「不労所得を得るために、株式投資して配当金をもらいたい」
このように考えて、配当について調べている人も多いでしょう。
株式投資初心者向けの安定株取引方法として、以下のコンテンツでも紹介している投資手法です。
会社が事業により生み出した利益は、株主に還元されます。
株式銘柄を購入している投資家は「配当金」というリターンを獲得できるのです。
現在東証一部の銘柄では平均して2%程度の配当利回りとなっています。
高配当銘柄と言われる銘柄では5%を超える銘柄も数多く存在しています。
会社によって生み出せる利益の大きさは異なり、企業銘柄によって配当の利回りも異なるのが特徴です。
今回のコンテンツでは、そんな配当金の概要と、おすすめの高配当銘柄まで網羅的に紹介していきます。
目次
Contents
配当とは何か?
会社の株式を購入すると、保有している割合だけ「株主としての権利」を得られます。
「株主としての権利」とは、以下のことを指します。
■ 株主としての権利:
- 株主総会などに出席して意思決定に参加
- 会社が倒産した時に残った資産の分配を受け取る
- 会社に利益を分配させる配当請求権
株主は会社に出資した見返りとして、利益の一部を「配当金」や自社商品が含まれる「株主優待」を受け取れます。
会社の利益を株数に応じて分配するのが一般的な配当です。
株式に投資して受け取れる配当金は、証券会社が参考指標として示す「配当利回り」から計算できます。
このような「配当金」の概要について詳しく以下の内容をコンテンツ内では解説していますので参考にしてみてください。
◆ コンテンツ:
- 配当とは
- 配当金の計算方法(税金含む)
- 平均的な利回り
- 配当利回りが高い銘柄
- 配当金を獲得するには?
- 会社から配当される流れ
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『配当利回り』と『配当性向』
『配当利回り』とよく似た言葉として『配当性向』があります。
配当利回りは投資家側からみた投資のリターンの一側面です。
しかし、配当性向は企業側が純利益のどれだけの割合を配当金として拠出しているのかを表す指標となっています。
企業がどれだけ配当金拠出に積極的かをみることができます。
逆にいうと現在配当利回りが低くても配当性向が低ければ今後配当利回りが高くなる可能性も十分にあるのです。
以下のコンテンツでは
- 配当性向とはどのような指標なのか?
- 配当性向が低いのが合理的な場合とは?
- 配当利回りと配当性向の違い
という観点でお伝えしていますので参考にしていただければと思います。
更に自社株買いも含めて総還元性向という指標もありますので企業の総合的な株主還元性向を知りたい方は活用しましょう!
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「権利付最終日」「権利確定日」「権利落ち日」とは
株式投資で利益を出すためには、「キャピタルゲイン」もしくは「インカムゲイン」を得る必要があります。
前者は株の売買で得られる利益、後者は配当など株を保有することで得られる利益のことです。
このうち、インカムゲインである配当は「権利確定日」というものが設定されています。
以下コンテンツでは、この権利確定のしくみについて、詳細に解説しています。
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配当金の受け取り方法
以下の配当の受け取り方法をそれぞれ紹介します。
基本的に、株式数比例配分方式で受け取ることが通常です。
- 株式数比例配分方式
- 配当金領収証方式
- 登録配当金受領口座方式
「株式数比例配分方式」は、保有している証券口座内に配当金が支払われる配当金受領方式です。
例えばA証券、B証券、C証券でS企業の株を以下の株数ずつ保有していたとします。
- A証券:5,000株
- B証券:3,000株
- C証券:2,000株
1株あたり配当金が10円の場合、以下の通り保有株に応じて各証券口座内に入金されます。
- A証券口座内:50,000円入金
- B証券口座内:30,000円入金
- C証券口座内:20,000円入金
「配当金領収証方式」は従来から実施されている伝統的な配当金の受取方法です。
- 株式を保有している企業から『配当金領収証』が郵送
- 1で得た領収書を郵便局又はゆうちょ銀行に持っていき配当金を受け取る
「登録配当金受領口座方式」は「証券保管振替機構(ほふり)」残高に応じた配当金を投資家が指定した金融機関の口座に入金する方法です。
先ほどと同じく、例えばA証券、B証券、C証券でS企業の株を以下の株数ずつ保有していたとします。
- A証券:5,000株
- B証券:3,000株
- C証券:2,000株
[1株あたり配当金が10円の場合]
(5000株+3000株+2000株)×10円=10万円×配当課税20.315%差引=79,685円
上記が指定した銀行口座などの金融機関口座に入金されます。
上記の(ほふり)の意味含め、3つの配当金の受け取り方をコンテンツ内では詳しく解説しています。
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日本のおすすめ高配当株式銘柄!
優良株でありながら、とにかく高配当な銘柄3選(ソフトバンクG・オリックス・住友商事)について分析を交えて紹介しています。
◆ 優良株でとにかく高配当な銘柄3選:
- ソフトバンク株式会社(9434):6%近い配当利回りを実現する高い配当性向
- オリックス(8591):業績堅調で10年連続増配を実施!
