米国は資本主義の総本山。
過去200年間上下動はありながらも基本的にアメリカの株式市場は拡大し続けています。
このコンテンツでは、米国株を購入するにあたって、おすすめの楽天証券の魅力を説明します。
また、実際に楽天証券でどのようにして、米国株の購入方法についてお伝えしていきたいと思います。
目次
Contents
米国株を楽天証券で購入する魅力
まず、楽天証券で米国株取引を行うメリットについてお伝えしていきたいと思います。
銘柄数が多くて手数料が最低水準
まず取扱数ですがSBI証券、楽天証券、マネックス証券ともに銘柄取り扱い数は多いです。
取り扱い数ではマネックス証券がトップですが、楽天証券も十分な数を取り扱っています。
米国の全上場株式数は約4000銘柄です。
S&P500指数に採用されている500銘柄で時価総額の80%以上をカバーしています。
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | |
取扱銘柄数 | 普通株1,263銘柄 ADR140銘柄 | 普通株1,120銘柄 ADR152銘柄 | 普通株3,067銘柄 ADR72銘柄 |
ETF | 270銘柄 | 286銘柄 | 272銘柄 |
売買手数料 | 約定代金の0.45% 最低$5〜上限$20 | 約定代金の0.45% 最低$5〜上限$20 →楽天証券は最低$0に引き下げに!! | 約定代金の0.45% 最低$5〜上限$20 |
さらに、手数料では楽天証券に強みがあります。
基本的には、手数料は約定代金の0.45%で、最大手数料の上限$20は各社同一水準です。
しかし、SBI証券やマネックス証券の最低手数料が$5であるのに対して、楽天証券の最低手数料は$0.01に引き下げられました。
つまり、手数料が$0.01に達しない$2.22以下の取引に関して手数料は無料ということになりました。
最低手数料がSBI証券やマネックス証券に対して低く、最高上限手数料がわずか$20に抑えられているのも嬉しいですよね。
証券口座開設のみで取引開始が可能
SBI証券やマネックス証券は、証券口座を開設したあとに、証券口座内でさらに外国株取引口座を開設しなければいけません。
しかし、楽天証券では証券口座を開設するだけで、外国株取引も自動的に取引開始ができるようになります。
即座に米国株を取引したい方にとっては、楽天証券は手軽でおすすめの証券口座といえるのです。
ファンダメンタル指標が容易に確認できる
編集部が楽天証券を推薦する最大の理由はファンダメンタル指標(ROE/ROAなど)が容易に確認できることです。
以下は、筆者の保有しているアップルの業績推移と予想です。
過去5年分と当年度の予想までデータとグラフで示されています。
また、『主な指標』タブでは割安性や効率性を表す指標が一覧として示されています。
英語の有価証券報告書から自分で算出するのは非常に骨が折れるものです。
証券会社側で、ここまでまとめてくれているのは非常にありがたいですね。
楽天証券は米国株取引以外にも多くの優位点があるイチオシの証券会社です。
以下のコンテンツも、ぜひ参考にしてみてください。
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楽天証券で米国株を購入する方法
それでは、楽天証券での米国株の購入法をアップル($AAPL)を例にとってお伝えしていきたいと思います。
購入画面までの遷移
まずは楽天証券のトップページにいき『海外株式』→ 『米国株式』→ 『アップル』→ 『検索』をクリックします。
すると以下のアップルの画面に移ります。
現在、上の画面では米国市場がクローズしているので株価は出ておりませんが、『買い』ボタンをクリックすることで購入画面に遷移します。
円貨決済の注意点
まずは外貨を保有していない場合は円貨決済が選択肢となります。
前日の終値が右側の通り「$208.83-84」となっています。
米国株市場がオープンした価格で取引できる成行で注文するのも一つの手です。
しかし、今回はわかりやすく説明するために少し安い「$208.00」で注文を行う場合で考えていきたいと思います。
予想受渡代金(23,767円)を見て、筆者は驚愕しました。
指値が$208ですが、米国株取引手数料0.45%を加味すると「$209」となります。
