【ウェルスナビ】WealthNaviの各リスク許容度毎の運用実績をデータから紐解く!今後のリターンもシミュレーションする。

リスク許容度別の最適ポートフォリオ

WealthNaviは運用資産額最大のロボアドバイザーとして浸透してきています。

以前、ウェルスナビについては特徴について当サイトでも取り上げました。

 

【WealthNavi】評判のロボアドバイザー『ウェルスナビ』のメリット・デメリットをわかりやすく解説する!

【WealthNavi】評判のロボアドバイザー『ウェルスナビ』のメリット・デメリットをわかりやすく解説する!

2019年5月4日

 

信太郎
ウェルスナビは手軽に資産運用できる反面、手数料1%支払うことに対してネガティブな意見がTwitterでも聞こえてくるの。
淀姫
結局叔父上の目からみてウェルスナビはどうなのですか?
信太郎
ワシとしては投資初心者且つインデックス投資で損失局面で耐えるのが難しい衆には魅力的な選択肢じゃと思うておる。

 

本日は少し切り込んでウェルスナビのリスク許容度に応じた運用プランの実績と今後の見通しについて考察していきたいと思います。

各ポートフォリオについてはウェルスナビのWhitepaperを元に考察していきます。

 

信太郎
過去リターン等を考察し今後の見通しについても見た上で、ウェルスナビがどのような投資家に対して、どのポートフォリオが魅力的なのかという点を紐解いてみたぞ!

目次

ウェルスナビの5段階のリスク許容度毎のポートフォリオ

ウェルスナビは質問に答えることで5つのポートフォリオを提案しています。

 

信太郎
リスク許容度が高くなればなるほど株式の比率がたかまるの!一方、リスク許容度が低くなると物価連動債や米国債の比率がたかまるぞ!

 

リスク許容度別の最適ポートフォリオ

 

信太郎
以下はそれぞれのアセットクラス毎に適用されるETFじゃな!

 

対象となるETF
米国株VTI
日欧株VEA
新興国株VWO
米国債券AGG
物価連動債TIP
GLD
不動産IYR

 

 

淀姫
そもそもリスクというのは何ですか?
信太郎
うむ。良き質問じゃ。リスクというのは価格の変動幅のことじゃ!

 

平均リターンからブレる可能性のある幅が大きい資産を高リスク、小さい資産を低リスクとしています。

投資におけるリスクの概念図

 

信太郎
わかりやすく、リターン10%、リスク10%とした場合の今後1年間の発生しうる確率毎の振れ幅は以下となっておる!

 

投信や株におけるリスクリターン

 

淀姫

なるほど・・・

  • 68%の確率で+0% 〜 +20%
  • 95%の確率で▲10% 〜 +30%
  • 99.7%の確率で▲20% 〜 +40%

 

の範囲のリターンに収斂するということですね!

 

信太郎
そちは理解が早いの!投資におけるリスクについては以下で詳しく解説しておるから、詳しく知りたい衆はご覧あれ!

 

投資におけるリスク(=標準偏差)

投資におけるリスク(=標準偏差)とは?株・投資信託のリスクリターンの意味・計算方法やシャープレシオという指標を理解しよう!

2019年4月26日

 

 

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債券比率が高いリスク許容度1とリスク許容度2

ではまず、リスク許容度の低いリスク許容度1とリスク許容度2について見ていきましょう。

 

過去のリターンをS&P500指数と比較

以下はリターンの比較です。

リスク許容度1:青色
リスク許容度2:赤色
S&P500指数:橙色

リスク許容度1とリスク許容度2の過去リターン
年率リターンリスク
標準偏差
シャープレシオBest YearWorst Year
リスク許容度15.07%
(手数料後4.07%)
6.74%0.6715.97%▲9.17%
リスク許容度25.53%
(手数料後4.53%)
8.82%0.5819.54%▲16.24%
S&P5008.20%15.80%0.,5432.18%▲37.02%

※実際は配当再投資時に税金が発生するので0.5%程低くなります。

 

淀姫
最も下落したリーマンショックの時でもリスク許容度1で9%の下落、リスク許容度2でも下落幅は16%に抑えられてますね!
信太郎
リスク許容度1でも年率5%のリターンがでておるの!更に価格変動幅のリスクはS&P500の半分以下に抑えられておるの!

