「ソーシャルレンディング」は高い利子を期待することができる、今流行の「融資型」クラウドファンディングです。
このコンテンツでは、「海外」に投資をし「6%〜13%」の利回り。
ソーシャルレンディング業者の中でも高いリターンが期待できる「CROWD CREDIT(クラウドクレジット)」を取り上げます。
【公式サイト】https://crowdcredit.jp/
今回のポイントは以下の通りです。
■ クラウドクレジットの特徴:
- 海外の事業に投資
- 案件説明が詳しくてわかりやすい
■ クラウドクレジットのメリット:
- 6%-13%の高利回り
- 伊藤忠商事を始めとした大手が出資している運営の信頼性
- 案件が非常に多い
- 1万円から投資が可能
- マイページより年間取引報告書を確認できる
■ クラウドクレジットのデメリット:
- 為替リスクを負う案件が多い
- 元本割れが10%程度の割合で発生
- 途中解約は不可
■ クラウドクレジットの活用法:
為替リスクの低い米ドル建の10%程度の案件に少額で分散投資を行い、通貨分散を行いながら高リターンを目指す。
円建の案件についてはオーナーズブック、クラウドバンク、ファンズを活用する。
それでは、コンテンツに入っていきましょう。
目次
Contents
ソーシャルレンディングとは?
まず簡単にソーシャルレンディングについて解説します。
「ソーシャルレンディング」とは、「クラウドファンディング」の一つの形態です。
「クラウドファンディング」は資金を必要としている人が、インターネット上で投資家から資金を集める仕組みです。
出資者である支援者(我々個人投資家)が受け取るリターンは様々です。
完全に見返りを求めない「寄付型」クラウドファンディングや、物品やサービスで受け取る「購入型」クラウドファンディング等があります。
一般的にソーシャルレンディングは、出資者(個人投資家)が出資先の企業から「利息」(利子)という形で分配を受けます。
つまり、「融資型」のクラウドファンディングです。
お金を貸して、利息(利子)を受け取るというモデルは銀行のビジネスモデルそのものです。
従い、ソーシャルレンディングは、「融資型クラウドファンディング」と言われています。
分配金(配当金)を拠出する「投資信託」との違いは「元本」自体の価格が変動しない点です。
「融資」するので、元本に対する利息が支払われるシンプルな形になります。
投資信託は出資したお金をファンドマネジャーが運用しますので、元本が毀損する可能性を秘めています。
ソーシャルレンディングは5%以上の利息を受け取ることができ、ハイリターンと言えます。
しかし元本を失ってしまっては意味がありません。
貸倒れする可能性が低いかを見極めることが、ソーシャルレンディングを始める上で最も重要になってくるのです。
主要なソーシャルレンディング業者について、安全性を重視したランキングを作成しています。
こちらも参考にしてみてください。
それでは、ここからはCrowd Credit(クラウドクレジット)が、どのようなソーシャルレンディングなのかを詳しく見ていきましょう。
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CROWD CREDIT(クラウドクレジット)の特徴
「CROWD CREDIT(クラウドクレジット)」は2018年1月に「ガイアの夜明け」で紹介されたこともある注目のソーシャルレンディング業者です。
ここからは、そんなクラウドクレジットの特徴を紹介していきます。
(クラウドクレジットの代表取締役である杉山智行氏の経歴はこちら)
海外に融資する珍しい形態
ソーシャルレンディングでは、各業者、投資する対象が様々です。
例えば、「オーナーズブック」は不動産を投資対象としています。
「クラウドバンク」は太陽光発電などの再生可能エネルギーを投資対象としていました。
その中で、「クラウドクレジット」は「世界各国」の様々な海外事業に投資します。
「新興国へ社会貢献できるファンドを用意するソーシャルレンディング事業者」というのが特徴の一つです。
海外の案件は利回りが高い案件も多いので、後で詳細を説明しますがクラウドクレジットの利回りは高くなっています。
なぜ貸金業の登録がないのか
多くのソーシャルレンディング事業者で、貸金業の登録を行っています。
しかし、クラウドクレジットでは、貸金業の登録がありません。
それは、『海外設立の子会社に貸付→現地企業へ融資』という形になっているからです。
子会社への貸付は貸金業に当てはまらないため、貸金業の登録なしでも事業を行えます。
使いやすいサイト構成で案件詳細がよくわかる
クラウドクレジットは各案件についてスキームや内容の紹介などを丁寧に説明してくれています。
例えば現在募集中の上から2番目、『メキシコ省エネ事業支援ファンド13号』をクリック。
すると、商品紹介ページが用意されており、以下について詳しくみることができます。
