投資の判断基準に使われる「テクニカル」と「ファンダメンタルズ」。
両者ともに、投資の判断基準に使われるツールですが、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか?
今回はテクニカル概論と題して、テクニカルを大枠から解説していきたいと思います。
目次
Contents
テクニカル分析とファンダメンタル分析の違い・事例
最初にテクニカルとファンダメンタルの違いを考えていきたいと思います。
ファンダメンタル分析とは
「ファンダメンタル」とは直訳すると「基本的な、根本的な」という意味です。
また株式投資でのファンダメンタルとは、極論すると企業自体の基本情報のことです。
具体的には、以下のようなことが株式投資におけるファンダメンタルといわれています。
こうした企業に関する情報から、企業価値を判断することをファンダメンタル分析といいます。
テクニカル分析とは
株主投資におけるテクニカルとは企業の株価推移にかかわる情報のことです。
具体的には以下のようなことが、株式投資におけるテクニカルといわれています。
こうした株価に関する情報から、株価を判断することをテクニカル分析といいます。
テクニカルとファンダメンタルの違いのまとめ
テクニカル | ファンダメンタル | |
共通点 | データから株式投資を分析すること | |
分析対象 | 株価 | 企業 |
分析から得られる効果 | 将来の予測株価推移 | 将来の企業の事業推移 |
テクニカルやファンダメンタルというと、大変難しいように聞こえます。
しかし、株式投資をするうえで両者ともに、理解しなければいけない情報であることがお分かりいただけたと思います。
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株式のファンダメンタル分析を行う方法
テクニカルやファンダメンタルは、株式投資をする上で理解しなければいけない情報であることがわかりました。
しかし、実際にどのように情報収集・分析を行えばよいんでしょうか?
まずはファンダメンタル分析を行う方法について見ていきましょう。
四季報での調べ方
ファンダメンタル分析といえば「四季報」ですよね。
四季報発売日は相場も四季報相場一色になるほど、その影響力が強いことがわかります。
下記の会社四季報オンラインにアクセスし、検索したい企業名(またはコード番号)を入力します。
(引用:会社四季報オンライン)
上記は「ニチレイ(2871)」の例ですが、簡単に企業のファンダメンタル情報を入手することができます。
企業HPでの調べ方
(引用:ニチレイのHP)
上記はニチレイのHPです。
「株主・投資家情報」にカーソルを合わせると、様々な企業情報を知ることができます。
ニチレイだけではなく、近年はどの企業も株価対策に力を入れています。
どの企業でもHPで企業情報を集めることができるのです。
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テクニカル分析を行う方法
次にテクニカル分析を行う方法についてお伝えしていきます。
証券口座を開設している証券会社のツールを活用する
テクニカル分析は、基本的に自分が開設している証券会社のテクニカルツールを活用します。
証券会社では楽天証券の「マーケットスピード」等の分析ツールを提供している会社も存在しています。
おすすめの証券会社を含めて以下にまとめていますので参考にしてみてください。
便利なサイトを活用する
当編集部でも、最新情報に基づく、企業のファンダメンタル&テクニカルに関する情報をご提供しています。
以下、例を挙げながら、使い方を説明していきたいと思います。
当サイト『マネリテ』では日経225銘柄を中心に個別株分析を行っています。
当サイトの個別株分析では、ファンダメンタル分析に加えてテクニカル分析まで行っています。
過去の業績から、今期の業績(決算内容)、競合分析まですべてのファンダメンタルを知ることができます。
また、中期計画(企業の将来予測)まで網羅されています。
このページだけで簡単に企業のファンダメンタルを知ることができます。
また、テクニカル分析も「見たまま」テクニカル分析ではありません。
初心者でもわかりやすい、分析チャートが掲載されています。
トレンドラインを考える必要がないだけではなく、今からチャート分析を学習する方のフィードバックをして活用していだたくことも可能です。
また、株価ターゲットも記載されています。
「利確がわからない」といった相場初心者の方でも、安心してテクニカルからの株価ターゲットをあらかじめ知ることができます。
ファンダメンタル・テクニカルの分析は相場初心者が一からすべて行うにはハードルが高いものです。
ですから、最初は便利なサイトの記事を活用することが投資で勝利する近道であるといえましょう。
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コラム〜テクニカルの成功者bnf
「bnf」氏は大学時代にアルバイトで貯めた160万円を元に200億円以上を稼ぎ出した天才トレーダーです。
ここではbnf氏のテクニカルを利用した投資方法と、なぜ成功できたのかその理由を分析していきたいと思います。
潔いロスカット
bnf氏の投資手法は「逆張り」です。
逆張りは決まったときは大きな利益が出ますが、失敗すると底なし沼に嵌るというデメリットが存在します。
bnf氏は傷が浅いうちに潔く「ロスカット」することで、逆張りのデメリットをカバーしていることが勝因であるといえます。
手法はオーソドックス
bnf氏は、移動平均線からの乖離率、ボリンジャーバンドなどをメインにテクニカル分析を行っています。
一見するとオーソドックスで地味なテクニカル分析です。
しかし、長年同じことを行うことで得た経験値がテクニカル分析に活かされているために、勝率が高くなっていると推測されます。
bnf氏のテクニカルからの投資方法は特別なものではありません。
基本に忠実にかつ鋼の意志でロスカットを行っていることが、投資で成功した理由といえましょう。
このようにテクニカルは難しいことを知ることが重要なのではありません。
自分が投資で実際に活用し、勝利できるテクニカルを会得することが重要であることがわかります。
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どんな人がテクニカルを使うと良いのか
テクニカルは株価推移におけるデータを分析するツールです。
ですから、投資を行うすべての人が活用すべきツールであるといえます。
「自分はファンダメンタル派だから、テクニカルは必要ない」は詭弁にすぎません。
なぜならファンダメンタルとテクニカルは、分析対象が異なっているだけで、両者株価推移を推測するための大事なツールだからです。
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まとめ
インターネット上には大量の情報があふれています。
株式投資といったことに関してはファンダメンタルとテクニカルの分析が最も勝率の高いツールであることがお分かりいただけたと思います。
今後、投資で利益を上げていきたいとお考えの方は、ファンダメンタルだけではなく、テクニカル分析も学習していきましょう!
以上、テクニカル分析とは?ファンダメンタル分析との違いを含めてわかりやすく解説する。…でした。
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