バブル崩壊以降投資アレルギーに陥ってた我が国ですが、昨今はアベノミクスの影響もあり投資が一般的に浸透しつつあります。
皆さんが投資を始めるにあたってはネット証券会社を利用するのが一般的かと思います。
本日は投資初心者の方から、ある程度投資に親しんでいる方に向けて10種類の目的別にお伝えしていきたいと思います。
投資信託(銘柄数・ポイント還元) | IPO投資 |
優待投資 | 個別株銘柄分析の利便性 |
外国株投資 | 取引手数料 |
信用取引・デイトレード | iDeCo |
NISA | つみたてNISA |
Contents
- 1 投資信託(銘柄数・ポイント還元)→楽天証券次いでSBI証券がおすすめ
- 2 IPO投資→SBI証券並びにSMBC日興証券がおすすめ
- 3 優待投資→SBI証券・楽天証券・松井証券がおすすめ
- 4 個別株銘柄分析の利便性→楽天証券『スーパースクリーナー』でソートしてマネックス証券の『銘柄スカウター』の組み合わせが最強
- 5 外国株投資→取扱国数:SBI、銘柄分析:楽天、米国・中国株特化:マネックス
- 6 現物取引手数料 → ライブスター証券に強みあり
- 7 信用取引→総合的に楽天証券、松井証券がおすすめ
- 8 iDeCo→口座維持費が安く高品質商品が多いSBI証券、楽天証券
- 9 『NISA』→ 国内株取引手数料、海外ETF取引手数料が無料のSBI、楽天証券
- 10 『つみたてNISA』→ 楽天カード積立で1%ポイント還元がある楽天証券がお得
- 11 おすすめのネット証券口座の組み合わせ
- 12 まとめ
投資信託(銘柄数・ポイント還元)→楽天証券次いでSBI証券がおすすめ
投資信託を購入するためにネット証券を口座開設するという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
サッと証券口座を選んでしまいたい方は「投資信託の投資におすすめのネット証券会社をランキング形式で紹介!」を参考にしてみてください。
投資信託を取引するのであれば、どのネット証券会社がおすすめなのかということを紐解いていきましょう。
投資信託の取扱銘柄数はSBI証券・楽天証券が圧倒的
一言に投資信託といってもネット証券によってまず取扱銘柄数が全くことなります。
取扱銘柄数 | |
SBI証券 | 2661銘柄 |
楽天証券 | 2669銘柄 |
松井証券 | 707銘柄 |
マネックス証券 | 1171銘柄 |
SMBC日興証券 | 169銘柄 |
ライブスター証券 | 1銘柄 |
取扱銘柄数はやはりネット証券の双璧をなす楽天証券とSBI証券が圧倒的ですね。
【公式ページ】https://www.rakuten-sec.co.jp/
【公式ページ】https://www.sbisec.co.jp/
選択肢の多さはそのまま魅力に直結します。
また投資信託については取扱数と共にポイント還元があるかという重要な要素があります。
SBI証券のポイント還元制度『投信マイレージサービス』
SBI証券には投信保有残高に対して『投信マイレージサービス』というポイント還元制度を取っており最大0.2%のポイント付与を行なっています。
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『投信マイレージ』ポイント付与率 | ||
月間平均保有金額 | 1,000万円未満 | 1000万円以上 |
①通常銘柄 | 0.10% | 0.20% |
②指定銘柄A | 0.05% | 0.05% |
③指定銘柄B | 0.03% | 0.03% |
④指定銘柄C | 0% | 0% |
詳しい適用条件については以下で詳しくまとめております。
得られた投信マイレージは約80%で現金に変換させることができたり商品に変換することができます。
しかし、最もポイントを有効に活用するのは返還率100%でTポイントに変換することです。
Tポイントを使用すれば以下のことが可能となります。
- コンビニエンスストア『ファミリーマート』での支払いに対応
- TSUTAYAでのレンタルビデオサービスへの利用
- Yahoo!ショッピングでの利用
- Yahoo!公金支払い
このうち最後の Yahoo!公金支払いでは水道料金、ガス料金、住民税など確実に発生する料金に重要させることができます。