■ 商品紹介内容:
- 基本データ:案件の条件、『利回り』『運用期間』『手数料』『リスク』についての説明
- 商品紹介:投資案件の説明と投資先企業の説明(名前は非公開)
- 投資スキーム:出資者の資金の貸付スキームを解説
以下は商品紹介ページですが、この下にずらーっと説明が続いております。
また、クラウドクレジットでは、公式サイトで期待リターンマップを公開しています。
主に次の情報をもとにA~Eまで、総合的に評価しているのが期待リターンマップです。
- 投資対象国の貸金市場動向
- 貸付債権の延滞状況
- 回収見込みなど
投資を成功させたいときに、この期待リターンマップの評価が参考になります。
また、期待リターンマップでは、次のような早期償還や遅延の予想も表記しています。
- 早→運用期間が少し短くなる可能性
- 早早→運用期間が大幅に短くなる可能性
- 遅→運用期間が少し長くなる可能性
- 遅遅→運用期間が大幅に長くなる可能性
2019年10月末時点の期待リターンマップが公開されていますので、投資を検討しているファンドで、どんな評価を受けているのか確認してみてください。
しっかりと説明がなされていることから、誠実な運営をしていることがわかり安心ですね。
それではクラウドクレジットを利用するメリットについて見ていきましょう。
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CROWD CREDIT(クラウドクレジット)のメリット
最大13%の高利回りが期待できる!
クラウドクレジットの最大のメリットは「利回りの高さ」、これに尽きます。
今まで安全性を重視したおすすめのソーシャルレンディングとして紹介した3社の利回りは以下となっています。
- Funds:1.2%-6.0%
- OwnersBook:4.0%-6.0%
- Crowd Bank:6.0%-8.0%
現代では定期預金の利回りが最大0.3%という、ほぼ0%といえる中、上記3社の利回りも十分すぎるほど高いです。
しかし、クラウドクレジットは「6%〜13%」という圧倒的な利回りの高さになっています。
ファンドの利回りが高くなるのは、成長力のある新興国ならではです。
そんな新興国へ分散投資できるのは、利回りを期待する投資家にとって大きな魅力ではないでしょうか。
クラウドクレジットでは、満期償還実績のある東欧金融事業社支援ファンドを用意しています。
ユーロ建で10.0%の利回りが期待できるファンドです。
満期償還実績があり、利回りの高いファンドを探している方におすすめします。
伊藤忠商事を始めとした大手企業からも出資を受けている
クラウドクレジットは大手総合商社の伊藤忠商事をはじめ、第一生命、三菱UFJキャピタルといった大企業からも出資を受け入れています。
伊藤忠商事は総合商社業界でもトップの三菱商事に次ぐ時価総額を誇る総合商社で2015年に約2億円の出資を行っています。
世界とつながる投資プラットフォーム”CROWD CREDIT” (http://crowdcredit.jp/) を運営するクラウドクレジット株式会社(本社・東京千代田区、代表取締役 杉山 智行、以下「クラウドクレジット」)は、伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)を引受先とする第三者割当増資により資金調達を実施いたしましたことをお知らせ致します。
その他にもGCIやMONEX、SONY、SBIと大企業の投資専門子会社によって出資を受けております。
知名度の高い企業から出資を受けているかどうか。
これは、ソーシャルレンディング事業者の信頼性を知りたいときに参考になる点といえるでしょう。
1万円から投資が可能で分散投資に便利
クラウドクレジットも「1万円」から投資することが可能です。
後述しますが、1万円から投資できることがクラウドクレジットの価値を高めています。
1つの案件に大きな金額を突っ込むことは勇気がいりますが、1万円程度の投資であればリスクを抑制させることができます。
案件が非常に多い
案件のリスクが低くて人気なFundsやオーナーズブックは応募後、すぐに満額成立となってしまいます。
しかしクラウドクレジットは案件数がそもそも多いので、常に応募中の案件があります。
しっかりと案件の内容を把握してから投資ができるのはクラウドクレジットのメリットと言えるでしょう。
マイページより年間取引報告書を確認できる
クラウドクレジットでは、初心者の方でも使いやすい「マイページ」を用意しています。
このマイページでは、年間取引報告書の確認が可能です。
年間取引報告書は、確定申告する際に役立ちます。
確認したいときは、メニューの法定書面→年間取引報告書一覧へ進んでください。
【公式サイト】https://crowdcredit.jp/
ここからはクラウドクレジットのデメリットを見ていきます。
