「松井証券」は大正7年から創業している老舗「ネット証券会社」です。
ネット証券業界No.1の楽天証券やには全体的にメリットは劣りますが、今回のコンテンツでは、そんな松井証券の魅力・おすすめできるポイントについてお伝えします。
尚、株初心者の方は、まずは楽天証券を開設した後に、他証券口座を開設するようにしましょう。
楽天証券口座を持つメリットは次元が異なります。
Contents
松井証券のおすすめポイント
それでは、松井証券のおすすめポイントについてお伝えしていきたいと思います。
■ 松井証券の魅力:
10万円以下の少額の手数料が無料
松井証券は「現物取引」(ETF・ETN・REITを含む)と「信用取引」の1日の約定代金の「合計」について手数料がかかるボックスレート方式です。
松井証券の特徴としては少額の1日10万円以下の取引については無料。
さらに、30万円までの取引についても信用口座を開設してから6ヶ月間にわたり無料となっています。
少額取引を行うのにメリットがある証券会社であるということがわかります。
1日の約定代金合計 | 手数料(税抜) |
10万円まで | 0円 |
30万円まで | 300円/0円(※) |
50万円まで | 500円 |
100万円まで | 1,000円 |
200万円まで | 2,000円 |
100増える毎に1,000円加算 | |
1億円超 | 100,000円(上限) |
(引用:松井証券)
デイトレードに向いた手数料形態を完備
一日の間に取引を行い、取引を閉じるデイトレーダーの方は基本的には信用取引口座を開設します。
信用取引は自己資金よりも大きい約3.3倍の金額の取引を行うことができたり、売りから相場に入る『空売り』ができるようになります。
一言に信用取引といっても『制度信用取引』と『一般信用取引』が大分類としてわかれております。
『一般信用取引』の中でも返済期限に応じて三つに分かれます。
無期限信用取引:通常の一般信用取引
短期信用取引:一部の証券会社で行われている二週間以内の信用取引
日計り:デイトレ用に提供
日計り信用取引は『買→売』『売→買』という取引開始〜取引終了までを、
株式市場が開場する朝9時〜閉場する午後3時までの間に取引を閉じる形態です。
これはまさに、デイトレーダーの方に向けた信用取引の種類です。
松井証券は『日計り信用取引』の手数料を、約定代金にかかわらず「無料」というデイトレーダーに嬉しい手数料形態を打ち出しております。
松井証券の一日信用取引の手数料・金利/貸株料 | ||
手数料(デイトレード時) | 約定代金にかかわらず0円 | |
金利/貸株料(デイトレード時) | 1注文あたりの建約定代金合計300万円以上 | 年利0% |
1注文あたりの建約定代金合計300万円未満 | 年利2.0% |
(引用:松井証券)
金利・貸株料は1注文あたりの建約定代金合計が300万円以上であれば無料ですが、300万円未満の場合は年利2%かかってしまします。
しかし、2%といっても当日中に取引を閉じます。
従い、たとえ300万円上限一般の取引を行ったとしても発生する金利・貸株料は、以下の通り非常に小さい金額となります。
[最大金利・貸株料 = 300万円 × 年利2.0% × (1日 / 365日) = 164円]
現物取引や通常の信用取引では、300万円の取引をする場合3,000円の手数料が発生します。
そのことを考えると、非常に微々たる費用でデイトレを行うことができますね。
日計り信用取引についてはSBI証券や楽天証券も取引手数料無料で提供しております。
無期限信用取引の空売り可能銘柄が最多で優待『つなぎ売り』に便利
優待『つなぎ売り』というのは優待の権利だけを獲得するための取引手法です。
優待銘柄は優待の権利が確定した翌日の権利落ち日に、優待目当ての投資家が株を売却することが特徴です。
つまり、権利落ち日に株価が大幅に下落するという傾向があります。
つなぎ売りは、優待の権利確定日に優待株を現物で購入すると同時に空売りを行い、
権利落ち日に空売りした分を現渡決済することで優待権利落ちのリスクを回避する手法です。
優待『つなぎ売り』を行うためには空売りできる銘柄数が重要です。
松井証券は空売りできる銘柄がSBI証券や楽天証券を超え、最多の水準となっております。
短期 | 無期限 | |
SBI証券 | 565 | 121 |
楽天証券 | 16 | 806 |
松井証券 | 898 |
簡単手軽な独自のロボアドバイザー『投信工房』
「投信工房」は簡単に8つの質問に答えるだけでAIが個々人に適した運用ポートフォリオを提案してくれます。
運用に組み込まれている商品はいずれも低コストで高品質のインデックスファンドです。
IPOは平等抽選が提供されている
IPOは新規公開銘柄に対して事前に募集がなされる公募価格で購入を申し込み、上場後の初値で売却して利益獲得を狙う投資手法です。
抽選が当たれば9割近い確率で大きな利益を獲得することができる、初心者にもおすすめな投資手法です。