指定銘柄や適用条件、さらに『投信マイレージ』のおすすめ活用方法については「SBI証券のポイント還元サービス『投信マイレージサービス』についてわかりやすく説明する」で詳しく説明しておりますので参考にしてみてください。
ポイント還元率が圧倒的な楽天証券 (圧倒的)
楽天証券はポイント還元率並びに特典は正直驚異的なものがあります。
楽天証券は楽天経済圏の中の一環として楽天証券を運営しており、
楽天証券での投資信託の取引でお買い物や旅行等にそのまま使える楽天スーパーポイント(以下、楽天ポイント)を還元する仕組みが用意されていますし、
逆に楽天ポイントを使用して投資信託を購入することもできます。
以下は以前記載した『楽天証券で投資信託を購入するメリット』の内容を簡単にまとめたものですが、
あまりにもお得で尚且つ利便性が高いということから、楽天カードを保有していないという方はこれを機に楽天証券の口座開設とともに、
楽天カードの保有を検討された方がよいでしょう。
■ 楽天証券で投資信託を購入するメリット:
- 取引手数料の1%が楽天ポイントで還元
- 楽天ポイントを使って投資信託の購入が可能
- 100円又は楽天ポイント100ポイントから投信購入が可能
- 投資信託保有残高に対してもポイント還元
- 投信積立では買付手数料が全額楽天ポイント還元
- 楽天クレジットカード積立で1%の楽天ポイント還元(最大積立額月5万)
特に驚きの点を簡単に紹介すると、ポイントをつかって投資信託を購入することができるのは楽天証券のみです。
つまり投資を始めるのが怖い方でも既に楽天ポイントを保有されている方であれば、
現金をつかわずにしかも最低100ポイント(=100円相当)から取引を始めることができます。
さらに投信積立を行う方にとっては嬉しい買付手数料の『全額ポイント還元』を行うだけに留まらず、楽天クレジットから投信積立を行う方には積立額のなんと1%というとんでもないレベルのポイント還元を実施しています。
正直、楽天証券さんそこまでやって大丈夫ですか?と投資家サイドの私からしても心配になるレベルの特典が満載となっています。
楽天証券は各種サービスが網羅的に展開され非常に優れた証券会社ですので、
投資を行なっているのであれば必ず口座を保有しておいた方がよいでしょう。
IPO投資→SBI証券並びにSMBC日興証券がおすすめ
IPO投資は新規上場する銘柄を公募価格で購入し、
上場した後の初値で売却することにより非常に高確率で利益を獲得することができる初心者から上級者まで全ての人におすすめの投資手法です。
公募価格で申し込んで購入できるのであれば、おいしすぎる投資法なのですが残念ながら当然人気が高いので抽選が行われます。
全てのネット証券会社で当選確率が同じであればよいのですが、
- IPO銘柄取扱数
- 主幹事数
- 抽選の公平性
という観点で各証券会社に差があります。
■ IPO投資に有利な証券会社のポイント:
- IPO取扱銘柄数が圧倒的に多いのはSBI証券でついでSMBC日興証券、マネックス証券
- 取扱量が多い主幹事を多く務めるのはSMBC日興証券ついでSBI証券
- SBI証券はIPOチャレンジポイントで申し込み回数が多い投資家にチャンスが増大
まずはIPO銘柄取扱数ですが、そもそも取扱がないと申し込みを行うことができません。
IPO取扱銘柄という観点ではSBI証券が圧倒的ですが、SMBC日興証券やマネックス証券に強みがあります。
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IPO取扱数 | IPO総数 | SBI証券 | SMBC 日興証券 | マネックス 証券 | 楽天証券 | 松井証券 | ライブスター 証券 |
2018年 | 90 | 75 | 46 | 50 | 11 | 9 | 4 |
2017年 | 90 | 83 | 60 | 49 | 4 | 14 | 7 |
2016年 | 83 | 75 | 51 | 46 | 8 | 11 | 0 |
2015年 | 92 | 82 | 72 | 50 | 10 | 16 | 0 |
2014年 | 77 | 65 | 54 | 39 | 2 | 5 | 0 |
2013年 | 54 | 44 | 37 | 34 | 2 | 2 | 0 |
2012年 | 46 | 38 | 27 | 14 | 6 | 11 | 0 |
次に同じIPO銘柄を取扱っているといっても、IPOを取りまとめている主幹事証券会社が80%〜90%の株を保有しているため、
