企業は利益を出して、利益を再投資することで利益を拡大していくことを「至上命題」として株式市場から要求されています。
個別の企業でみると、各企業毎に大きな差が存在してしまいます。
大きく利益が上昇し株価が上昇する企業もあれば、利益が減少し最悪倒産してしまう企業もあります。
しかし、企業全体でみると歴史的に利益を拡大し、株式市場は成長を続けています。
以下は過去200年の米国の代表的指数である「S&P500指数」の値動きです。
世の中には個別株投資ではなく「インデックス投資」に注目する投資家も増えて来ています。
それにつれて、インデックス投資を解説する書籍が多く登場しています。
インデックス投資関連以外にも、優良セミナーやスクール、書籍などをまとめていますので参考にしてみてください。
目次
Contents
インデックス投資は勝者のゲーム 株式市場から確実な利益を得る常識的方法
「インデックス投資は勝者のゲーム 株式市場から確実な利益を得る常識的方法」は、VTIなどETFで有名な「バンガード」の創業者として世界的に有名な故ジョン・C・ボーグル氏の著書です。
日本では2018年に翻訳され、出版されたことで話題になりました。
伝説の投資家としてあまりにも有名なボーグル氏自らが、投資から利益を得るための方法を明かしています。
その手法として取り上げているのがインデックス投資になります。
方法論としては「低いコストで投資し、長く保有し続ける」というシンプルなものです。
ただ、その境地に至るまでの経緯や理論を学べるのはこの本だけです。
本書の初版が出版されたのは2007年であり、ご存知の通りその直後に「リーマン・ショック」が起こりました。
しかし、その局面を経てもボーグル氏の投資は利益を生み続けています。
現在販売されている第10版では、より現代的な内容に情報がアップデートされています。
向こう10年を見据えた投資のバイブルとして活用できる内容に仕上げられました。
運の要素も大きい投機に頼るのではなく。
長期保有という形を取った本物の投資を行いたいと考える方にとって、最良の教科書になる書籍として評価できます。
(目次に戻る)
毎月3万円で3,000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資
老後2,000万円問題は大きな話題になりました。
「毎月3万円で3,000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資」ではそれを上回る3,000万円の老後に向けた貯金を、毎月3万円の積み立てで作り出すことを目的にしています。
その手法として紹介されているのが、アメリカの主要企業と連動するインデックス投資です。
米国株インデックスを選ぶべき理由や運用の仕方についても詳しく紹介されています。
ムリのないお金を投資に回すことを推奨した本となっています。
タイトルのように毎月3万円の積み立てが困難な場合は、月5,000円からでも有益になる投資術を学ぶことが可能です。
なぜ米国のインデックスに注目すべきなのかという理由の紹介をはじめ、
今買うべきおすすめの銘柄も4つ紹介されているので、今すぐ投資をはじめることもできます。
インデックス投資のみならず、より身近な存在であるiDeCoとNISAについても簡単に触れられています。
(目次に戻る)
世界一ラクなお金の増やし方 #インデックス投資はじめました
「世界一ラクなお金の増やし方 #インデックス投資はじめました」は早期段階で仕事をリタイア、インデックス投資を実践しているブロガーのNightWaikerさんによる著書です。
「投資をしたいけど時間もお金も知識もない」という初心者に向けて書かれています。
解説の内容もシンプルであり、非常に丁寧です。
インデックス投資における魅力の一つである、100円から参加できるほど少額投資が可能な仕組みとその生かし方についても、
本書からしっかりと学べるでしょう。
インデックス投資とは何なのかといった情報のほか、つみたてNISAをお得に併用する方法なども詳しく書かれています。
一冊で二度おいしい本としても評価できる内容です。
さらに注目すべきなのは、暴落という局面でも利益に変えるための裏ワザ的手法が紹介されていることです。
相場の流れに左右されない安定した投資を目指す方に向いています。
(目次に戻る)
世界一やさしいインデックス投資信託入門 世界一やさしいシリーズ
