誰もが小学校、中学校、高校、人によっては大学と12年〜16年もの間、勉学に励みます。
しかし、日本人の中には、なかなか株式投資を含めた「資産運用」の勉強に時間を費やしている方は少ないのではないでしょうか?
自分で稼いだ大切なお金を投じるのであるからこそ、当然しっかり勉強した上で株式投資を行う必要があります。
基本的なことならインターネットで検索すれば出てくるかもしれません。
しかし、それだけで株で利益をあげようと思うと心もとないですよね。
できることならば詳しく丁寧に解説と、すぐに株式投資に生かせる知識が欲しいと思うのではないでしょうか。
目次
株の勉強を意味のあるものにするためには?
「株取引のための勉強など意味がない」という人も、中にはいます。
たしかに、実際の株取引の手腕は、知識を勉強するだけでは得られないかもしれません。
しかし、意味のある勉強の仕方をすれば、必ず役に立つものです。
投資する上で大事な3つの要素というものがあります。
- 投資の目的を明確にする
- 投資のための手法を学ぶ
- 常勝することを習慣化する
最初にすべきことは、投資の目的を明確化することです。
目的が定まれば、何を勉強すべきか、どのような取引スタイルを取るべきかが明確になります。
次に、投資の手法について学びます。
投資におけるデータ解析手法である「テクニカル分析手法」を学ぶのもよいでしょう。
「移動平均線」や「ボリンジャーバンド」などの考え方を、投資の目的に合わせて学びます。
ただ、株取引の知識や手法などの基礎知識はもちろん大事です。
しかし、最も重要なのは過去の実績から再現性のあるパターンを学ぶことです。
株取引のPDCAを回すことで再現性を身につければそれは経験となり、株取引での常勝パターンが次第に見えてくるでしょう。
「投資と投機は何が違うのか?」とよく言われますが、「リスク」の低い投資を行うためには勉強が必要です。
「投資」は将来の成長が期待できそうな企業に資産を投下することで、リスクは比較的低く、中長期のスパンで利益を得るものです。
一方、「投機」は株価などの価格推移を見て、値が上がりそうなタイミングで投資して短期的に利益を得るもので高リスクです。
投資を行う場合、長期的なスパンで株価の変動パターンを読み取って取引する必要があります。
そのため、ある程度の市場調査や傾向把握が必要です。
つまり、勉強が必要ということです。
一方、投機は突発的な変動に食らいついていくものです。
あまりじっくりと勉強するようなものではないでしょう。
リスクを低くしていくためには、投機ではなく投資を目的として勉強していく必要があると言えます。
とは言っても、いくら勉強を積み重ねたところで、株取引はどうしても感情に左右されてしまうものです。
大きく負けてしまい取り返そうとして、いつもなら買わない銘柄に手を出してしまったなど、感情に任せて取引をした結果、大損したということもよくあります。
そのようなことがないように、感情に左右されない株取引をしていく必要もあるでしょう。
そして、自分だけのスタンスを決めて勉強していくことが重要です。
株取引の成功者の言葉は共通しており、非常に役立ちます。
ここでは、成功者の言葉を学べる勉強方法についてご紹介します。
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株の本の読書
どんな物事に関してもそうですが、株式投資でも本を読むのはとても勉強になります。
特に、名著として名高い書籍はいつの時代でも通用することが中心になっている場合が多いです。
具体的には企業の分析方法や、さまざまなテクニカル分析の手法、投資をする際の考え方などです。
皆さんが書店に入って株式投資の書棚に向かうと、有り余るほどの書籍がずらりと並んでいるかと思います。
そのほとんどは1年以内に発刊されたもので、流行に乗じたものが多く普遍的に通用する知識が詰まっているものは多くありません。
100年前に書かれたものが今もトレーダーやファンドマネージャーのような第一線で活躍するプロが教科書として何度も繰り返して読んでいるものが数多く存在しています。
マネリテ編集部ではあまり多くの本を読むことはせず、名著と呼ばれる本を繰り返し読み、株式投資を反復して感覚を掴んでいくようにしています。
特に当サイト「マネリテ!」でも紹介している以下の三人の書籍は反芻する価値のある内容になっています。
- 投資の神様『ウォーレン・バフェット』
- バフェットの師匠『ベンジャミン・グレアム』
- 伝説のファンドマネージャー『ピーターリンチ』
「思考」を学び、実践は自身で実行していき、PDCA(Plan→Do→Check→Action)を回していくことが投資に限らず物事を学ぶには大事なことです。
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投資ブログ・投資twitter