主幹事証券会社以外では取扱銘柄数に大きな差があります。
ネット証券会社では口座開設数No.1のSBI証券と、大手証券会社であるSMBC日興証券が主幹事会社として強みがあります。
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主幹事取扱数 | SBI証券 | SMBC 日興証券 | マネックス 証券 | 楽天証券 | 松井証券 | ライブスター 証券 |
2018年 | 11 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2017年 | 8 | 11 | 1 | 0 | 0 | 0 |
2016年 | 13 | 13 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2015年 | 8 | 24 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2014年 | 5 | 8 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2013年 | 6 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2012年 | 5 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 |
またもう一つの観点として平等抽選が行われるかどうかという点が重要になります。
SBI証券や楽天証券は1単元1票制を取っています。つまり申し込んだ単元数が多ければ多いほど抽選が当たりやすいというシステムが取られています。
SBI証券は70%を単元制をとっているものの、
30%分についてはIPOチャレンジポイントという特殊な制度をとっており少額投資家にもチャンスを与える制度を整えています。
詳しくは、「SBI証券でIPO投資を行うメリットをわかりやすく解説!外れても無駄にならないIPOチェレンジポイントの魅力。」でも解説していますので参考にしてみてください。
一方のSMBC日興証券、マネックス証券、松井証券、ライブスター証券は資金の多寡に関わらず1人1票の完全平等制をしいています。
IPO投資のまとめとしてはSBI証券は取扱銘柄数・主幹事数共に多く、
抽選は1単元1票制ですが申し込めば申し込むほど当選する可能性が高まるIPOチャレンジポイント制度を用意しているので外すことはできません。
またSMBC日興証券は大手証券会社が運営しているネット証券ということもあり、
主幹事数が非常に多く尚且つ1人1票制の平等抽選制度をしいているのでIPO投資には有利となります。
優待投資→SBI証券・楽天証券・松井証券がおすすめ
優待は日本独自の制度で配当金とは異なる株主還元施策で近年ではTVで特集されている桐谷さんの影響もあり脚光が集まっている投資手法です。
■ 投資信託を購入する際におすすめの証券会社:
増え続ける優待実施企業数
年々優待を導入する企業は増えてきており、現在では上場企業の約40%が実施をしています。
優待は自社のサービスや割引を実施している企業においては優待利回りが100%近い企業も存在しています。
しかし、優待株投資に関しては優待利回りを重視するというよりは、
本当に自分にとって価値のある優待なのかを加味した上で投資を行う必要があります。
優待銘柄検索が簡単便利なSBI証券と楽天証券
自分にとって価値のある優待を検索したい方に向けておすすめ出来るのがSBI証券の『株主優待検索』です。
SBI証券の株主優待検索では優待内容や優待の権利が確定する月でソートすることができます。
また右側の各銘柄の『優待情報の詳細を見る』という欄で、優待の詳しい内容と獲得条件についても確認することができます。
権利落ち日の下落を防ぐ『つなぎ売り』に有効な松井証券
優待は基本的に魅力が高いのですが、優待狙いで該当銘柄を購入する投資家も多いので優待を得られる権利が確定した次の日に株価が大きく下落するリスクにさらされます。
ちなみに例えば2019年の場合3月に優待の権利が確定する企業に関しては3月26日終了時点で株を保有していた方に対して、
優待獲得の権利が獲得して、翌27日に権利落ちとなります。
優待を獲得する代わりに株価が下落して、株価下落の影響の方が大きければ優待投資をする意味そのものがなくなってしまいます。
そこで登場するのが『つなぎ売り』です。