 

リスクリターンを元に今後1年のそれぞれの具現化する確率毎のリターンをまとめたものが以下です。

 

リスク許容度1リスク許容度2S&P500
68%▲1.67%〜11.81%▲3.29%〜14.35%▲7.60%〜24.00%
95%▲8.41%〜18.55%▲12.11%〜23.17%▲23.40%〜32.82%
99.7%▲15.15%〜25.29%▲20.93%〜31.99%▲39.20%〜48.62%

 

信太郎
リスク許容度1は最大でも▲9.17%じゃし、最大でも▲15%を覚悟しとけばよいんじゃな!

 

◼︎ シャープレシオの計算式:

 

シャープレシオ = (平均リターン – 無リスク資産収益率) /標準偏差(=リスク)

 

今後の低リスク許容度ポートフォリオが下落耐性が低い理由

ではリスク許容度1とリスク許容度2のポートフォリオをもう一度見直してみましょう。

 

リスク許容度1リスク許容度2
不動産5.0%5.0%
5.0%5.0%
物価連動債30.0%11.6%
米国債35.0%35.0%
新興国株5.0%5.0%
日欧株5.0%11.9%
米国株15.0%26.5%

 

信太郎
やはり特徴的なのは物価連動債と米国債の比率の高さじゃな!

 

物価連動債(TIP)と米国債(AGG)の値動きは殆ど同様で以下のようになっております。

 

TIPとAGGの値動き

 

淀姫
リーマンショックでもコロナショックでも米国債は上昇していますね!
信太郎
うむ。リーマンショックで一時下落したものの、物価連動債もある程度同様の値動きになっておるな!これらを組み合わせることで今回のような株の暴落のショックを和らげることができるんじゃ!

 

 

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手数料の1%をどう考える?自分でポートフォリオを組めば良いのでは?

 

淀姫
ところで叔父上!構成比率をwhite paperで公開しているなら自分で組成した方がよくないですか?手数料かかりませんし。
信太郎
本質的な質問じゃな。うむ、確かにそうじゃがロボアドならではの強みもある。代表的なものがリバランスじゃ。
淀姫
リバランス??
信太郎
時がたてばポートフォリオのバランスは崩れるからの。バランスを調整することをリバランスというんじゃ。

 

ウェルスナビのリバランス

 

信太郎
ウェルスナビは以下の方針でリバランスを行なっておるぞ!

 

リバランスは、原則として、半年に一度行われます。
また、お客様のポートフォリオと最適ポートフォリオの配分比率を資産クラスごとに比較し、5%以上乖離している資産クラスがあった場合は、前倒しで行われます。ただし、お客様の資産評価額が50万円未満の場合は、前倒しでのリバランスは行っておりません。

(引用:ウェルスナビ

 

信太郎
リターンが出ている資産を利益確定して、相対的に軟調な資産を買いますリバランスは利益の源泉なんじゃ。実際、リバランスをした場合と、リバランスを行わない場合ではリバランスを行なった方が高いリターンとなっておる。

 

年率リターンリスク
標準偏差
シャープレシオBest YearWorst Year
リスク許容度1
リバランス有り
5.07%
6.74%0.6715.97%▲9.17%
リスク許容度1
リバランス無し
4.69%6.60%0.6315.74%▲9.17%
リスク許容度2
リバランス有り
5.53%
8.82%0.5819.54%▲16.24%
リスク許容度2
リバランス無し
5.15%8.52%0,.5619.60%▲16.24%

 

 

淀姫
確かに自動でリバランスしてくれるのは嬉しいですね!
信太郎
あと、DeTAX機能もあるの。

 

DeTAX機能とは資産構成を変えずに税金を抑える行動のことです。

100万円分の利益確定すると同時に、含み損を抱えるETFがあれば年末までに売却して実現利益を圧縮して税金を抑えます。

 

DeTAX機能をわかりやすく図解

 

確かに、リバランスもDeTAXも面倒ではありますが、自分で行うこともできます。

しかし、特に意思を介在させることなく淡々と行なってくれることは大きな強みといえるでしょう。

 

信太郎

どうしても、自分で全て運用すると最初の方針を崩して結果リターンを毀損してしまう結果になりかねないからな。

全自動のロボアドの手数料1%と当項目で説明したメリットを天秤にかけて魅力があると考えるのであればウェルスナビは魅力的な金融商品といえるじゃろう!

