「100万円」を構築された方は今度は大台の1000万円を目指そうとされるかと思います。
このコンテンツでは、100万円を1000万円にする手法について利回りと年数毎にお伝えしていきたいと思います。
今回のポイントは以下の通りです。
■ 今回のポイント:
- 小型の個別株集中投資で10枚株(テンバガー)を狙う
- 米国株インデックス投資で20年程度で1000万円を狙う
- Funds(ファンズ)に月2万円の追加投資を行いながら20年程度で1000万円を狙う
それでは、内容に入っていきましょう。
目次
Contents
小型株集中投資でテンバガーを狙えば最短で1年で1000万円も可能
シンプルに小型株で10倍となる銘柄に集中投資して100万円を1000万円に増加させようという手法です。
10倍になる銘柄のことをテンバガーと呼びます。
最近のテンバガーの例を紹介
それではまずはテンバガーの簡単な例についてみていきたいと思います。
たとえばGMO系のECサイト向けのカード決済代行を行なっているGMOペイメントゲートウェイ。
5年ほど右肩あがりで10倍以上になっています。
さらに短い期間ではアサインテクノロジーのように1年間で10倍以上に上昇した銘柄も存在しています。
ポジティブなニュースを元にして一気に株価が高騰する銘柄も存在しているのです。
テンバガーが存在しやすい業界と特徴
テンバガーが存在しやすい業界として以下の業界が挙げられます。
- IT、インターネット通信業
- 最新テクノロジー関連業
- 証券・先物取引業
製造業、商社や銀行といった既に確立されている銘柄ではなく、今後利益がぐんぐん伸びていく銘柄群がテンバガーとなる可能性が高くなっています。
さらに、規模にも注目する必要があります。
直近10年間で10倍となった銘柄は164銘柄存在します。
日本の上場企業は全部で4000毎柄存在するので全体でみると約4%となります。
しかし、テンバガー164銘柄のうち137銘柄は時価総額が100億円未満の企業となっています。
時価総額が100億円未満の銘柄は約1350社しか存在しないので確率としては10%程度がテンバガーという計算になります。
テンバガーの探し方を含めて投資における全般について筆者も学んでいる『グローバルファイナンシャルスクール(GFS)』では学ぶことができます。
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元本変動を許容するなら米国インデックス投資で年率10%を目指し約20年
先ほどのテンバガー投資は上手くいけば最も早く1000万円を達成することが可能です。
しかし、逆にテンバガーを狙った結果として資産が50万円に、又は30万円に下落するという自体も十分考えられます。
もっと確実性の高い方法で資産を増やしたいという方におすすめなのが米国株への投資です。
米国株インデックスの魅力
米国株全体と米国株の小型株だけに分散投資する銘柄が魅力的な投資対象となります。
以下ご覧いただきたいのですが1972年からの各米国インデックスの投資成績です。
- Portfolio1:米国株全体指数
- Portfolio2:米国小型株指数
- Portfolio3:米国小型バリュー株指数
小型株効果、バリュー株効果が実際に存在することが過去比較でも確認されています。
米株全体で年率(CAGR)が10.35%、米小型株で年率11.71%、米小型バリュー株で年率13.93%の実績を上げています。
ただ気をつけないといけないのは、リターンが高いものほどStdev(標準偏差)、つまり価格変動率が高くなっている点です。
投資において価格変動率が高いということは高リスクであることを意味します。
つまり、ハイリスク・ハイリターンになっていくことを意味します。
1972年時点での10,000USDが現在2019年8月時点で、以下の通り100倍〜500倍に増えています。
同じく100万円を1000万円にするため以下の年数で到達することができます。
テンバガーよりは当然時間がかかりますが、確実性という観点では非常に高いです。
米国株全体のインデックスに投資する方法
米国株全体に投資するのであればETFか投資信託がおすすめです。
米国株全体に投資できるETFとしてバンガード社が提供しているETFであるVTIがあります。
VTIは米国株の時価総額の99%以上を網羅しており約4000銘柄の時価総額加重平均指数で構成されています。
手数料は購入手数料は0%で信託手数料は年率0.03%という圧倒的な低水準に抑えられています。
楽天証券等のネット証券から米国株のインデックス投資を行うことは可能です。
しかし、米ドルに変換してETFを購入するのは不慣れだという方もいらっしゃると思います。
以下は楽天証券での米国株を購入する方法なので参考にしてみてください。
日本円建で購入したいという方におすすめなのが、楽天全米株式インデックスファンド(通称:楽天VTI)です。
楽天VTIを購入することでVTIに連動した成果を日本円建で追求することができます。
さらに楽天カードのクレジット決済で楽天証券で購入することで1%のポイント還元を受けることができ、得られたポイントも再投資することができます。
現時点で最も効率よく米国株に投資することができる手法であるということができるでしょう。
米国株の小型株インデックスに投資する方法
米国の小型株全体に投資をするのであればIJRが魅力的な選択肢となります。
IJRはS&P小型株600種指数に連動する投資成果を目指しています。
構成銘柄は3億ドルから10億ドルまでの時価総額の比較的小型な銘柄を対象としており楽天証券で取引することができます。
また小型バリュー株に投資するのであればバンガード・S&Pスモールキャップ600バリューETF(通称:VIOV)が魅力的な選択肢となります。
VIOVはS&Pスモールキャップ600指数におけるバリュー株のパフォーマンスを表すS&Pスモールキャップ600バリュー指数への連動を目指しています。
信託手数料はVTIの0.2%と比べると高いですが、日本の投信に比べると圧倒的に低く高いリターンを求めたい方にはおすすめの銘柄となります。
楽天証券はETFの取り扱いも非常に多く、現在日本において世界への投資もできるプラットフォームとなっています。
まだ開設されていない方は開設しておいて損はないでしょう。
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元本を守りながら育てるならFunds(ファンズ )で年率4%-6%で積立を行い約20年
今まで紹介してきた個別株取引と米国のインデックス投資は確度と時間の差こそありますが、いずれも元本変動型の投資先です。
元本が変動しない投資なので、リターンも今までよりも低く4%-6%ですがFundsは低リスクで利息を獲得することができます。
Fundsは中小企業や零細企業に貸付を行う他のソーシャルレンディングとは異なり上場大企業に貸付を行います。
仮に貸付を行うプロジェクトがぽしゃったとしても、企業自体が返済能力を有していたら元本と利息は支払われます。
編集部としてもFundsの全案件について貸付企業の財務状況を踏まえて分析をしています。
分析結果としては、安全性の高い企業に絞って投資を行っていることが確認できています。
年率5%と仮定したとすると100万円を1000万円にするには48年かかるので元本を積み増していくことが必要になってきます。
毎月2万円、つまり年間24万円ずつ追加で投資をしていくと20年目で1000万円に到達することが可能となります。
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まとめ
ある程度またまった100万円をまとまった金額である1000万円にするために現実的な方法として以下が挙げられます。
■ 今回の総括:
- 小型の個別株投資で10枚株(テンバガー)を狙う
- 米国株インデックス投資で20年程度で1000万円を狙う
- ファンズに月2万円の追加投資を行いながら20年程度で1000万円を狙う
各人の許容するリスクの度合いに応じて最適な投資先で投資をおこなっていきましょう。
以上、早期に100万円を1000万円にする方法はあるのか?小型株集中投資でテンバガー狙い?「インデックス投資」で年率10%を目指す?….でした。