つなぎ売りに関しては詳しく「つなぎ売り(≒クロス取引)のメリットと注意点をわかりやすく解説!優待権利落ちによる株価下落リスクを対策しよう。」でも解説しておりますがこのコンテンツでも簡単に説明します。
『つなぎ売り』は優待を獲得することを目的とした投資手法で、権利落ち日に優待株を保有すると同時に同じ銘柄を同量『空売り』をする手法です。
『空売り』とは証券会社から株を借りてきて『売り』から入り、下落した時に買い戻して利益獲得を目指す投資手法です。
優待株の保有で優待を獲得する権利を取得すると同時に、
空売りを行うことにより権利落ち日の株価下落時に『空売り』で利益を得て優待株の損失と合算して損失を回避する取引手法です。
つなぎ売りを実施するには『空売り』できる銘柄の量が重要となりますが、空売りできる銘柄数が最多なのは松井証券、
ついで楽天証券という順番になっています。
短期 | 無期限 | |
SBI証券 | 565 | 121 |
楽天証券 | 16 | 806 |
松井証券 | 898 |
優待投資を行う際にはSBI証券で検索してSBI証券で空売りができない銘柄については松井証券や楽天証券を活用するのが有効となります。
個別株銘柄分析の利便性→楽天証券『スーパースクリーナー』でソートしてマネックス証券の『銘柄スカウター』の組み合わせが最強
個人投資家にとって魅力的な銘柄を発掘するのに便利なツールは必要不可欠です。
自分好みの銘柄をまずソートするのに最も使い勝手がよいのが楽天証券の『スーパースクリーナー』です。
様々なツールを今まで使用してきましたが、
マネックス証券は『銘柄スカウター』が企業の実力を測る(ファンダメンタル分析)に非常に使い勝手がよいツールを口座開設者に無料で提供しています。
■ マネックス証券の銘柄スカウターでできること:
- 通期で過去10年の業績をデータとグラフで可視化
- 四半期毎のデータも可視化可能
- キャッシュフローや財務的な安定性も可視化
- 『PER・PBR・配当利回り』などの過去からの推移も可視化
- 同業他社とのデータを横並びで比較できる銘柄比較機能
銘柄スカウターはとにかくあらゆるデータの可視化にこだわっています。
また他の証券会社よりも長く(最大10年)分析できるとともに、貴重な四半期毎のデータもまとめています。
業績データでは売上高や営業・経常・当期利益の推移が一覧できます。
また利益を稼ぐ効率性に着目したROEやROAの過去からの推移も視覚情報として一瞬で確認することができます。
また通常であれば、現時点しか確認できないPERやPBRのような割安指標も、
過去推移を確認することで現時点の水準を相対的に確認することができるのもありがたいですね。
また業界全体の動向から相対的に、投資を考えている銘柄の魅力度をはかることができる銘柄比較機能までついており、
ファンダメンタル分析に欠かせないツールとなっています。
『銘柄スカウター』の魅力については以下の記事で詳しくまとめておりますので、参考にしていただければと思います。
マネックス証券は銘柄スカウターのみならず、資産管理ツールも充実しておりますので、
ツールに着目している投資家の皆さんは手にしておきたい必携の証券会社となります。
外国株投資→取扱国数:SBI、銘柄分析:楽天、米国・中国株特化:マネックス
日本の成長はもう限定的なので魅力的な成長を遂げている海外の株式市場に投資をしたいと考えられている方も多いのではないでしょうか。
外国株取り引きを取扱っているSBI証券、楽天証券、マネックス証券の魅力について各証券会社の優れた部分に特化して紹介していきます。
取扱国数が最多なSBI証券
様々な国に投資をする選択肢を確保したいという方にとってはSBI証券は9カ国の銘柄を取扱っており、おすすめの証券会社となります。
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス 証券 | |
米国 | ○ | ○ | ○ |
中国 | ○ | ○ | ○ |
韓国 | ○ | × | × |
ロシア | ○ | × | × |
ベトナム | ○ | × | × |
インドネシア | ○ | ○ | × |
シンガポール | ○ | ○ | × |
タイ | ○ | ○ | × |
マレーシア | ○ | ○ | × |
さらにADR(American Deposit Receipt)を利用することで、更に多くの国の一部の銘柄にも投資することが可能となります。