 

 

【Wealth Navi公式】https://www.wealthnavi.com

 

 

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株式比率が高いリスク許容度3〜5

では次にリスク許容度の低いリスク許容度3〜5について見ていきましょう。

 

リスク許容度3リスク許容度4リスク許容度5
不動産5.0%5.0%5.0%
6.8%9.0%7.5%
米国債28.2%12.9%5.0%
新興国株6.5%9.5%14.6%
日欧株21.6%28.6%32.9%
米国株31.9%35.0%35.0%

 

以下はリターンの比較です。

リスク許容度1:青色
リスク許容度2:赤色
リスク許容度3:橙色
S&P500指数:緑色

 

ウェルスナビの高リスクポートフォリオ

 

年率リターンリスク
標準偏差
シャープレシオBest YearWorst Year
リスク許容度35.48%
(手数料後4.48%)
11.37%0.4724.11%▲23.42%
リスク許容度45.20%
(手数料後4.20%)
13.74%0.3929.29%▲30.09%
リスク許容度54.70%
(手数料後3.20%)
15.52%0.3433.77%▲35.21%
S&P5008.20%15.80%0.,5432.18%▲37.02%

※実際は配当再投資時に税金が発生するので0.5%程低くなります。

 

淀姫
あれ、リスク許容度1や2とリターンは同等、リスク許容度5に関しては劣後しているのに、リスクだけ高くなってしまっていますね。。
信太郎
まあ、リーマンショックとコロナショックという二つのショックを経験しておるからの。シャープレシオは低リスク許容度に比べて下がってしまっておるの。

 

以下がリスクとリターンから算定した各確率毎のリターンの振れ幅となっています。

 

リスク許容度3リスク許容度4リスク許容度5S&P500
68%▲5.89%〜16.85%▲8.54%〜18.94%▲10.82%〜20.22%▲7.60%〜24.00%
95%▲17.26%〜28.22%▲22.28%〜32.68%▲26.34%〜35.74%▲23.40%〜32.82%
99.7%▲28.63%〜39.59%▲36.02%〜46.42%▲41.86%〜51.26%▲39.20%〜48.62%

 

淀姫
低リスク許容度と比べると株式式比率が高いゆえ、最大損失が大きく想定されるの。

 

 

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各資産の今後の見通しを考察

不動産は全て5%の組み入れと少量なので、不動産以外の各資産の今後の筆者の見通しを現在の政策を交えて考察していきます。

 

株式市場はコロナ次第だが2番底はあったとしても1番底より浅い見込み

株式市場はコロナショックの影響で30%-40%の暴落に見舞われました。

しかし、各国政府の財政支出や金融緩和によって持ち直して株価は下落を8割程急回復しました。

 

信太郎
以下はわかりやすく世界の株式市場全体に連動するETFであるVTの値動きじゃ。

 

VTの株価推移

 

淀姫
ところで今後株価はどうなるのですか?
信太郎
現在の株価は経済活動が本格的に再開することを前提とした水準じゃからな。今後はコロナの第二波懸念とワクチンの開発スピードに加え大統領選が絡んできて不透明性が高くて予想は難しいの。

 

現在、再びコロナの新規感染者と死者数は増加に転じており経済活動再開に暗雲がたれこんでいます。

 

コロナの新規感染者数の推移

 

ただ、本格的に二波が到来したとしても、株式市場は財政拠出と金融緩和を再び期待することとなるでしょう。

そして、今年は大統領選もあることから景気底支えのため政府も必死で支えるはずです。

結果的にコロナ第二波が到来しても、第一波のような大幅な下落にはならないと考えています。

 

今後、世界恐慌のような米国株(アメリカ株)の株価大暴落は発生しうるのか?近年の情勢を踏まえてわかりやく考察する!

