「貯蓄から投資へ」
「NISAの申し込みを!」
テレビを見ていると、このようなワードをよく聞きませんか?
会社員生活を過ごし、30代を迎える頃には、周りの同僚が資産運用に取り組むようになる時期ではないでしょうか。
しかし、投資を始めようと思っても、そもそも投資を始めたほうが良いのかがわからず、あと一歩が踏み出せない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
投資をやった方がいいのか、やらない方がいいのか。
今回のコンテンツでは、上記のように悩んでいる方に向けて、投資の魅力を中心にお伝えしていきたいと思います。
目次
そもそも投資とは?
そもそも「投資」と聞いて何を思い浮かべますか?
「お金持ちがやるもの」
「危険なもの」
このようにマイナスなイメージを持たれることが多い方思います。
まず、投資はお金持ちがやるものというイメージですが、 実は最近、政府主導で投資の敷居もだいぶ低くなりました。
ひと昔前は株を購入しようとすると、数百万円というの当たり前でした。
ところが今は、東京証券取引所が主導で株式の最低購入単価の引き下げ等で数十万円で買えるようになりました。
中には数万円で買える株もあります。
投資は誰にでもできるように敷居が低くなりつつあります。
次に投資が危険がどうか。
そもそも「投資」を辞典で調べると、「将来得られるであろう利益を期待して、現在資金を投資する」 (出典;世界大百科事典 第二版)と書かれています。
「将来得られるであろう」という未来にお金を払うものです。
似た言葉として資産運用がありますが、投資という言葉と密接に関係し合っています。
将来得られると期待してお金を支払うので、そこで「リスク」を背負うことになります。
リスクを背負っているからこそリターンを求めることができます。
ここで出てきた「リスク」について理解していれば危険ということはありません。
世界長者番付3位で投資の神様として有名な「ウォーレン・バフェット」は株式投資をする前の心構えとして、こう言いました。
「自分の能力の範囲で投資をしなさい。その範囲が大きいかどうかは問題ない。境界をどれだけ はっきりと引けるかが重要だ」 (出典:株で富を築くバフェットの法則)
ウォーレン・バフェット氏については、当サイト「マネリテ!」でも紹介しています。
バフェット氏は、自分が死んだ後は米国株の指数(S&P500指数など)に連動するファンドに投資をしなさいと妻に遺言しています。
世界経済、特に200年以上の成長の歴史を持つ米国株。
米国株は、200年間長期的にみて7%-8%のリターンを出し続けています。
長期投資を行う前提であれば損失を被ることは殆どありません。
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〜コラム〜FXは投資・資産運用ではなく投機である。株とFXの本質的違い
資産運用とは『資』産を『産』まないといけません。
しかし、FXでは資産は産まれません。
FXでは上がるか下がるかという方向性にベットするだけで、勝者の裏には必ず敗者がいるのです。
つまりFXは誰かが勝てば、誰かが負けるというゼロサムゲーム。
タイミング(=機)を見て資産を『投』じる投機でしかないのです。
秀次郎のように疑問に思った方もいるかと思います。
例えば高金利の南アフリカのランドを購入している人はスワップポイントを受け取っています。
しかし、反対に売っている人はスワップポイントを支払っています。
またなぜスワップポイントがつくかも考えてみましょう。
スワップポイントを受け取るということは金利が高いということです。
金利が高いということはインフレ率が高いことを意味します。
スワップポイントを受け取る反面、通貨価値が下落しやすくなっているという負の側面もあるのです。
この点を受け入れる必要があるのです。(今回は難しいので、説明は省略します)
株式投資は株価が上昇することで利益を獲得することができます。
「株価」は本質的には企業の利益に則して上昇します。
世界のGDPは一貫して右肩上がりです。
ここからわかる通り、常に世界経済は成長しているのです。
企業の利益も増加しており、結果として株価も右肩上がりに上昇しています。
誰もがハッピーとなるかどうかで考えてもらえると、資産運用かどうかを見極めることができます。
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投資の醍醐味とは?
投資がそもそも何なのかが理解できていれば、投資の土台は完成です。
代表的な投資である株式投資を例に簡単にまとめると以下の通りです。
- 会社を知り、社会を知ることができる
- 株式や投資信託を持つことで配当がもらえる、資産形成ができる
まず「会社」と「社会」を知れることです。
「株式を保有する」ということは「株主」になることを意味します。
『会社の一部を保有するオーナー』となるのです。
ある株式を購入しようとしましょう。
雑誌に「今、この〇〇株式会社の株が熱い!」と書かれていました。
この株式を買いますか? 「買いません」もしくは「検討する」と答えた方は正解です。
まず、そのような情報があってもなくても、株式を購入する前にその会社のことを調べてください。
そしてさらに、その会社が属する業界がどうなのかも調べましょう。
調べた結果、納得されたら購入です。
この繰り返しです。
これは本当に勉強になりますし、日々のお仕事にも行かせる部分も出てくるかもしれません。
「知っている」というだけでも大きな財産となります。
営業の時に話題になるかもしれませんし、転職活動の時に参考になることもあります。
商品を購入する場合でも、「今は○○会社は国産扱っていないから、××会社の商品にしよう」などと日々の生活にも役立てることができるかもしれません。
これは投資を行う上で大きな醍醐味の1つと言ってもいいでしょう。
つまり、オーナーとして投資している企業が得られた利益の中の一部を、オーナーである投資家に対して利益を還元してくれるものが配当金です。
私たちは働いてお金を得ていますが、株式や投資信託を買うだけでお金を得ることができるのです。
いわゆる「不労所得」というものです。
金額としてはそこまで大きな金額ではないかもしれませんが、例えば、100万円投資して、年利5%であれば年間5万円得ることができます。
何もしなくても5万円を得ることになるのです。
特に毎月分配型の投信に多いです。
利益が出た金額以上に、元本から配当を出す特別分配金という悪質な分配金を行なっている投信も存在していますので注意しましょう。
株主優待は、ある会社の株を購入すると、お礼としてその会社の商品の詰め合わせや商品券などがもらえるのです。
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まとめ
投資とは何のかを理解し、株や債券、投資信託を購入する際も事細かに理解していれば投資は怖くありません。
「恐怖」は「理解しない」から出てくるものです。
知らないことは怖いですが、逆に知っていれば得をすることもたくさんあります。
今後の老後の生活への不安などからも、資産運用の必要性は高まっています。
投資の楽しさも覚えつつ、着実に資産運用で着実に資産形成していくようにしましょう。
以上、投資で社会の仕組みを学ぼう!初心者の投資のやり方と資産を増やす運用の必要性・醍醐味を解説。…でした!