サラリーマンの方は、会社で働いて支給される給与所得の中で生活していく必要があります。
人生には様々なライフイベントが発生し、普段の生活でも様々な出費が発生します。
その中でも、生命保険に加入している人は毎月の負担が非常に大きく感じるのではないでしょうか?
「毎月の保険料の負担が大きいからなんとかしたい・・・。」
「本当にこんなに保険料払う必要あるのだろうか?」
このコンテンツでは、どのように保険に加入すれば、効率よく毎月の保険料を抑えることができるのか解説していきます。
目次
Contents
サラリーマンは「掛け捨て」の保険に加入して保険料を抑える!
サラリーマンが保険料を節約するもっとも有効な手段は「掛け捨て」の保険で保障を準備することです。
なぜならば、掛け捨ての保険であれば、必要最小限のコストで保障を準備することができるからです。
「掛け捨ての保険は貯蓄にならないしもったいないのでは?」
そう感じてしまいそうなのですが、そもそも保険は「自分で準備できない額の資金を準備する手段」であり、お金を払って保障を「買う」ものです。
例えば、家電を使い古したり、服が着れなくなったりしても、お金を返してという人はいないと思います。
同じように保険も、保障が必要な期間だけ、保障を受ける権利を買うものです。
いらなくなったからといって支払ったお金を返して欲しいというのは、そもそも筋違いと言えます。
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掛け捨てにして余ったお金を運用で大きく増やすのが合理的
積立型の保険は、実は非常に低い運用利回りで1%未満の運用利回りしかつかず30年後に支払額の1.2倍にしかなりません。
インフレとはお金の価値が減少することです。
30年後お金の価値が半減していれば、1.2倍にしかなっていなかったら逆にマイナスということになります。
掛け捨て型の保険をかけて余った資金を、長期投資に適したインデックス型の投資信託で積立投資を行うことで大きな資産を形成することができます。
30歳時点から月間3万円ずつ年間36万円を積立ることができ、年率7%で運用することが出来れば定年退職時に3700万円を受け取ることが出来ます。
編集部が厳選した長期投資におすすめの投資信託(ファンド)については以下で紹介しておりますので参考にして見てください。
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サラリーマンが加入すべきなおすすめの生命保険(死亡保障・収入保障保険)
実際にサラリーマンが加入すべき保険は、家族がいる場合は「死亡保障」(生命保険)が最優先です。
そして、働けなくなった場合の保障(就業不能保険など)が次に必要です。
意外にも「医療保険」の優先順位はあまり高くありません。
しかし、自分が入院した時の医療の保障は数万円〜数十万円で済むことがほとんどであるため、死亡保険の方が必要性が高いといえます。
死亡保障の中でも、収入保障保険が保険料の払いすぎを回避でき、節約の観点から最もおすすめできる保険の一つとなっています。
収入保障保険で死亡保険の保険料の払いすぎを回避する!
国の制度として、自分が亡くなった場合は、残された家族に「遺族年金」というものが給付されます。
しかしその給付額はとても十分とは言えず、ご家族がいる方は「死亡保険」でしっかり保障を準備する必要があります。
このとき「解約した時に損しないから」という理由で「終身保険」を選ぶ方がおられます。
しかし終身保険は保険料が高額になるためあまり節約には向いていません。
■ 終身保険とは:
「生命保険」の一種で保険期間中に被保険者が「死亡」若しくは「高度障害状態」になった場合に保険金が支払われます。
終身保険は死亡保障が一生涯続くことが特徴で、ここが「定期保険」などとは大きく異なる点です。
そこで「定期保険」「収入保障保険」などの掛け捨ての保険に加入することにより、毎月の負担を減らすことができます。
■ 定期保険とは:
生命保険のうちの一つで、「保障期間」を契約時に定め、契約終了時の返戻金のないものをいいます。
■ 収入保障保険とは:
定期保険の一種で、万一の場合の死亡保険金を、一時金ではなく分割で受け取るタイプの生命保険です。 死亡保険金を年金形式(毎月、毎年などタイプがあり) で受け取る生命保険です。
特に「収入保障保険」は知らない間に保険料を払いすぎていたというリスクを避けることができます。
死亡保険で準備すべき保障額は、家族の人数や子どもの年齢によって調整する必要があります。
保険金が一括で支払われる定期保険だと、状況に応じて保険の見直しをして、契約内容を変更する必要があります。
しかし、収入保障保険だと「満期に設定した年齢の、残りの年数分だけ」保険金が支給されるため、見直しをする必要がありません。
例えば、保険金額が毎月15万円で、満期の年齢が55歳で契約し、亡くなった年齢が35歳だった場合。
毎月15万円の保険金が20年に渡って給付されますが、亡くなった年齢が45歳だと、給付の年数が10年間になります。
保険金額 | 満期年齢 | 死亡年齢 | 毎月15万円の給付 | |
A | 15万円/月 | 55歳 | 35歳 | 20年間 |
B | 15万円/月 | 55歳 | 45歳 | 10年間 |
このように収入保障保険は、自動的に保険金額を調整してくれるため、知らない間に保険料を払いすぎていたというリスクを減らすことができます。
医療保険は最低限のものに加入する
医療保険はあまり加入しすぎる必要はなく、入院日額は5,000円〜10,000円程度あれば十分です。
理由は、日本人であれば全員「健康保険証」を持っているため、実際にかかった医療費の3割の負担で済みます。
さらに1ヶ月の医療費の上限が8万円〜10万円(所得による)で済む高額療養費という制度もあるため、実は全員既に優れた医療保険に加入しているのです。
医療保険はそこまで必要性が高いものではありませんし、加入のしすぎには注意しましょう。
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生命保険は節税による節約も可能
基本的に、サラリーマンであれば節税ができる機会は生命保険かふるさと納税、iDeCoなど限りがあり、節税できるものは積極的に節税していきましょう。
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まとめ
保険に加入する際は、まず国の公的な制度である「遺族年金」「傷病手当金」「健康保険」などを知ることからはじめましょう。
そして、自分にとって必要な保険を選択して、掛け捨ての保険で保障を準備することにより、保険料を最低限にすることができます。
掛け捨ては解約しても何も返ってこないからもったいないと思うのではなく、毎月の負担を抑えることができる有効な手段であるという認識を持つことが何より大事です。
以上、【保険節約】サラリーマンは生命保険に上手に加入して「節約」しよう。損しないおすすめの保険はどれ?…でした!