今後、世界恐慌のような米国株(アメリカ株)の株価大暴落は発生しうるのか?近年の情勢を踏まえてわかりやく考察する!

2020年6月28日

 

また、他にも夏以降大統領選も不透明性を増す要因となります。

現在民主党の候補であるバイデン氏は法人増税を掲げており、企業のEPSを毀損することになり当然株価には下押し圧力がかかります。

 

信太郎
今後の株式市場を占うのは非常に難しいの。過度に悲観的にも楽観的にもならないようにニュートラルに見ておくのがよいじゃろう。

 

米国債は上昇余地が既に相当低い

信太郎
次に株価下落の衝撃を和らげることをが期待できる米国債について見ていこうぞ!

 

【資産分散】「株式ETF」と「債券ETF」を組み合わせる有効性と今後についてデータを用いて検証!最適なポートフォリオを探し続けよう。

【資産分散】「米国株式ETF」と「米国債券ETF」を組み合わせる有効性と今後についてデータを用いて検証!最適なポートフォリオを探し続けよう。

2020年5月1日

 

先ほどのように米国債ETFが一貫して上昇したのは米国債金利が低下の一途を辿ったからです。

 

信太郎
何故、金利が下落すれば債券ETFの価格が上がるのか?という仕組みについては以下のコンテンツで図解を求めて詳しく解説しておるぞ!

 

【ロールダウン効果とは?】債券ETFの利益の源泉をわかりやすく解説する!おすすめの米国債ETF「TLT」を取り入れた今後の戦略を考える。

【ロールダウン効果とは?】債券ETFの利益の源泉をわかりやすく解説する!おすすめの米国債ETF「TLT」を取り入れた今後の戦略を考える。

2020年5月10日

 

現在の米国債10年債券金利は約40年間下落し続け、現在殆ど0%近傍になっています。

 

 

信太郎
つまり、もう殆ど金利が下がる余地が残されておらず、米国債ETFが今後も安定して上昇し続けるとも限らんのじゃ。

 

今までは景気が悪くなり株価が下落する局面では中央銀行が金融緩和を行い金利が低下して債券ETFが上昇して株ETFの下落を緩和していました。

 

【資産分散】「株式ETF」と「債券ETF」を組み合わせる有効性と今後についてデータを用いて検証!最適なポートフォリオを探し続けよう。

【資産分散】「米国株式ETF」と「米国債券ETF」を組み合わせる有効性と今後についてデータを用いて検証!最適なポートフォリオを探し続けよう。

2020年5月1日

 

しかし、今後は米国債が株の下落局面で今までのように機能するかは懐疑的にならざるをえません。

むしろ金利上昇による暴落も気になるところです。

 

金融緩和の中毒となっている現在の環境で金利を上げ続けるのは難しいでしょう。

(引用:レイダリオのパラダイムシフト

 

なので債券ETFは今後株価下落の衝撃を和らげる効果は薄くなるものの、大幅に下落もしないという見通しを持っています。

実際、筆者も保有していた債券ETFであるTLTを5月に手放しました。(コロナショックでは大活躍でPFをプラスにしてくれていましたが・・・。)

 

物価連動債は経済再開で飛躍

信太郎
次に物価連動債についてみていこうぞ!

 

コロナショックを受けて米国が政府と中銀一体でドルを市場に供給して米国経済と株式市場を支えました。

 

コロナショックにおける米国の経済対策をわかりやすく解説!今までの2.7兆ドルと今後の3兆ドルを超える財政政策の内容は?

2020年5月5日

 

信太郎
結果として米国内に流通するドルであるマネーサプライも急騰しておるな!そしていままでマネーサプライの増加に従って消費者物価指数も増加してきたんじゃ!

