平均的な収入があれば、確実に且つ簡単に1億円から2億円の資産を構築する方法について別コンテンツでお伝えしました。
億万長者になる簡単で確実な方法は、しっかりと貯蓄をして長期積立投資を行うことで実現可能です。
しかし、短くても20年、長い場合は30年程度の時間を要してしまいます。
このコンテンツでは、即効性の高い3年で億万長者になる方法についてお伝えしていきます。
確実性は当然低くなるのですが手早く1億円以上を築きたいという方は参考にしてくださいね。
目次
Contents
高速でお金を蓄えるためには金融収入が現実的
お金を蓄える手段というのは主に「2つ」存在します。
1つは、普段職場で仕事をして稼いでいる「労働収入」。
もう1つは投資によって得られる「金融収入」です。
お金が蓄えられる構造を式で表す
貯金を増やす構造を、簡単に表すと以下となります。
資本蓄積 = (労働収入 – 生活費等のコスト) + 金融収益
長期間で1億円を蓄えるのであれば、労働収入を高めて節約。
そして、少しずつ金融収益を増やしていく方法が現実的です。
しかし、短期間で1億円以上の資産を形成するとなると、上記の方法で不可能です。
なぜなら、サラリーマンとして得られる給与所得をいくら積み上げても、中々1億円という資産を構築することはできません。
蓄えた資産を長期投資で着実に殖やしたとしても、多大な時間を要してしまいます。
理由としては労働収入はすぐには急激に上昇しないこと。
サラリーマンで1番の問題なのが、そもそも、給与は緩やかにしか上昇しません。
給与所得を主要なエンジンとして短期間で1億円を形成するのは難しいです。
さらに、仮に数千万円の給与所得を得ている外資系金融マンや開業医でも「累進課税」の影響を大きく受けてしまいます。
少し、次の項目で累進課税の影響力を確認しましょう。
累進課税による労働収入の限界
仮に「年収2000万円」という収入を獲得する、超高収入サラリーマンがいたとします。
そんなエリートでさえ、給料の手取りは1200万円程度です。
労働収入の場合、所得税は最高税率は45%となります。
つまり、例えば年収2000万円とすると。
税率40%(2000万円×40%)で税額は800万円。
税額800万円から、控除額の2,796,000円を引くと、所得税は約500万円。
ここから、さらに住民税が年収2000万円の10%の200万円。
健康保険が50万円〜100万円発生します。
手取り金額は、1200万円を少し超える水準に留まります。
家族を養うのに500万円使ったとしても手元には700万円しか残りません。
単純に貯蓄したとすると、1億円を手にするまでに14年〜15年の時間を要してしまうのです。
日本だけに留まらず、世界的に労働収入にかかる累進課税は時間の経過に伴って強まっております。
労働収入を積み上げて、大きな資産を形成するには多大な時間を要してしまうのです。
税率が低い金融収入を最大化して資産1億円を達成するのが現実的
例えば、2億円の資産がある資産家が10%の運用利回りで2000万円の資本収入が出たとします。
資本収入の2000万円に対して、発生する税金は、住民税合算でたったの20.315%の407万円となります。
保険支払いを含めて、手取りは約1500万円です。
しかも、資本収入に対する税率は、どこまでいっても20.315%で固定です。
例えば、投資で5000万円の収益が出ても、手元に約4000万円が残るのです。
労働収入で5000万円だと2500万円程しか残りません。
同じ収入でも労働収入と金融収入では手元に残るお金に大きな差が発生してしまうのです。
労働収入と資本収入の間にある、「ねじれ」を感じてしまいますね。
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プラン①:起業して会社を売却(M&A)する
まず最初に、汎用性が高い手法ではないですが起業をして、事業を育てて会社を売却(他企業による買収をされる)する方法があります。
非常に困難な道ですが、億の資産を構築できる可能性は存分に秘めています。
会社売却は、労働収入と思われがちです。
しかし、結局は自社の株式を売却することになります。
つまり、金融収益としてみることもできるのです。
創業社長は株式会社の株式のほとんどを保有していることと思います。
自分が育てた会社を売却するということは、自社の株式を売却するということと同じとなります。
それはつまり、株式売却にかかる税金となるのです。
株式投資の時と同じ20.315%の税金しか課されません。
年間純利益1000万円程度でも1億円以上で売却できる可能性がある
株式投資を行なっている方であれば「PER」という指標を聞いたことがありませんか?