他にも参考になるのが投資関係のブログやtwitterを見ることです。
中長期取引を中心に行っている人のブログなら、どのように投資銘柄を選択したのか、どのようになったら利益確定をするのか、想定外の事態が起きた時の対処法など取引の詳細な理由まで書かれているブログが多くあります。
「デイトレーダー」のブログならその日の損益や取引銘柄が書かれています。
投資関連のtwitterには「○○を売った」「△△を××株買った」といったような売買情報や、相場に関するニュース速報などが溢れています。
投資家たちが実際にどのように取引をしたのかを参考にしたい場合にチェックしてみてください。
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『お金の学校』という選択肢
インターネットやSNSで得られる知識には限界があります。
本で学ぶにしても内容が難しく躓く方も多いのではないでしょうか。
今まで中学高校時代に数学や理科、社会を学ぶために塾に莫大な金額を投資するのには惜しみがないものの、もっと実用的で大切なお金に関する知識を仕入れるために投資をしている人は少ないと思います。
ここでいう投資というのは自分への投資のことです。
『お金の学校』で体系的に学ぶことで将来少なくとも数千万円。
場合によっては数億円レベルで資産形成額が変わってくるのであれば非常に効率の良い投資と言えますね。
『お金の学校』といえばフィナンシャルアカデミーが老舗として有名です。
一方、2019年より満を辞して創設され初級者はもちろん、「証券アナリスト」を取得している編集部長まで幅広く学ぶことができる「グローバルファイナンシャルスクール」(GFS)です。
GFSはフィナンシャルアカデミーに比べて講義時間数、受講可能年数(驚異の40年間)、情報量・質、価格の安さ全てにおいて優れています。
GFSの雰囲気を体感したいという方は無料の入門口座『お金の達人入門講座』が用意されていますので参加してみてはいかがでしょうか。
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シミュレートサイト、アプリ
実際に株取引をするのはまだ怖いという方にはシミュレーションサイトや「シミュレーションアプリ」を利用してみてください。
多くのサイトやアプリでは20分遅れの情報を利用して売買が出来ます。
ごくまれにランキングに載りたいためにずるをしてしまう人もいるのですが、まじめに利用すればとても良い勉強になります。
特に数週間から数カ月の中長期取引の練習にはうってつけのツールです。
まずはこういったサイトで練習をして、投資はどういったものなのかを学ぶのが良いのではないでしょうか。
また、ツールとして、「楽天証券」のマーケットスピード、「マネックス証券」のトレードステーション、銘柄スカウターなどは無料で証券口座を開設するだけで自由に使えます。
投資をする前にツールで様々な銘柄を分析してみると良いかと思います。
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株式投資の実践
最後は実際に取引をして学ぶ方法です。
シミュレーションサイトなどで利益を上げることができたとしても、実際に投資をしてみると正しい判断が出来ずに大きな損失を出してしまったという人は多くいます。
最初は少額の取引をしてみて、投資に慣れてから徐々に投資額を増やしていく方法をおすすめします。
人は利益を出している時は手堅く利益を守りにいきます。
損失が出ている時の精神状態は理性がなくなり次々に投資をしてしまい、さらに損失を重ねてしまいます。
例えば、大王製紙の前会長・井川氏はカジノで負けが込むほど大金を投下していったことで有名です。
これは同氏が異常なのではなく(保有資産は異常ですが)人間、誰しもが陥る心理なのです。
特に初心者の方は「負けた分を取り返さなければ」という精神状態に陥りやすく、そこは一流の投資家の思考を学び、マニュアル化し、例えば5%の損失が出たら即損切り、2%の利益が出たら利確するといったルール設定が必要です。
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まとめ
株式投資は勉強をしなくても実行できますが、勉強と並行しながら進めていくことをオススメします。
株式投資をまだはじめていない人は、証券口座を開設、株式投資の基礎勉強、銘柄分析をして、まずは少額で投資を実行し、投資を実感していきましょう。
その上で自分自身の投資スタイルを確立していけば良いかと思います。
投資方法にも様々なものがありますので、これまた勉強ですね。
会社員の方におすすめなのは、特に手間もかからずコツコツと資産を形成できるインカムゲイン狙いの投資です。
以上、【株の勉強は意味がないは嘘?】株の本・投資ブログ・シミュレーションサイトやアプリ+実戦で着実に学び資産を形成しよう。…の話題でした。