「世界一やさしいインデックス投資信託入門 世界一やさしいシリーズ」は、忙しいサラリーマンに向けた書籍です。
見やすさやわかりやすさを重視したデザインと編集となっています。
リラックスしながら、インデックス投資を学ぶことが可能です。
特色としては、20~30代の若年層、40代、そして50代と3段階に分けてシミュレーションを行っています。
ライフステージに合わせた有効な投資法に触れることが可能です。
インデックス投資に重点を置いた内容です。
ただ、株式や債券、国債、そしてiDeCoやNISAに至るまで、数々の投資法を確認できる点も魅力になっています。
投資資金100円からはじめられる「ほったらかし」の運用術にも触れています。
グラフやチャートを多用したカラフルなページから勉強できる貴重な教科書ともいえるでしょう。
シリーズ累計100万部以上を誇る「世界一やさしいシリーズ」のブランドを背負った本となっています。
初心者が信頼して購入できる本としてもおすすめできます。
(目次に戻る)
お金が勝手に増えていく!カンタン!インデックス投資完全ガイド
「お金が勝手に増えていく!カンタン!インデックス投資完全ガイド」は、インデックス投資の「ガイドブック」として位置付けられた書籍です。
ムック形式なので雑誌のように気軽にページを開けるという魅力をもっています。
巻頭部分にはマンガも掲載されています。
著者は伝説の投資ブロガーとして名高い水瀬ケンイチさんです。
彼が15年間という長い年月をかけて培ったノウハウを、本書の中で惜しげもなく公開しています。
水瀬さん本人が監修し、厳選に厳選を重ねた「最強インデックスファンドBEST5」を解説付きで確認できます。
これだけでも、本書を手に取る価値は十分にあるでしょう。
チャプターは入門編、実践編、運用編、極意編、そして出口編に分かれています。
見落としてしまいがちな投資の終わらせ方についても理解できます。
(目次に戻る)
投資の大原則[第2版]人生を豊かにするためのヒント
「ウォール街のランダム・ウォーカー」で知られるバートン・マルキール氏。
また、「敗者のゲーム」で有名なチャールズ・エリス氏がタッグを組んで作り上げた書籍です。
この本では、投資に向けて5つのルールを設定することを提唱しております。
その中の一つとして「インデックスファンドで広範な分散投資を図る」ことを勧めています。
現在販売されている第2版は、リーマン・ショック以降に改定された内容です。
提唱する投資スタイルが異常局面で機能するという解説が加えられました。
インデックス投資を実践する上での手順をはじめ、事例を取り上げながら運用方法が解説されています。
(目次に戻る)
バリュー投資家のための「米国株」データ分析
「バリュー投資家のための「米国株」データ分析」は、低リスクで再現性が高い運用法としてインデックス投資が取り上げられております。
さらに、米国株への長期バリュー投資をするときに優良銘柄を見極めるための方法も記されています。
株そのものが優良銘柄かどうかを知る方法に加え、現在割安なのかそれとも割高なのかを冷静に判断したい方や、
投資のタイミングを見極めたいときに役立つ情報が詰まっています。
細かく利益を重ねる上で避けたいのが二重課税ですが、この制度についても詳しく紹介されております。
節税対策として扱えることもこの本の特徴といえるでしょう。
読者特典として米国株データ分析サンプルファイルと、米国株配当集計Excelシートも付属しています。
本から得た情報をアウトプットして復習に生かすこともできます。
(目次に戻る)
まとめ
決して派手とはいえないインデックス投資。
リスクが少ないことも手伝って注目度が高く、非常に多くの著者が興味深く特徴的な本を出版しています。
インデックス投資を基礎から丁寧に解説している本から、応用方法を紹介した本など個性豊かなラインナップを紹介しました。
自分に合う一冊を探してみてください。
書籍だけでなく、近年では信頼のおける団体(お金の学校など)に所属する現役投資家がセミナーに登壇して、情報を提供する機会が増えてきました。
老後に向けて長期に資産形成をしていく上で、投資・資産運用における本質的な知識は必須です。
まずは、無料で提供されてるセミナーで情報収集しながら、自分の投資に生かしつつ、着実な資産形成を目指していきましょう。
その他にも様々なジャンルの書籍やスクールもまとめておりますので参考にしてみてくださいね。
以上、インデックス投資を学べる本7選!おすすめできるそれぞれの本の特色を一挙公開。…でした。