 

CPIとマネーサプライの関係

 

淀姫
しかし、現在消費者物価指数はマネーサプライの増加に比して下落していますが何故ですか?
信太郎
うむ。2008年-2009年のリーマンショックでも同様の傾向が見られたんじゃが、当然不況になると需要が減少するからの。一旦物価は下がるんじゃ。ただ、その後は素直に物価はあがっていくぞい!

 

物価連動ETFの値動き

 

一旦は下落することもあるでしょうが、基本的には安定的に増加していくことが見込まれます。

むしろ、マネーサプライの急騰の影響もあり、経済が再開すると強めのインフレが発生して上昇率が高くなりインフレヘッジの役割をする可能性が高いと見ています。

 

金は上昇が見込まれる

実は金もマネーサプライと大きな関係があります。

以下は世界のマネーサプライの推移と金のチャートですが概ね連動して推移しています。

 

マネーサプライと金価格の推移

参照:Zero hedge

 

更に現在金価格はチャート上も前回高値を上抜けようとしており、大幅な上昇の余地があると考えています。

青:米国株
赤:金

米国株と金のチャート推移

 

信太郎
レイダリオもコラムの中で金に期待を寄せておるの。

 

ヘッジファンドの帝王として知られるブリッジウォーターのレイダリオ氏は今後、政府は通貨価値の減価を通じて重すぎる借金を減らそうとすると考えています。

結果的にインフレが起こり、現物資産である金(GOLD)に資金が流れ込み上昇すると読んでいるのです。

 

金価格と株の相関係数の低さ

金の相場到来か!?金鉱株と金ETFのどちらで投資する方がよい?金投資の魅力とおすすめ銘柄を含めてわかりやすく解説!

2020年5月9日

 

筆者も自身のPFの中で金を最も多く組み入れており今後期待を寄せています。

 

 

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各リスク許容度毎の今後の見通しを考察

 

信太郎
それでは上記の考察を元に各ポートフォリオの見通しを考察していこうかの!

 

リスク許容度別の最適ポートフォリオ
リスク許容度1今後のインフレ局面で物価連動債が大きな役割を果たす。米国債の上昇余地は低いが株式単体で持つよりは相場下落時の緩衝材となる。リスクは低く、今までと同様の4%-5%のリターンが見込める。
リスク許容度2株の比率が大きく物価連動債の比率が低いため、株式市場がネガティブな方向に動いた場合はリスク許容度1に比べて危険性は高い。リスクリターンを考えると暫くはリスク許容度1の方が魅力的にうつる。
リスク許容度3と4株式の比率が50%を超えたので相当高くなっている。ただ金の比率が若干高くなっているので危機発生時のクッションとなる可能性はある。年率5%-6%程度のリターンが見込めるがリスクシナリオ顕在化時には大幅な下落の可能性もある。
リスク許容度5株式の比率が80%を超えるため、超長期でみると最も高いリターンが見込める。とはいえ、成長可能性が見込みにくい日欧株が30%以上も含まれており米国株ETFであるVTIやVOO、最低でも米国比率が60%を超えるVTに投資した方が魅力的に映る。(参照:米国株は他の先進国株より魅力的な理由)

 

信太郎
ワシの個人的考察ではあるがウェルスナビはリスク許容度1とリスク許容度4に魅力があると考えておる。

 

株式市場が暴落する局面で損失を抑えて安全に手数料後で年率3%-4%を狙うのであればリスク許容度1は魅力的な選択肢です。

また、ある程度分散を効かせて手数料後で4%-5%を狙うのであれば、株比率が70%を超えr金比率が最も高いリスク許容度4が魅力的に映ります。

ただ、30年以上の超長期で運用するのであればVTIやVTに淡々と積立投資を行なった方が結果的には高いリターンとなるでしょう。

 

やはり、ウェルスナビで最も活用すべきなのはリスク許容度1で以下のようなニーズの方と思います。

 

  • 安定的に3%-4%で下落を抑えて運用したい
  • 数十%の下落は怖くて許容できない
  • 投資しないことによる機会損失も怖い

 

 

【Wealth Navi公式】https://www.wealthnavi.com

 

 

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まとめ

 

信太郎
今回のポイントをまとめると以下のとおりじゃ!

