株式投資には様々な銘柄選択方法があります。
株取引というと、このように企業分析に関する専門知識がないと利益を上げるのは難しいと思われがちです。
しかし、実際はそうとも限らず、企業分析が全く出来なくても株の世界で生き残っている人達がいます。
彼らはテクニカル分析という、企業分析とはまた違った株価の予想方法を用いて生き抜いています。
では、テクニカル分析とは一体どのようなものなのでしょうか?
テクニカル分析とは、株価や出来高のチャートなどを使って将来の株価を予想する方法。
企業分析などをあまりすることなくチャートで株価を予想していきます。
今回のコンテンツでは、そんなテクニカル分析の手法とチャートの「ローソク」の読み方などを紹介しています。
目次
Contents
- 1 そもそもテクニカル分析とは?
- 2 チャートの基礎
- 3 超基本!相場の流れをよむための『トレンドライン』
- 4 チャート分析の基本中の基本!ローソク足の見方
- 5 酒田五法とは
- 6 移動平均線(Moving Average)とは
- 7 移動平均線乖離率とは?
- 8 VWAPとは?
- 9 MACDとは?
- 10 『一目均衡表』と『雲』の見方
- 11 ストキャスティクスの使い方
- 12 チャートの流れを変える出来高の見方
- 13 エリオット波動:フィボナッチと組み合わせて売買ポイントを見極めよう
- 14 N波動とは?
- 15 カップウィズハンドル(=Cup with handle)とは?
- 16 フィボナッチとは?
- 17 〜コラム〜利益確定のタイミング
- 18 レンジ相場とは?
- 19 ボリンジャーバンドとは
- 20 RSIとは?
- 21 順張り・逆張りとは
- 22 押し目買いとは?
- 23 点灯すると暴落の予兆とされるヒンデンブルグオーメンとは?
- 24 年初来安値と年初来高値を活用した投資法とは?
- 25 保有銘柄の買い増し、平均購入単価を下げる「ナンピン」
- 26 まとめ
そもそもテクニカル分析とは?
投資の判断基準に使われる、テクニカルとファンダメンタル。
両者ともに投資の判断基準に使われるツールですが具体的にはどのような違いがあるのでしょうか?
以下はテクニカル概論と題して、テクニカルを大枠から解説していきたいと思います。
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チャートの基礎
株式系の相場記事を見ると「チャート」という言葉を見かけることが多くなるのではないでしょうか?
本来、グラフや図といったものを「チャート」と呼んでいます。
では相場における「チャート」とはどのようなものなのでしょうか?
今回は「超」がつく投資初心者の方でも分かりやすいように、専門用語をなるべく使わずに、「チャート」について解説していきたいと思います。
本当に簡単に読めますので、「テクニカル・アレルギーなの…」といった方も記事にチャレンジしてみてください。
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超基本!相場の流れをよむための『トレンドライン』
まずは超基本的なテクニカル分析であるトレンドラインの引き方についてです。
トレンドラインを引いて相場の流れを読むことが可能となります。
以下コンテンツではトレンドラインで現在の相場の状況と今後の株価の行方を予想する方法についてお伝えしています。
実際のツールを使ってトレンドラインを誰でも簡単に引く方法についてもお伝えしていますので参考にしてみてください!
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チャート分析の基本中の基本!ローソク足の見方
上記のテクニカル分析で活躍する「チャート」。
株式投資を行なっていると以下のようなチャート画面を頻繁にみかけられるのではないでしょうか。
一つ一つの線は『ローソク足』と呼ばれています。
ローソク足は実は遡ること250年前の江戸時代に日本で開発された手法で、酒田五法で有名な「本間宗久氏」によって開発されました。
コンテンツ内では、以下のラインナップで日本人に馴染みの深いローソク足の基本と見方、ローソク足の種類についてお伝えしています。
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酒田五法とは
「チャート分析」といえば移動平均線やボリンジャーバンドなどのテクニカル指標が有名です。
しかし数ある分析手法の中で、「ロウソク足」を分析する方法があります。
このロウソク足を分析する方法に「酒田五法」という5つの手法があります。
これは上昇、下落のタイミングを見極めるものとして使われます。
細かく見れば非常に多くのものがあります。
コンテンツ内では、以下の5つについて実際のチャートを用いて説明しています。
■ 酒田五法:
- 三山(さんざん)
- 三川(さんせん)
- 三空(さんくう)
- 三兵(さんぺい)
- 三法(さんぽう)
尚、三山の中で天井を見極める三尊天井と下値で発生する逆三尊については否定も含めて以下記事で詳しく説明しています。
相場での利用頻度も高いので是非参考にしてみてください!