PERは業界にもよりますが、ざっくりと15倍程度が平均と言われています。
つまりPERが15倍ということは、年間1000万円の純利益が出ていれば1億5000万円の価値があると株式市場で評価されていることを意味します。
会社売却は将来の利益まで見据えて売却額を交渉することができます。
ある程度利益がでており、尚且つ今後成長する可能性を見せれば高い価格で売却することができるのです。
実効税率はだいたい中小企業は35%程度です。
税引前で1500万円程度の利益が出ていれば、純利益が1000万円程度となります。
会社を1.2億円で売却できれば億万長者になれる
投資収益に対して20.315%の税率しか掛からないと上記で説明しました。
これは、自分の会社を売却しても同じです。
株式会社を創業者として立ち上げるということは、自分の会社の株を保有していることに他なりません。
自分の会社を成長させて、会社を1.2億円以上の価格で他の企業、引いては大企業に売却することができれば、約1億円の手元資金が残ります。
しかし、なかなか起業はハードルが高いという方に向けて次の方法を説明していきたいと思います。
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〜コラム①〜宝くじを当てて億万長者になる可能性は天文学的な確率
億万長者になる方法として思い浮かぶのが宝くじという方も多いのではないでしょうか?
しかし、正直宝くじを購入することは全くおすすめできません。
宝くじの期待値は、残念ながら購入額の半分程度となっています。
以下は2019年の「年末ジャンボ宝くじ」の当選金額です。
等級 | 1等 | 当選本数 | 総額 |
1等 | 7億 | 23本 | 161億円 |
1等前後 | 1.5億円 | 46本 | 69億円 |
1等組違い | 10万円 | 4,577本 | 4億5770万円 |
2等 | 1000万円 | 69本 | 6億9000万円 |
3等 | 100万円 | 2,300本 | 23億円 |
4等 | 10万円 | 46,000本 | 46億円 |
5等 | 1万円 | 920,000本 | 92億円 |
6等 | 3,000円 | 4,600,000本 | 138億円 |
7等 | 300円 | 46,000,000本 | 138億円 |
年末ラッキー賞 | 20,000円 | 46,000本 | 9億2000万円 |
合計 | 687億6770万円 |
販売金額は1,380億円です。
つまり還元率は49.82%(=687億5770万円 ÷ 1,380億円)となっています。
一般的にギャンブルと言われているものの還元率は以下です。
宝くじはギャンブルの中でも最低水準であるということができるでしょう。
ギャンブル名 | 還元率 |
オンラインカジノ | 約95% |
パチンコ | 約80% |
競馬 | 約70%-80% |
競輪 | 約70% |
宝くじ | 約50% |
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〜コラム②〜Youtuberは稼げそうなイメージだが難易度が高い
最近小学生のなりたい職業ランキングでも上位にランクインしているYoutuber。
Youtuberとして成功している「ヒカキン」「ラファエル」「はじめ社長」をみると夢を持てますよね。
好きなことでお金を稼ぐのは崇高なことではあります。
しかし、難易度も考えないといけません。
Youtuberでギリギリ食べていくには、チャンネル登録者数が最低でも1万人以上いないと厳しいです。
Youtubeは広告収入で稼げるのですが、報酬を得る最低条件として、登録者数1000人以上、1時間の動画再生時間4000時間以上が必要です。
相場としては1PV(ページビュー)で0.05円〜0.1円です。
ここから最大の0.1円だとしても月間200万PVでも20万円程度の収益にしかなりません。
例えば、筆者もTwitterを使っています。
比較的フォロワーを獲得しやすいTwitterでも、1万フォロワーを獲得するのに必死でした。
さらに難易度の高いYoutubeで1万フォロワーを獲得して、毎日のように動画を上げ続けるのは想像を絶する大変さです。
一部の成功者だけをみて安易にYoutuberとして生きていく道を選択するのも考えものです。
上記はあくまで生きていく上で最低限のレベルです。
億万長者になるという点では極一握りしか成功せず、取るべきではない選択肢といわざるを得ないでしょう。
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プラン②:個別株投資で100万円を3年で1億円を構築し億万長者になろう!
