株式投資の世界で「成功者」と呼ばれる人は多くいます。
しかし、彼らも初めは普通の「初心者」投資家としてスタートしたはずです。
他の投資家と異なるのは「試行錯誤」をした後、結果を出せる方法に注力していったという点です。
色々な株にまつわる書籍を読んだり、株式投資セミナーに参加して学ぶ人もいたことでしょう。
今回は、投資の成功者たちの中でもとても有名な「五味大輔氏」を取り上げていきます。
五味氏がどのような手法で成功したのか、また現在はどれほどの資産を保有しているのか紹介していきます。
目次
Contents
大学時代から荒稼ぎ!五味大輔氏の基本情報
- 職業:会社員 兼 個人投資家
- 株式投資歴:中学校時代から20年以上
- 結婚:既婚
- 趣味:Twitter、スマホゲーム
五味大輔氏は、会社員として働きながら個人投資家として活動しています。
株式投資を始めたのは中学生の頃で投資歴は20年以上になります。
五味氏が投資を始めてから、BNF氏やcis氏など個人で莫大な利益を出す投資家が登場。
五味氏自身も刺激を受けたとのことです。
大学生時代に株式投資で6,000万円ほど稼ぎ出し、徐々に頭角を見せていきます。
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五味大輔氏の投資手法:現物取引+長期保有
五味氏の投資手法は「現物取引+長期保有」です。
「信用取引」は基本的に行わず、決めた銘柄に集中投資していくスタイルです。
「レバレッジ」をかけることもほとんどありません。
投資に使う時間は1日10分~20分程で、1日中画面に張り付くようなスタイルではありません。
普段は会社員として勤務していることもあり、短期売買を繰り返す「デイトレーダー」のような取引は現実的ではないのかもしれません。
ミクシィやガンホーなど、今では名の知られたIT企業に初期のころから目を付けて集中投資を行い資産を大きく増やしていきました。
投資先の情報やネタは身の回りから見つけることが多い様です。
ただ、気になった銘柄に衝動的に投資することはせず、投資する前に中長期計画を確認して、企業の計画性や信用度を見極めているとのことです。
実際、ガンホーに投資を行ったきっかけは、ガンホーがリリースした「パズドラ」を見たときだったと語っています。
五味氏はパズドラのヒットを確信して、ほぼ全ての資金をガンホーに投下しました。
保有銘柄の売り方は、持っている株を一気に売ることはせず、株価の上昇に沿って売っていくスタイルです。
あくまでも理性的に、計画をもって売却をしています。
そのため、自身の投資判断が誤っていると悟った際は早めに「損切り」を行っている様です。
ただ、損切りをするかしないかはケースバイケースで、将来的に再浮上する可能性がある銘柄は塩漬けにしておくこともあります。
ちなみに、五味氏はネット界隈以外でも「四季報」にもその名前が大株主として記載されています。
五味氏が購入した、もしくは保有している銘柄は他の個人投資家たちからも人気を集め、ある程度市場に影響力を持つまでに至っています。
ちなみに、四季報を活用した投資で有名なのは「日本株 独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法」の堀哲也氏ですね。
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五味大輔氏の保有銘柄
次に五味氏が株を大量に取得している銘柄を見ていきましょう。
(株)LIFULL
株式会社Lifullは、不動産情報検索サイトである「ホームズ」の運営会社です。
東証1部に上場しており、2017年までの旧社名は「株式会社ネクスト」という名前でした。
グループ会社に株式会社LIFULL seniorなど計10社が傘下にあります。
1997年に株式会社リクルートの社員であった井上高志氏によって設立されました。
不動産情報サイト「ホームズ」の躍進もあり、現在では物件掲載数が日本トップクラスに至るまで成長しました。
外国企業や外国人投資家に対してもアプローチをとっています。
中国の不動産仲介業者と手を組んで、中国人投資家向けに日本の物件を紹介するビジネスも行っています。
キャリアデザインセンター
キャリアデザインセンターは、転職サイト、新卒学生向けの求人メディア運営など人材紹介業を中心に行っている企業です。
有名なサービスとして、転職サイトのtypeや各地域で開催される適職フェアなどが挙げられます。
代表取締役である多田弘實氏は、リクルートにて女性向けの就職雑誌として販売されていた「とらばーゆ」の初代編集長に就任します。