ADRは米国の銀行が現地市場で株を購入して、
現地支店で保管した株を担保に預かり証券(ADR)を発行して米国株式市場で上場することで間接的に取り引きができるようになる仕組みです。
以下はSBI証券でADRで取り引きできる国と代表的な銘柄です。
- イギリス (例:HSBC)
- オーストラリア (例:BHPビリトン)
- ブラジル (例:ヴァーレ、ペトロブラス)
- インド (例:タタモーターズ)
- 南アフリカ(例:サソル)
- フィンランド (例:ノキア)
- アルゼンチン (例:YPF)
SBI証券はありとあらゆる国の株に投資したいという方に適した証券会社であるということができます。
各銘柄分析に便利な楽天証券
楽天証券はSBI証券についで取り扱い国数が多いのですが、私が注目しているポイントとしては銘柄分析の便利さがあります。
SBI証券では過去3年分の銘柄が多いのですが、
楽天証券では過去5年分の売上高、営業利益、当期純利益に加えて、EPS、PER、配当金推移を確認することができますし、
更に今後2年分のアナリストのコンセンサス予想まで記載してくれています。
■ 楽天証券で確認できる指標:
- 売上高
- 営業利益
- 当期純利益
- EPS
- PER
- 配当金推移
更に財務諸表も4年〜5年分乗せてくれている点も分析に非常に便利です。
損益計算書では簡単な費用項目の内訳が確認できるばかりでなく、減価償却費や一株当り配当の伸びも確認することができます。
またPL項目だけでなくBSやキャッシュ・フロー計算書も確認することができます。
海外の銘柄を分析するために外国語のHPを訪れて財務諸表を分析するのは日本の銘柄分析を行う比ではない労力がかかりますので、
非常に助かる機能ですね。
詳細に分析した上で銘柄を選定したいという方にとっては楽天証券は使い勝手のよい選択肢となります。
米国株・中国株に特化したマネックス証券
マネックス証券は取り扱っている国は米国株と中国株のみと少ないのですが、特化しているからこそ取扱銘柄数や手数料に力を言えれています。
米国株では圧倒的な取扱銘柄数で大型銘柄のみではなく小型銘柄や中型銘柄も取り扱っています。
また注文の方法も損切り注文ができる逆指値注文機能もついており、
トレードステーションを利用してスマホからでもトレードできるという強みがあります。
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米国株 | マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 |
取扱銘柄数 | 普通株3,067銘 | 普通株1,263銘 | 普通株1,120銘 |
売買手数料 | 約定代金の0.45% 最低$5〜上限$20 | ||
特定口座 | 取引可能 | ||
NISA | 取引可能 買付手数料還元! | 取引可能 ETF購入手数料還元 | |
取引方法 | 成行・指値に加えて 逆指値・OCO等が可能 | 指値と成行注文のみ | |
スマホ | トレードステーションの スマホ版から可能 | 取引不可能 |
また中国株についても取扱銘柄最多で手数料は最安水準を提供しています。
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中国株 | マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 |
香港証券取引所 上場銘柄数 | 2,058銘柄 | 1,396銘柄 | 681銘柄 |
上海A株 | 取扱なし | 取扱なし | 235銘柄 |
取引手数料 | 約定金額香港ドル建の 0.25% | 約定金額香港ドル建の 0.26% | 約定金額円建の0.5% |
米国株と中国株にしか興味がないという方にとってはマネックス証券は有効な選択肢となります。
現物取引手数料 → ライブスター証券に強みあり
ネット証券を利用する大きな目的の一つに手数料の安さがあるかと思います。
証券会社の担当者がつき、株式をすすめに応じて売買する場合は手数料が片道1%程度、往復で2%程度発生してしまいますからね。
以下は『一注文の約定代金』ベースでの各社の手数料(税抜)価格の比較表です。
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1注文の約定代金 | ライブスター 証券 45点 | SBI証券 40点 | 楽天証券 40点 | カブドットコム 証券 35点 | マネックス 証券 30点 | SMBC 日興証券 20点 |