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CROWD CREDIT(クラウドクレジット)のデメリット
利回りが高いことで有名なCROWD CREDITですが、高利回りの裏返しとして、デメリットもあります。
為替リスクを負う
まず投資先が海外の事業ということもあり、「為替リスク」を負う案件が多くなっています。
今現在応募中の案件ですが、通貨がUSDやEURといったメジャー通貨だけではなく、インドネシアルピア(IDR)、ロシアンルール(RUB)のような新興国通貨の案件も存在しています。
例えば1USD=100円の時に1万円分投資したらUSDベースでは100USDとなります。
1年後に7%の利子がついて107USDになったとします。
しかし1年後に1USD=90円まで円高が進行した場合、円建ベースでは9630円と元本1万円を割り込みます。
米ドルやEURであれば変動幅は大きくありませんが、新興国通貨は大きく変動しますので危険度が増します。
以下はトルコリラ円の値動きですが、1年間で40%下落することも頻繁にあります。
また、クラウドクレジットでは、為替ヘッジあり・為替ヘッジなしから選べる外貨建てファンドも用意しています。
為替ヘッジあり・為替ヘッジなし、それぞれの特徴の違いは、次のとおりです。
為替ヘッジなし→為替リスクがあるが、利回りは高め
為替ヘッジあり・為替ヘッジなしから、自分の投資スタイルにあったものを選びましょう。
円建ファンドなら当然ではありますが、為替リスクはありません。
元本割れのリスクがある
為替の欄でも触れましたが、クラウドクレジットは為替リスクもあり、さらに貸倒れして元本の一部が返ってこないこともあります。
新興国ファンドは高い利回りが期待できる代わりに、デフォルトのリスクが高いです。
クラウドクレジットでは『貸し倒れや元本割れのリスクを軽減する投資スタイルを推奨します』と公式サイトに掲載しています。
(引用:https://crowdcredit.jp/blog/entry/350/1)
そのため、デフォルトは起きないだろうと安易に考えるのではなく、起きる可能性があることを考えながら投資してください。
以下は各ソーシャルレンディングの元本を失うリスクと利回りの分布図です。
今まで紹介してきたFundsやOwnersBookやCrowd Bankは分配金の延滞や貸倒がなかったので安心度を重視したい方は参考にしてみてください。
■ リスクの低いソシャレン業者:
クラウドクレジットは、現在までに運用開始しているファンドは615案件。
現在まで案件が終了している数は192案件です。
192案件のうち元本割れとなっている案件は22件となっています。
後続で、クラウドクレジットで安全にリターンを求める方法についてお伝えしていきたいと思います。
途中解約は不可
クラウドクレジットのファンドでは、途中解約ができません。
いったん投資すると、終了するまで資金を動かせなくなってしまいます。
いつお金が必要になってもいいように、まずは余裕資金ではじめましょう。
預かり期間がある
クラウドクレジットには、資金に預かり期間があります。
投資する気がない方は強制的に出金となるため、注意が必要です。
詳しくは、「預託金のお預かり期間および強制払い戻しについて」でご確認ください。
(目次に戻る)
クラウドクレジットはUSD建案件で分散投資・通貨分散を心がけよう
それではクラウドクレジットでリスク低く、高いリターンを狙うための方法を紹介していきたいと思います。
分散投資の有効性
クラウドクレジットはリターンが高いものの、元本割れするリスクがあります。
しかし、全体としては5.94%と6%近いリターンを投資家はあげています。
例えば、1万円ずつ10案件に投資を行い以下のリターンになったとします。
リターン | 運用 | |
1ファンド目 | 10% | 11,000 |
2ファンド目 | 7% | 10,700 |
3ファンド目 | 8% | 10,800 |
4ファンド目 | 13% | 11,300 |
5ファンド目 | 10% | 11,000 |
6ファンド目 | 9% | 10,900 |
7ファンド目 | 6% | 10,600 |
8ファンド目 | 7% | 10,700 |
9ファンド目 | 8% | 10,800 |
10ファンド目 | ▲20% | 8,000 |
合計 | 5.80% | 105,800 |
元本割れする率は10%程度なので10ファンドのうち、1ファンドは元本割れすると仮定しています。
10ファンド目で20%の下落があったとしても、10ファンドの平均で合計5.8%となっています。
分散投資をすることで手堅くリターンを得ることが出来るのです。
USD建でリスクをヘッジ
クラウドクレジットは、高リスク商品については自ら申告してくれています。