その後、リクルート内で生活情報雑誌事業の部長に就任して、さらにリクルートの取締役にも就任します。
そして満を持して独立を果たし、キャリアデザインセンターを設立するに至りました。
そーせいグループ
そーせいグループは、創薬のバイオベンチャー企業です。
グローバルな研究活動や海外の製薬企業の買収などを積極的に行っております。
勢いのある姿から「バイオベンチャー界のソフトバンク」と呼ばれています。
五味氏の名を一躍有名にした企業としても知られています。
そーせいグループは、2002年に当時のバイオベンチャーとしては初めての東証上場を果たしました。
上場後、一時期は業績を落としました。
しかし、英国のバイオベンチャーを買収する等、徐々に研究開発能力を高めていき収益を急激に増やしていきました。
今後、iPS細胞などの再生医療分野にも進出する可能性がありさらなる成長に期待がかかっています。
日本ファルコム
日本ファルコムは、ゲームソフトの開発、販売を手掛ける企業です。
現在、東証マザーズに上場しています。
代表的なゲーム作品として、英雄伝説シリーズ、ドラゴンスレイヤーシリーズが挙げられます。
五味氏はゲームが好きということもあり、こういったゲーム関連の企業に投資することも多いですね。
日本ファルコムでは「君の名は。」などの作品で知られる新海誠氏など数々の有名クリエイターがかつて在籍した企業です。
日本の映像作品に多大な影響を与えている企業と言えます。
日本ファルコムは現在、東証マザーズに上場しております。
サマンサタバサジャパンリミテッド
サマンサタバサジャパンリミテッドは、ジュエリーやバッグ、小物のブランドである「サマンサタバサ」を展開する企業です。
日本でもサマンサタバサのCMが一時期話題になりましたね。
主に若い層の女性をターゲットに商品展開をしています。
ブランドのモデルには、若い世代で人気の女優やスポーツ選手を起用することが多くイメージ、広告戦略にも力を入れています。
日本のみならず、海外にも店舗を拡大しており今後さらなる成長が期待されますね。
マネーフォワード
マネーフォワードは、個人向けの資産管理、家計管理のツールである「マネーフォワードME」などの通信事業サービスを展開している企業です。
近年は、法人・個人事業主向けに「クラウドシリーズ」を展開しており、「クラウド会計」や「クラウド給与」といった新しいクラウドサービスを展開しています。
クラウドソーシングの発達により、個人事業主が増えてきています。
クラウドサービスの需要は今後ますます増えていくことが予想されます。
オイシックス・ラ・大地
オイシックス・ラ・大地は、有機・無添加食品、ミールキットの通信販売を展開する企業です。
主力のサービスである「Oisix」は有機野菜などの食品を自宅まで宅配するサービスで、近年の健康ブームも相まって利用者を順調に増やしています。
有機野菜などの自然派食品宅配の分野では日本最大手の企業にまで成長しました。
2018年には自然派食品の宅配を同じく手掛けていた「らでぃっしゅぼーや」の株を買収し完全子会社化しました。
実店舗の出店も開始しており、今後の事業拡大に期待が持てます。
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まとめ
五味大輔氏は、自身が気に入ったサービスやブランドを展開している企業の株を長期運用して現在の資産を築いてきました。
五味氏自身が会社員ということもあり、仕事をしながらでも株で資産構築できることを身をもって証明してくれています。
FXのように高いレバレッジを張ることなく、資産を増やすスタイルですので一般の投資家の方々も参考にできる点は多いですね。
五味氏の手法を真似て投資を始めるのも1つの選択肢です。
ちなみに、五味大輔氏のように実際に成功している投資家が講師をしている「お金の学校」も近年続々と出てきています。
先人から直接株式投資についての知見が共有される時代になりました。
例えば、冒頭でも紹介した「日本株 独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法」で有名な堀哲也氏が講師を勤めている株式投資スクールも存在します。
株式投資で高い成果を出したいと考えているのであれば、スクーリングも選択肢の一つとして検討するのもありかもしれません。
以上、株の成功者『五味大輔氏』の投資手法と代表的な保有名銘柄についてわかりやすく解説。…でした。
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