円貨の予想受渡代金が23,767円から逆算すると、ドル円の為替レートは113.71円となります。
現時点(当記事執筆日)の為替レート108.06円に、25銭の為替手数料を加えた108.31円と比べると、5%割高なレートで表示されてしまっています。
為替レートの乖離について不審に思い楽天証券に問い合わせたところ、以下の回答が返ってきました。
平素より楽天証券をご愛顧いただきまして、誠にありがとうござい
ます。
お問い合わせの件につきまして、ご案内申し上げます。米国株式の買付・売却の注文は、お客様の好みに合わせて、
米ドルでの外貨決済と日本円での円貨決済がお選びいただけます。買付を円貨決済とした場合、為替レートは米国市場約定日の
翌国内営業日午前10時(日本時間)頃の当社為替レート
(25銭の為替スプレッドが含まれます)を適用いたします。為替レート決定までは、注文時の為替レートにスプレッド25銭を
加えたものを仮為替レートとして算出し、その105%を注文代金
として一旦拘束いたします。上記金額に手数料を加味した
金額が購買余力として必要となります。
翌日の午前10時頃のレートが定まるまでは、保守的に為替スプレッド25銭を加えたものに105%を注文代金とすると回答をいただきました。
つまり、先ほどの例では現在のレート108.31円に為替手数料0.25円を加えた108.56円の105%を掛け合わせた金額分を資金拘束としているのです。
実際にレートが確定するのは翌日午前10時のレートに25銭の為替手数料を加えたものとなります。
5%分は発生しないとのことで安心できる回答ですね。
ドル円レートは米国時間の雇用統計等のイベントで大きく動きます。
仮に現在108.31円の為替レートだとしても、翌日の日本時間朝10時までに110円になっていることも考えられるのです。
すると、約定したドル価は変わりませんが、円価ベースでは高くなってしまうリスクを負うことになってしまいます。
このリスクが怖い人は、円貨決済ではなく、外貨決済を選びましょう。
現在の為替レートでFixできる外貨決済
リアルタイムの為替レートでFIXしたい方は外貨決済がおすすめです。
指値で同じく$208を入力すると、予想受渡代金は取引手数料の0.45%を加味した$209として表示されます。
外貨を楽天証券内で保有していれば外貨決済が一番シンプルですね。
米ドルを保有していない場合は『円からドルへの為替取引はこちら』をクリックします。
次の画面で購入するための209ドルを入力して確認ボタンをおします。
すると次の画面で『取引暗証番号』をおして『注文』ボタンを押すことで米ドルを手に入れることができます。
ここでレートを確認すると22,632円を$209で割返すことで108.29円になります。
ちなみに108.29円は実勢レートに為替手数料0.25円が加味されたレートとなります。
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まとめ
楽天証券は業界最低手数料で、1000銘柄以上もの米国株の取引を行うことができます。
ファンダメンタル指標も充実しており、銘柄分析という観点からも非常におすすめのネット証券会社です。
米国株購入手法としては円貨決済と外貨決済があります。
円貨決済は簡単ですが、注文時点から翌日の10時までの為替変動リスクを負うという欠点があります。
現時点の為替レートで約定したい場合は外貨決済を活用しましょう。
今回は楽天証券を通じた具体的な米国株の「注文方法」について学びました。
ここからは、実際に株式投資で利益を獲得するための知識を仕入れるステージへ移行しましょう。
株式投資で高いリターンを獲得するには市場分析、銘柄選定、そして「正しい情報」が必須です。
つまり、どうしても勉強が必要なのですが、独学で株式投資に挑んで、失敗して株式市場を退場してしまう人は後を絶ちません。
これはひとえに学習方法が間違っていたか、市場、銘柄選定などの知識不足です。
現代では、株式投資を効率よく学べる手段がたくさん存在します。
以下のコンテンツでは、株を勉強するにあたっての効率的な進め方について特集していますので、ぜひ参考にしてみてください。
以上、【米国株】手数料引き下げで魅力が増大!楽天証券で有望なアメリカの株の買い方をわかりやすく解説。 …でした。