まずは、高リスク商品については避けておきましょう。
さらに、為替については円建かUSD建の案件がおすすめです。
パキスタンルピーやモンゴルトゥグルグのような新興国通貨は、トリコリラのように年間50%程度下落する可能性もあります。
一方、USDのような先進国通貨は年間動いても10%程度ですので、比較的リスクは低いのと通貨分散という観点でも有効になってきます。
現在、日本政府の債務状況や日銀の金融政策を考えると、近い将来大きな円安を伴ったインフレがいつ起こってもおかしくない状況となっています。
さらにEUは中央銀行が金融緩和からの出口戦略を一旦中止することを宣言しております。
今はEURを持つ時期ではないといえるでしょう。
欧州中央銀行(ECB)は24日に開いた理事会で、主要政策金利を据え置いたほか、金利を少なくとも夏にかけて現在の記録的な低水準にとどめるとのガイダンスを維持した。
ただドラギ総裁はユーロ圏の経済成長に対するリスクは下向きに移行したとの認識を表明。
ECBの金融引き締めが遅延するだけでなく、再び利下げを実施するのではないかとの観測が台頭する可能性がある。
(引用:ロイター通信)
円建の案件は為替ヘッジを行なっているのでヘッジコストが嵩みリターンは6%-7%の案件が殆どとなっています。
6%〜7%であればクラウドバンクやオーナーズブックの方がリスクが低く魅力的となるでしょう。
結論として、クラウドクレジットでは米ドル建の案件で為替分散。
そして、10%程度のリターンが狙える案件に分散投資をするのがよいでしょう。
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クラウドクレジットのはじめ方
クラウドクレジットでの投資は、どうやったらはじめられるのか、気になる方は次をご覧ください。
投資するには口座開設が必要
クラウドクレジットのファンドに投資するには、口座開設が必要です。
口座開設の流れは、次をご覧ください。
- メールアドレスを登録する(IDとパスワードも含む)
- お客様情報を登録する(銀行口座も含む)
- 本人確認(本人限定受取郵便を受け取りし、お客様コードを入力)
審査状況にもよりますが、数営業日で口座開設は完了です。
口座開設完了後は入金し、投資申し込みを行えば、投資家としてスタートできます。
クラウドクレジットに手数料はある?
クラウドクレジットには、口座維持費や購入手数料といった手数料はありません。
ただし、月2回目以降の出金には、700円(税抜)の手数料が発生します。
出金手数料を負担したくないときは、月1回までに抑えましょう。
クラウドクレジットのキャンペーン情報
クラウドクレジットでは、2020年2月4日~2020年3月10日までキャンペーンを実施しています。
このキャンペーンで、合計投資額に応じたPayPayギフトカードがもらえます。(最大10万円分)
クラウドクレジットのファンドへ投資したいという方は、キャンペーンを上手に利用するといいでしょう。
ただし、キャンペーンには期間がありますので、クラウドクレジットの公式サイトで最新情報を確認してください。
セミナーや運用報告会などを開催
クラウドクレジットでは、定期的にセミナーを開催しています。
初心者投資家に役立つセミナーのため、ソーシャルレンディングやファンドについて分からないことが多い方は参加してみてください。
また、運用報告会も開催されるため、ファンドの運用状況を知りたい方にも便利です。
(目次に戻る)
まとめ
ミドルリスクハイリターンのソーシャルレンディングである「CROWD CREDIT(クラウドクレジット)」について紹介してきました。
以下は総括です。
■ クラウドクレジットの特徴:
- 海外の事業に投資
- 案件説明が詳しくてわかりやすい
■ クラウドクレジットのメリット:
- 6%-13%の高利回り
- 伊藤忠商事を始めとした大手が出資している運営の信頼性
- 案件が非常に多い
- 1万円から投資が可能
- マイページより年間取引報告書を確認できる
■ クラウドクレジットのデメリット:
- 為替リスクを負う案件が多い
- 元本割れが10%程度の割合で発生
- 途中解約は不可
■ クラウドクレジットの活用法:
為替リスクの低い米ドル建の10%程度の案件に少額で分散投資を行い、通貨分散を行いながら高リターンを目指す。
円建の案件についてはクラウドバンク、オーナーズブック、ファンズを活用する。
融資先が透明化されているクラウドクレジットは、投資家の口コミでも評判のいいソーシャルレンディング事業者となっています。
魅力的なキャンペーンもあるため、これから投資を検討している方は注目ではないでしょうか。
【公式サイト】https://crowdcredit.jp/
以上、【クラウドクレジット】海外投資で高利回り!でも貸し倒れリスクは?評判の「CROWD CREDIT」の特徴と利用するメリット・デメリットを徹底解説。…の話題でした!