 

【各PFのリターン】

2008〜年率リターンリスク
標準偏差
シャープレシオBest YearWorst Year
リスク許容度15.07%
(手数料後4.07%)
6.74%0.6715.97%▲9.17%
リスク許容度25.53%
(手数料後4.53%)
8.82%0.5819.54%▲16.24%
リスク許容度35.48%
(手数料後4.48%)
11.37%0.4724.11%▲23.42%
リスク許容度45.20%
(手数料後4.20%)
13.74%0.3929.29%▲30.09%
リスク許容度54.70%
(手数料後3.20%)
15.52%0.3433.77%▲35.21%
S&P5008.20%15.80%0.,5432.18%▲37.02%

 

 

【各アセットの見通し】

株式見通しは不明。コロナ、財政支出、金融緩和、大統領選が絡み合い予測は困難。ただ、財政支出と金融緩和でコロナ2波がきたとしてみ1番底より低くはならないと考える。
米国債券今までは金利の低下が40年間続き、株価下落の緩衝材としての役割を果たしてきた。ただ、既に長期金利でも金利水準は0近傍で上昇余地は少ない。
物価連動債マネーサプライの増加で物価は今後上昇が見込まれる。現在は一時的に経済再開遅延による需要不足でデフレ気味だが経済再開後にはマネーサプライ増加の効果が現れインフレが進行するため中長期ポジティブ。
マネーサプライの増加にそって上昇してきており、チャート上も今後飛翔が見込まれる。レイダリオも保有推奨する期待の資産クラス。

 

【ウェルスナビの活用戦略】

長期的な観点からリスクを許容して大きな資産を築きたいのであればVTIやVTに30年以上にわたって積立投資をするのが最適。

超長期では株式のリターンが最も高いためです。

 

ただ、そこまで超長期を見ていない方や、途中の暴落が怖いという方にはウェルスナビのリスク許容度1のPFが推奨されます。

リーマンショックとコロナショックを経験しても最大損失は10%以内に抑えながら、年率5%(手数料後4%)を安定して出し続けています。

 

投資をしたいけど、怖いという方はウェルスナビのリスク許容度1で資産運用を初めてみるのは良い選択肢といえるでしょう。

 

 

 

以上、【ウェルスナビ】WealthNaviの各リスク許容度毎の運用実績をデータから紐解く!今後のリターンもシミュレーションする。…でした。

 

【ロボアドバイザー特集】投資で資産を損失・失敗するのが怖い人必見の新しい運用手段!各運営会社を徹底比較。

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2019年6月29日

[お金の学校特集]

 

昨今の2000万円問題もあり、投資による自助努力で、老後資産を築き自身の身を守る必要が出てきてました。

 

しかし、焦って投資を進めてしまうのはおすすめしません。 必ず失敗します。

 

知識をしっかり仕入れた上で投資は実践していく必要があります。

 

 

その知識を学ぶにあたり、近年「お金の学校」への注目が高まっています。

 

長年、資産運用を学んできた編集部が、お金を専門としたスクールについての特集コンテンツを作成していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

お金の学校特集

お金の学校の特集へ

 

 

[おすすめ株式投資セミナー特集]

 

株式投資を「専門家や現役で成功している投資家に学びたい」という方は多いのではないでしょうか?

 

 

現在は、有難いことに、会場開催型、オンライン型など、優良セミナーが数多く開催されています。

 

ここでは、株式投資で成果を出したい初心者の方におすすめできるセミナーを以下の観点から、ランキング形式でお伝えしています。

 

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マネリテ!編集部は東京大学経済学部卒の証券アナリストを中心とした金融知識が豊富なメンバーが株式投資初心者に向けて有益な情報を提供しています。株式投資を行う意義から基本用語、おすすめのネット証券・投資先情報をお伝えするメディアです。日本人の金融リテラシーの向上と明るい未来を目指しています。