テクには必須項目です。
格安スマホへの乗り換えは、1度行えば毎月の支出が大幅に減ること請け合いです。
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初心者・中級者向け財テク方法
初心者向けの財テクをマスターしたら、もう少しレベルアップした財テク方法も簡単にご紹介します。
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まとめ
財テクをマスターすれば、自分の目標に少しずつですが近づくことができます。
まずはリスクの低い財テクから挑戦して、お金に対する知識をどんどん身につけましょう!
以上、【財テクとは?】令和元年(2019年)知らなきゃ損する初心者・中級者向け財テクを紹介。…の話題でした。