投資といえばやはり株式投資が古今東西『王道であり正道』です。
筆者の両親世代までは株式投資といえば証券会社の営業員が推薦する銘柄を売買するという手法が一般的でした。
しかし、インターネットの隆盛に伴ってネット証券が台頭してきています。
今回は、株式投資を行う上で欠かせなくなってきているネット証券について以下の点を踏まえてお伝えしていきたいと思います。
◆ 今回のポイント!
- ネット証券の興隆
- 従来の株式取引との違い
- ネット証券のメリットとデメリット
- おすすめのネット証券
それでは、コンテンツに入っていきます。
Contents
ネット証券の興隆をデータから紹介する
ネット証券が浸透してきていると申し上げましたが、一体どれくらいの人がネット証券を保有しているのでしょうか。
以下が主要証券のデータを元に作成した2012年〜2019年の口座数です。
東京等の大都市周辺ではネット証券が主流になりつつあります。
しかし、地方の特に年配の方に関しては、まだまだ従来型の証券会社の営業員経由での株の売買が主流となっています。
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証券会社の営業員経由の総合証券とネット証券の違い
私の両親世代は株といえば証券会社の営業員が推薦する銘柄を売買するという手法が一般的でした。
両親や祖父母から証券会社が○○株を勧めてきたけど、貴方はどう思う?という質問を頻繁に受けました。
主に対面や電話を通して取引を行う証券会社を総合証券といいます。
それでは総合証券との違いを順に見ていきましょう。
サポート体制の手厚さは総合証券に軍配
確かに株式投資の素人である私の両親や祖父母からするとおすすめの銘柄を提案して
『買っといてください』
『保有銘柄を売ってください』
というだけで取引を実行してくれるのは簡単ですよね。
一方、ネット証券は自分で銘柄を選び投資する対象を選別する必要があります。
しかし、最近はネット証券の中でもレポートが充実していますし、
楽天証券の『スーパースクリーナー』のように銘柄を分析する機能も整備されています。
当サイトでも『個別株銘柄分析』を行なっておりますし、『長期投資で大きな資産を築く投資信託』についても紹介しております。
情報は容易に取得することができる時代になっています。
サポートという面でネット証券が遅れを取っているとは言い難い状況に進展してきています。
手数料は圧倒的にネット証券に軍配
株式投資を行う上で最も重要ろなるのが手数料水準です。
手数料という点では圧倒的にネット証券に軍配があります。
ネット証券では売買片道で0.1%未満、往復でも0.2%未満の手数料で取引を行うことができます。
以下は野村證券の総合口座の手数料ですが片道1%程度、売買で2%-3%の手数料が発生してしまいます。
約定金額 | 手数料 |
20万円以下 | 2,808円 |
20万円-50万円 | 1.40% |
50万円-70万円 | 1.08%+1,620円 |
70万円-100万円 | 0.9288%+2,679円 |
100万円-300万円 | 0.864%+3,327円 |
300万円-500万円 | 0.8316%+4,299円 |
500万円-1000万円 | 0.6912%+11,319円 |
1000万円-3000万円 | 0.5616%+24,279円 |
3000万円-5000万ん | 0.2592%+114,999円 |
5000万円以上 | 0.1080%+190,599円 |
(参照:野村證券)
例えば100万円分株を購入して120万円にまで20万円分増加したとしましょう。
総合証券では約5万円が手数料となり最終的なリターン(税引前)は15万円となってしまいます。
一方のネット証券では2000円程度しか手数料がかからず最終的なリターン(税引前)は19万8000円となるのです。
当たり前ですが、ダイレクトに最終リターンに影響するので手数料は低い方ネット証券に圧倒的な優位性があるといえるでしょう。
ネット証券の優位性を確認すべく、細かく比較しているコンテンツも作成しておりますので参考にしてみてください。
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ネット証券のメリット
それではネット証券のメリットについて既に触れている分もありますがお伝えしていきたいと思います。
手数料がとにかく安い
総合口座の手数料が片道1%-1.5%という水準のなか、ネット証券の手数料は片道0.1%程度という水準になっています。
手数料の低さは最大のメリットであり手数料の低さのみでネット証券の魅力の8割型を占めます。
手数料の低さは個別株だけではなく投資信託の手数料も低くなっています。
更に楽天証券のように取引によってポイント還元を実施しているネット証券も存在しています。
自分で銘柄を選ぶことができる
総合口座は担当の営業員がつく場合もあります。
確かにおすすめをお伝えしてくれるのは有難いのですが、顧客目線で商品を勧めてくれているとは限りません。
特に投資信託に関しては長期投資に適したものではなく、手数料が高く金融機関にとってプラスの商品を紹介してくる場合があります。
自分で納得感を持って何に投資するかをじっくり選べるのもネット証券のメリットです。
自分の取引したい時間にいつでも取引できる
総合口座は店舗にいったり、電話で取引を行う必要があります。
しかしネット証券では外出中は手元のスマホで簡単に取引ができますしPCからも簡単に取引できます。
更にネット証券ではPTS市場を用いることで会社から帰った後の夜間11時まで取引を行うことができます。
トレーディングツールを使用することができる
ネット証券を開設することでデイトレなどでテクニカル分析を行うことができるトレーディングツールを使用することができます。
各証券会社が金融のプロ顔負けのトレーディングツールを開発しています。
チャートを使ったテクニカル分析を行なって購入銘柄を検討したいという方には非常に有用なツールを使用することができます。
現金を使わずにポイントで投資が可能
いきなり現金を使うのは憚られるという方もいらっしゃると思います。
そんな方に、楽天証券のポイント投資を利用すれば100円分のポイントから投信を購入することができます。
またSBI証券ではTポイントを使うことで個別株の投資も行うことができます。
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ネット証券のデメリット
ネット証券でデメリットについては殆ど見当たりません。
インターネットを使うのに抵抗があるという方以外は、積極的に活用していただきたいところです。
私も母親のために以下でお伝えする楽天証券の口座を開設してネット証券での取引を勧めています。
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おすすめのネット証券は楽天証券!!
今までネット証券の魅力についてお伝えしてきましたが、実際どの証券会社が良いのか迷われるかと思います。
楽天証券は口座開設数の伸びも近年著しく、今最も開設されているネット証券となっています。
更に楽天証券では投資情報として限定版ではありますが『日経テレコン』を閲覧することができます。
無料の楽天証券を開設することで三日分の日経新聞を閲覧することができるという特典は非常に有難いですね。
楽天証券については出来うる限りわかりやすく以下のコンテンツでまとめていますので覗いて見てください!
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まとめ
ネット証券はインターネットの普及に伴い急速に利用が拡大している投資を行うにあたり必須のツールとなっています。
今までの証券会社の総合口座に比べて10分の1程度の圧倒的に低い手数料で株式投資を行うことができます。
その他にもポイント還元制度、銘柄分析ツール、トレーディングツール、PTSとメリットは目白押しとなっています。
これから投資を始める人も、株式投資を行なっているがネット証券を保有していない人も開設は必須といえるでしょう。
以上、ネット証券とは?初心者でもカンタン利用!評判のツールを活用・圧倒的に低い手数料で株式投資を始めよう!…でした。