IPOは主幹事と呼ばれるIPOする企業と共にIPO実施を取り仕切る企業が8割〜9割の株を保有しその他の株を引受幹事に配ります。
圧倒的に主幹事の会社が当選しやすく、さらに取扱銘柄が多い証券会社がIPOで有利となっています。
しかし、松井証券は主幹事の実績はなく引受幹事数も決して多いとはいえません。
松井証券 IPO数 | 全体IPO数 | |
2012年 | 11 | 46 |
2013年 | 2 | 54 |
2014年 | 5 | 77 |
2015年 | 16 | 92 |
2016年 | 11 | 83 |
2017年 | 14 | 90 |
2018年 | 9 | 90 |
しかし、SBI証券のような主幹事数も取扱銘柄数の多い証券会社でも、
申し込み数が多い投資家の当選確率が高まるという方式で抽選がなされております。
少額の個人投資家が当選する可能性が決して高いとはいえません。
(その代わりSBIチャレンジポイントという制度も用意されていますのでIPOはSBIに軍配が上がります)
一方松井証券は 全体の70%までは大口投資家も少額の投資家も1人1票制を敷いております。
少額の投資家の方でも十分に当選する機会が与えれれている点が魅力な点です。
IPO投資は複数の証券会社から申し込むことによって当選確率を高めることができます。
機会損失を被らないようにお目当てのIPOについては複数の証券会社から申し込むのがおすすめです。
トレードツール『ネットストック・ハイスピード』が無料で提供
松井証券はPC版の便利な『ネットストックハイスピード』をなんと条件無しで無料で提供しております。
(引用:松井証券ネットストック)
ネットストックハイスピードを利用することでプロとほぼ同様の環境での取引が可能となりますので、
特にデイトレーダーの方にとっては嬉しい特典です。
ネットストックハイスピードを利用することで、以下のようなプロ顔負けのツールを破格の無力で使用できるのは大盤振る舞いともいえるでしょう。
- 最短1クリックで発注できる『スピード注文』
- 約定や保有銘柄の状況が一覧でわかる『各種照会画面』
- 株価ボード、チャート、気配、注文発注が一体となった『株式Trading Center』
- 様々なテクニカル分析が利用できる『チャート画面』
- 複数銘柄も一覧でチャート管理できる『マルチチャートボード』
■ 松井証券の魅力のおさらい:
(画面付き)松井証券の口座開設方法〜最短4日で取引開始〜
これまで松井証券の魅力についてお伝えしてきました。
ここからは、実際にどのように開設するのかという点についてお伝えしていきたいと思います。
まずは以下の松井証券の公式ページをクリックして開きましょう。
クリックした後のページの『新規口座開設はこちら』をクリックしてください。
すると次に個人口座開設のページにいくのですが、オンラインで申し込むことによって最短4日で取引を開始することができます。
『オンラインで申し込む』をクリック。
次のページでは個人情報の入力を行なっていきます。
入力内容は名前、住所、生年月日、連絡先などです。
全て入力し終わった後に『次の画面に進み(STEP3)』を押して下さい。
ちなみに住所の番地を入力する際に例えば『○○町1-2 -3』という表記ではなく、
全て全角で『○○町1丁目2番3号』という記載をしないとエラーとなりますので注意して下さい。
次のページでは職業・勤務先の入力を行います。
『次の画面に進み(STEP4)』を押して入金先銀行の選択や特定銀行口座ご利用の申し込みを選択します。
特定口座は初めての方には馴染みがないかもしれませんが、一番上の『源泉徴収ありで開設する』を選択するのが一般的です。
源泉徴収ありで開設するを選択することで面倒くさい、確定申告を行うことなく自動で証券会社が税金を徴収してくれます。
選択後したにスクロールすることで、あなたの「投資経験」について入力する項目が設けられています。
たとえ投資経験が少なかったり金融資産が少なかったとしても通常の証券口座を開設するのは支障がありません。
正直に答えればOKです。
最後に『次の画面に進み(STEP5)』を押し今までの入力内容を確認し、『次の画面に進み(STEP6)』に進みます。
そして、ご自身の免許やマイナンバー等の身分証明書をアップロードすることによって申し込みが完了となります。
まとめ
老舗ながらも新しいことを果敢に行うフロンティアとして名を馳せている松井証券には、以下のようなメリットがあります。
■ 松井証券の魅力のおさらい:
他ネット証券会社についても解説していますので、楽天証券を開設後に検討する際に活用してください。
ジャンルごとのランキングも用意しております。
[総合・おすすめネット証券ランキング]
[手数料比較]
[投資信託向け]
[IPO投資向け]
[信用取引向け]
[つみたてNISA向け]
以上、【完全版・松井証券口座開設マニュアル】ネット証券の老舗・先駆者!全てのおすすめポイントと口座開設方法を画面付きで解説。…でした。