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移動平均線(Moving Average)とは
移動平均線はチャート分析の基本をなすテクニカルチャートです。
過去期間の値動きから計算され、移動平均線の流れを見るだけでチャートの方向感を掴むことができます。
一言に移動平均線といっても測定する期間毎に様々な種類があります。
主に使用するMA | MAの単位 | 期間 | |
日足 | 5MA 25MA 75MA | 日 | 5日間~およそ3ヵ月 |
週足 | 13MA 26MA 52MA | 週 | およそ3ヵ月~半年 |
月足 | 6MA 12MA 24MA | 月 | 半年~2年 |
以下コンテンツでは移動平均線の基礎について説明した後に、株式投資初心者でも簡単に活用できる移動平均線を用いた投資法についてもお伝えしています。
また移動平均線に着目をしてトレードを行う『グランビルの法則』という伝統的な投資手法も存在しています。
簡単なテクニカルトレードを知りたいという方は以下もご覧いただければと思います。
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移動平均線乖離率とは?
移動平均乖離率は移動平均線から現状の株価がどれ程乖離(離れている)しているのかを示す指標です。
移動平均線乖離率をみることで相場の買われすぎや売られすぎを判断するための指標ということができます。
移動平均乖離率は逆張り向きのオシレーター系のテクニカルとなっています。
現代の伝説の相場師BNF氏も愛用している移動平均乖離率を用いた投資法について以下コンテンツでお伝えしています。
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VWAPとは?
VWAPはデイトレードで使用されるテクニカル指標です。
◼︎ VWAP計算式:
VWAP=1日の総売買代金 / 1日の総出来高(※)
(※)1日の総売買代金=約定価格×約定数量
VWAPを突き抜けると方向感がでたり、VWAPで跳ね返されたりする傾向にあるため初心者でも使いやすい指標です。
以下ではVWAPの算出方法から、使用方法、証券会社での見方について網羅的にお伝えしています。
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MACDとは?
『買われすぎ』と『売られすぎ』の判断基準となるオシレーター系の指標であるMACD。
名前は難しいのですが非常に簡単に使うことができます。
しかし、使用方法を間違えると反対に大きな損失を被ってしまう指標でもあるのです。
以下コンテンツではMACDを活用して株式投資での勝率を格段に上昇させる方法についてお伝えしています。
初心者の方でも簡単に活用できる手法になりますので参考にしてみてください!
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『一目均衡表』と『雲』の見方
一目均衡表は日本の一目山人氏によって開発されたローソク足と並ぶ国産のテクニカル指標です。
以下の5つの線で表現されています。
- 基準線
- 転換線
- 先行スパン1
- 先行スパン2
- 遅行スパン
以下のコンテンツは一目均衡表における『雲』とは何なのか?
『雲』と各線をどのように利用すればよいのか?
具体的な例を用いながら初心者の方にもわかりやすく解説しています!
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ストキャスティクスの使い方
ストキャスティクスはデイトレーダーに愛用されている指標です。
売買サインが頻繁に点灯するのですがフェイクも多くなっています。
以下のコンテンツではストキャスティクスの精度を高めて有効に活用する方法についてお伝えしています。
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チャートの流れを変える出来高の見方
出来高は株式の取引高のことです。
相場を動かす大きなニュースが起きたり、機関投資家が大量購入や売却をすることで出来高が増加します。
出来高の急増は株価の流れを変える起点となる場合も多く相場の流れを読む肝となっています。
■ 出来高を急増させる要因:
- 決算発表時点
- 決算予想の上方修正
- 決算予想の下方修正
- 大きなニュースの発生
以下コンテンツでは出来高の重要性を実際の例を交えて説明しておりますのでご覧いただければと思います。
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エリオット波動:フィボナッチと組み合わせて売買ポイントを見極めよう
エリオット波動は相場が上昇する時に形成されるチャートパターンです。
エリオット波動は第3波動で投資を行うことによって大きなリターンを獲得することが可能となります。
以下コンテンツでは第3波動の高値をある程度予想するフィボナッチを用いた方法を含め、
エリオット波動を使うメリットから注意点を含めて解説しています。
初心者でも勝てるようになる手法でもありますので参考にしてみてください!
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N波動とは?
N波動はエリオット波動を形成する中で発生する波動です。
N波動を理解することで相場の利確ポイントを推定することができます。
以下ではN波動の他に発生する波動。
N波動による上値の計算方法について例を用いてわかりやすく解説しています。
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カップウィズハンドル(=Cup with handle)とは?
カップウィズハンドル(=Cup with handle)は伝説の成長株投資家であるオニールが提唱している大幅上昇が見込みやすいチャートパターンです。
上記のように取っ手のあるコーヒーカップのような形状をしています。
確かにしっかりと条件が整えば大きな上昇が見込めるのですが、ダマシも多く存在しているので確りと見極めないといけません。
以下のコンテンツではカップウィズハンドルの特徴とダマシの見極め方についてお伝えしていますので参考にしていただければと思います。
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フィボナッチとは?
フィボナッチは相場の押し目と高値の計算に使う指標です。
人間の心理的に気になる黄金比を元に算出します。
株を購入するタイミングと、損切りや利確するポイントとして有効となりますので以下もご覧ください。
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〜コラム〜利益確定のタイミング
投資で最も難しいのは利益確定のタイミングと言われています。
以下コンテンツではテクニカル分析を用いて利益確定をどのように設定するのか?