- 住友商事(8053):高配当業界総合商社の中で最高の5%近い配当利回り
配当といえば3月末と9月末のイメージが大きいと思います。
しかし決算期の月は各企業が各々設定しております。
3末や9末以外でも配当金を拠出する企業は存在しています。
以下コンテンツ内では、各月の高配当銘柄について分析しております。
その他高配当銘柄としてトヨタ自動車など有名な企業銘柄も紹介しています。
テーマ株、日経225の分析コンテンツもありますので興味のある方は参考にしてみてください。
また下の項目で説明する25年以上連続で増配している『配当貴族銘柄』は日本には花王しか存在しません。
しかし、日本にも15年以上連続で増配しており業績も期待できる銘柄も存在しています。
以下のコンテンツでは連続増配企業の魅力を説明した上で、日本の代表的な増配銘柄についてお伝えしております。
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米国株配当(連続増配と高配当銘柄)
米国株式市場は世界最大の株式市場です。
以下コンテンツでは1951年からのデータを元に米国高配当戦略の有効性、注意点、活用法を網羅的にまとめています。
この記事を読むだけで貴方の投資戦略が変わる内容となっていますので参考にしていただければと思います。
更に高配当銘柄が高いリターンを出す理論的な根拠についてもまとめていますので理論面に興味のある方はご覧いただければと思います。
配当貴族銘柄
米国株も日本株と同様現時点での平均配当利回りは2%程度となっています。
配当利回りは『配当金 ➗ 現時点の株価』で算出されます。
米国の株価は勢いよく上昇しているため、分母の株価が増加し配当利回り自体は高くなっていません。
しかし、分子の配当金を何十年にも渡って増加し続ける企業が数多く存在しています。
25年以上増配を継続している企業のことを総称して配当貴族企業と呼んでいます。
配当貴族企業は現時点の配当利回りは高くありませんが、過去から投資をしていれば持ち値ベースで高い配当利回りを享受することができます。
例えば現時点で配当金が200円で現在の株価が10,000円の場合は配当利回りは2%となります。
しかし、25年前の株価が500円で配当金が10円の時に投資していた場合はどうなるでしょうか。
25年前も配当利回りは2%ですが、持ち値は500円なので、25年後の現在の配当金200円を考えると実質的な配当利回りは40%にまで上昇しているのです。
例えば63年連続で増配を実施しているP&Gの1999年からの配当金の推移は以下となっています。
2019年時点で配当金は1999年時点の約6倍まで増加しているのです。
以下ではP&Gをはじめとした長期増配企業について紹介していますのでご覧頂ければと思います。
配当王銘柄
配当貴族は25年連続増配を実現している銘柄ですが、上位概念として配当王があります。
配当王は50年以上毎年増配を実現している銘柄のことを指します。
以下のコンテンツでは配当王銘柄と配当王の成績についてお伝えしています。
現時点で高配当銘柄
現時点で高配当となっている代表銘柄としてHSBCがあります。
米国株式市場ではADR(American Deposit Receipt)という仕組みが存在しています。
ADRを用いることでロンドン株式市場に上場しているHSBCに投資を行うことができます。
HSBCといえば、世界的なメガバンクであり、現時点で配当利回り6%という高配当銘柄です。
以下にて詳しく分析していますので参考にしてみて下さい!
高配当ETF
米国ではETFが発達しています。投資信託と異なり通常の株式のように売買できるのが魅力的な点ですね。
米国のETFの中には高配当銘柄に投資するETFが存在しています。
以下のコンテンツでは人気の高配当ETFであるSPYD、HYD、VYMを比較しながらお伝えしています。
二重課税のリスクは把握しておこう
米国株の配当金については一旦米国で10%の源泉税が課税されてから、更に日本側で20.315%の課税となります。
つまり、合計で30%近い税金が課せられることは把握しておく必要があります。
キャピタルゲインについては二重課税にはなりませんが、米国個別株やETFの配当金が対象となります。
以下コンテンツで詳しくお伝えしていますので参考にしてみてください。
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株式投資を勉強して豊かな資産を形成しよう
本日は配当金投資について特集してきました。
しかし、株式投資には配当金だけでなく株価値上がり益という醍醐味があります。
配当金はインカムゲインとよばれ、株価値上がり益はキャピタルゲインと呼ばれています。
インカムゲインにだけ注目し、株価が逆に大きく下がってしまっては合計で損失が発生してしまいます。
配当金を受け取りながら長期的に株価が成長する銘柄に投資をすることが肝要です。
優良株を見つけ、さらに定期的に確認をするためには株式投資に対する見識を得る必要があります。
当然、見識を得るためには勉強して学ばなければいけません。
自分で銘柄を分析をする力を養いたい。
株式投資で大きな資産を将来的に形成していきたい。
という方におすすめなのが私も受講している『グローバルファイナンシャルスクール』(=GFS)です。
GFSでは現役の投資家やテレビにも出演している経済学者といったエキスパートから直接学ぶことができます。
以下にて詳しくまとめていますので参考にしていただけばと思います。
私と共に勉強して株式投資を極めていきましょう!
まとめ
以上、【株の配当金生活に必須の全知識】失敗しないおすすめ高配当・優良銘柄(日本・米国)も一挙に紹介!…の話題でした。