消費者独占企業の特徴については以下の項目に該当し、すで解説済みです。
しかし、具体的に消費者独占力を有する(ブランド力のあるリピート型の商品)とはどのような分野の商品なのでしょうか?
バフェット氏が著書:「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」で述べている代表的な商品は以下の通りです。
- 飲料メーカーのコカ・コーラ
- タバコのマルボロ
- 子供が欲しがるシリアルのブランド
- 地方の新聞社
- 映画の版権をもっているディズニー
今回のコンテンツでは、さらに詳しくどのような分野の商品が消費者独占型に該当するのかを紹介していきます。
目次
Contents
「ブランド力のあるリピート型」の商品のその分野一覧
クレジットカード(Credit Card)
代表的な例として、とても有名なのはクレジット・カードのアメリカン・エキスプレスです。
クレジットカードといえば現代のキャッシュレス化が進む中で、さらに存在感が増しています。
クレジットカード事業は、新規の設備投資を必要とせず、全ての利益を事業拡大や、株主の配当、自社株買いなどの株主還元策に充てることができます。
We began as a freight forwarding company in 1850, earning a reputation as a company people could trust while transporting some of their most valuable possessions.
In the late 19th century and early 20th century, we introduced new financial products and travel services that helped support our customers’ everyday lives. In the 1950s, we introduced a charge card, offering customers a new and convenient way to pay. Ever since, we’ve innovated our card products, our services and our other offerings. Today, American Express is the largest global payments network and we continue to pride ourselves on being forward-looking and customer-focused.
With each new development, one thing has remained constant: our commitment to our customers and our special brand of service.
ファストフード(Fast Food)
バフェット氏はファーストフードほど人々が繰り返し食べるリピート商品はないとしています。
ファーストフードは全国規模のチェーンと高度な物流ネットワークが、マクドナルドやケンタッキーフライドチキン、等の持続的なブランド力と競争力を支えています。
まさに人間の食に対する欲望をコスパよく叶えている商品であるということです。
飲料(Drink)
特許の処方薬、製薬会社の独占販売
トイレタリー(toiletry)
髭剃りのジレット(Gillette)などは、長年すこしの改良を加えただけで、同じような製品を売り続けています。
これもまた「大幅な設備投資ない」という特徴があるのです。
収益率が高い、負債が少ないという消費者独占型企業の要件を満たしているのです。
衣料品
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まとめ
上記で紹介してきた分野が主なバフェット氏のポートフォリオに組み入れられている企業ではあります。
マクドナルドなどすでにポートフォリオから外れているものもあります。
以上、ウォーレン・バフェットが定義する「消費者独占型企業」が有する「ブランド力のあるリピート型商品」の分野について詳しく紹介する。…の話題でした。