という投資家の悩みについて投資期間別にお伝えしています。
- デイトレード
- 短期トレード
- 中期トレード
- 長期トレード
上記の各パターンでお伝えしていますので参考にしていただければと思います。
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レンジ相場とは?
株式取引やFXを行っていると、相場の価格が上下を繰り返して、中々大きな変化を見せない場面がでてきます。
このような相場を「レンジ相場」と呼びます。
一見すると、レンジ相場は味気ない価格の動きを指しているように見えます。
しかし、実はこのレンジ相場の特徴を知ることで、株やFXで利益を出すことが可能になります。
コンテンツ内では、このレンジ相場について、特徴や利用方法を解説しています。
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ボリンジャーバンドとは
ボリンジャーバンドとは購入タイミングや売却タイミング、空売りのタイミングを掴むことができる指標です。
ボリンジャーバンドは移動平均線を中心として株価が変動する確率毎のバンドをチャート上に記載したものです。
ボリンジャーバンドを活用することで、売買ポイントの目安を把握することができます。
以下コンテンツでは一般的な使用方法から、編集部独自のおすすめの使い方まで初心者の方にもわかりやすく説明しています。
■ 初級版:
■ 中級版:
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RSIとは?
金融商品をテクニカル分析するのに便利な指標が「RSI」です。
アメリカの証券アナリストJ.W.ワイルダーが考察した指標であり「RSI」は”Relative Strength Index”(相対力指数)の略称です。
指標は0から100の数値で表されて、基本的に70%以上であれば「買われ過ぎている」と推測できます。
反対にRSIが30%以下であれば、その金融商品が「売られ過ぎている」と判断できるのです。
以下コンテンツではダオバージェンスを活用したRSI投資法についてわかりやすく説明しています。
相場の転換点をいち早く察知するのに非常に有効な指標です。
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順張り・逆張りとは
「順張り」は金融商品に対する買いが多くて価格が上昇している時に購入して、価格が下落している時に売る投資手法です。
トレンドに合わせて売買するため順張りと呼ばれています。
「逆張り」では金融商品に対する売りが多くて価格が下落した時に買い、価格が上昇した時に売る投資手法です。
マーケットの動きに合わせるのではなく、自分の判断で売買するのが逆張りの特徴。
コンテンツ内では、さらに詳しく解説していますので参考にしてください。
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押し目買いとは?
みなさんは「押し目買い」という言葉をご存知でしょうか?
株式投資の手法は大きく分けて「順張り」と「逆張り」の2通りがあります。
「押し目買い」は「逆張り」の手法の1つです。
簡単にいうと、「株価が一時的に下落したタイミングで買いを入れる」という手法となります。
株式市場だけではなく、債券相場や為替相場などでも使われる用語なので、ぜひ知識を身に着けていきましょう。
以下のコンテンツをご参照ください。
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点灯すると暴落の予兆とされるヒンデンブルグオーメンとは?
ヒンデンブルグオーメンは点灯すると高い確率で相場が下落することで知られるシグナルです。
実際、過去の点灯局面では高い確率で点灯後相場が下落しています。
【コンテンツでお伝えしている内容】
- ヒンデンブルグオーメンとは?どのような指標なのか?
- ヒンデンブルグオーメンの点灯する条件とは?
- 過去ヒンデンブルグオーメン点灯時にどのような動きをしたのか?
- 最新のヒンデンブルグオーメンの点灯状況はどのように確認すればよいか?
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年初来安値と年初来高値を活用した投資法とは?
年初来高値や年初来安値を更新する銘柄は勢いがついてトレンドが出ています。
年初来高値や年初来安値を更新した場合に、どのようなトレードを行うべきなのかを纏めています。
トレンドが出ているからこそ、当記事で紹介している他のテクニカル指標と組み合わせながら着実にチャートの流れを予想し利益を積み重ねていきましょう!
トレンド | 活用方法 | メリット | デメリット | |
年初来高値 | 上向き | 短期売買 | 売買方法がわかりやすい 短期で大きな幅値を獲得できる | 天井に注意(高値つかみに注意) |
年初来安値 | 下向き | デイトレード (空売り) | 成功率の高いデイトレードが可能 | 流動性が低い銘柄の場合、急騰に巻き込まれる 底打ちやテクニカル・リバウンドに注意 |
中長期投資 |
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保有銘柄の買い増し、平均購入単価を下げる「ナンピン」
『○○株下がり続けてるけどナンピンしているよ』
よく株式投資を実行されている方からこのような話が聞こえてきませんか?
「ナンピン買い」というのは株価が下がっている企業の銘柄を買い増していく行為のことを指します。
ナンピンは漢字で表すと「難平」(由来は後続コラムにて)とされ、意味としては保有銘柄の株価下落時の「買い増し」です。
コンテンツ内では詳しく、ナンピンについてその概要とそのメリット・デメリットを併せて解説していますので参考にしてみてください。
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まとめ
以上、【テクニカル分析】チャートだけで億万長者に?ファンダメンタルズの対極にある分析手法の基本知識を紹介。…でした。