話を本題に戻して、現実的なプランを紹介して生きたいと思います。
投資で早期に1億円を到達したいという方に向けたプランです。
投資先は個別株しかない
「インデックス投資」は各年度の利回りは10%以下と低くなってしまいます。
しかし、個別株の中には1年間で10倍になる「テンバガー」のような銘柄も存在しています。
投資の神様として讃えられているウォーレン・バフェット氏も、最初のうちは銘柄数を絞った個別株投資で大きな資産を形成しました。
「分散投資」が基本的には良いとされています。
しかし早い速度で資産を形成するのであれば、厳選した個別株に集中投資するのが魅力的なのです。
100万円を3年で1億円にするために必要な経路
100万円を1億円にするには、資産を数倍にする投資を何回も継続しないといけません。
- 2倍:7回達成して1億円超え
- 3倍:5回達成して1億円超え
- 4倍:4回達成して1億円超え
- 5倍:3回達成して1億円超え
- 10倍:2回達成して1億円超え
2倍を7回達成するのは難しいですが、10倍を二回であれば十分に可能性のあるレベルです。
10倍になる株なんてほとんどないのでは?
しかし、意外にも10倍以上となる銘柄は世の中に存在しているのです。
億万長者になる確率は無作為に選んでも1%以上
直近10年間で、10倍以上を達成したテンバガーはは164銘柄存在しています。
日本の上場企業は約4000銘柄存在しているので、確率として4%になります。
しかし、時価総額が100億円未満の銘柄に限定するとテンバガー銘柄の発掘確率は急騰します。
時価総額100億円未満の会社は約1350社存在します。
一方、時価総額100億円未満の中で直近10年間でテンバガーを達成した銘柄数は137銘柄に登ります。
つまり1350社の中から銘柄を無作為に選択するだけで、テンバガーを引き当てる確率は約10%です。
二回連続でテンバガー銘柄を引き当てる可能性は「適当に」銘柄を選んでも1%ということになります。
テンバガーを引きあてる確率をあげる方法①:業界を選択する
一言にテンバガーといってもテンバガーが発生しやすい業種と、発生しにくい業種が存在しています。
テンバガーが出やすい業種として以下の三つの業種があります。
- IT・インターネット通信業
- 最新テクノロジー関連業
- 証券・先物取引企業
特にIT・インターネット通信業はテンバガーが発生しやすい銘柄が犇めき合っていますので集中的に狙うのがよいでしょう。
テンバガーを引きあてる確率をあげる方法②:成功者の手法を真似る
何事も成功するためには成功者の手法を真似るというのが近道となります。
日本株で個人投資家でいうと「60万円を7年で3億円にした実践投資法」で有名な堀哲也氏がいます。
堀氏は個人投資家が使えるツールや個人投資家ならではの「銘柄選択術」によって短期間で3億円以上の大きな資産を形成しました。
同氏は今まで人前で教えるということはありませんでした。
しかし、2019年から運営がスタートした「グローバルファイナンシャルスクール」(=GFS)では特別講師を勤めています。
筆者も実際に受講しています。
講義には、堀氏によって本では語られていない内容も盛り込まれており、大変参考になっています。
以下は堀氏の講義部分だけですが、日に日に更新されていっており今後が楽しみなコンテンツとなっています。
GFSは他にも東大名誉教授で筆者も授業を受けたことがあり、ワールドビジネスサテライトに度々出演している伊藤元重氏。
日本生命のチーフエコノミストの永浜利廣氏等々の錚々たる面々が加わっています。
GFSについては別コンテンツで詳しく説明していますのでご覧いただければと思います。
しっかりと勉強しないと、個別株投資はほとんどの資産を失ってしまいかねないので注意が必要ですね。
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まとめ
3年という短い期間で1億円以上の資産を構築するためには
「起業して会社を売却する」
「個別株投資でテンバガーを引き当てる」
この2点が現実的な選択肢となります。
テンバガーを引き当てる確率を引き上げるには、規模と業種を選別した上で成功者の手法を真似る必要があります。
筆者が実際に受講しているGFSや書籍等を活用しながら少しでも成功する確率を引き上げていきましょう。
以上、3年で億万長者?必ず金持ちになる方法とは。一線を画すスピード投資!…でした。