〜5万円 | 80円 | 50円 | 50円 | 90円 | 100円 | 125円 |
5万円〜10万円 | 90円 | 90円 | ||||
10万円〜20万円 | 97円 | 105円 | 105円 | 180円 | 180円 | 180円 |
20万円〜30万円 | 250円 | 250円 | ||||
30万円〜50万円 | 180円 | 250円 | 250円 | 250円 | 450円 | 400円 |
50万円〜100万円 | 340円 | 487円 | 487円 | 50万円超約定金額 × 0.09 + 90円上限 3,690円 | 1000円 | 800 円 |
100万円〜150万円 | 400円 | 582円 | 582円 | 1500円 | 1500円 | |
150万円〜200万円 | 600円 | 921円 | 921円 | 30,000円 | ||
200万円〜300万円 | 2,000円 | |||||
300万円〜500万円 | 800円 | 3,000円 | ||||
500万円〜1000万円 | 4,500円 | |||||
1000万円〜2000万円 | 9,000円 | |||||
2000万円〜3000万円 | 15,000,円 | |||||
3,000万円超 | 973円 | 973円 | 27,000円 |
5万円までの手数料においてはSBI証券並びに楽天証券が最安ですが、
10万円以上の取引においては若干ずつではありますがライブスター証券が最も安い水準で手数料を提供しております。
また1日の約定代金ベースでの手数料プランでもライブスター証券は強みがありますので、
手数料を極限まで抑えたいという方は検討されてみてはいかがでしょうか。
信用取引→総合的に楽天証券、松井証券がおすすめ
信用取引は自分が保有している資金以上の取引を行うことができたり、
通常では不可能な売りから相場に入ることができる『空売り』を行うことが可能な取引方法です。
(優待の項目でも説明した『つなぎ売り』にも活用できます)
▶︎信用取引に適したおすすめネット証券会社ランキングBEST3を紹介!
■ 楽天証券で投資信託を購入するメリット:
取引手数料が安いのはSMBC日興証券
取引手数料という観点でみるとSMBC日興証券が無料で取引することができます。
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1注文の約定代金 | SMBC 日興証券 | ライブスター証券 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 |
〜10万円 | 無料 | 80円 | 90円 | 90円 | 95円 |
10万円〜20万円 | 135円 | 135円 | 140円 | ||
20万円〜50万円 | 180円 | 180円 | 190円 | ||
50万円〜100万円 | 350 円 | 350円 | 355円 | ||
100万円〜150万円 | 600円 | ||||
150万円〜200万円 | 800円 | ||||
200万円〜300万円 | 1000円 | ||||
300万円〜 | 0円 |
SMBC日興証券は金利や貸株料も最安水準なのですが、『制度信用取引』しか基本的には取引ができないというデメリットもあります。
また松井証券については1注文の約定代金ではなく1日毎の約定代金で手数料が設定されております。
1日の約定代金合計 | 手数料(税抜) |
10万円まで | 0円 |
30万円まで | 300円/0円(※) |
50万円まで | 500円 |
100万円まで | 1,000円 |
200万円まで | 2,000円 |
100増える毎に1,000円加算 | |
1億円超 | 100,000円(上限) |
取引できる形態・種類が多いのはSBI、楽天、松井証券
一言に信用取引といっても「制度信用取引と一般信用取引の二種類」に分かれます。
制度信用取引は証券取引所が選定した銘柄のみを取引することができ、取引を閉じる(返済期限)が殆どの場合6ヶ月と定まっており、
金利水準が低い傾向にあります。
一方、証券会社が定めた銘柄で投資家と証券会社の間の契約の中で取引できる信用取引の種類を一般信用取引といいます。
一般信用取引は返済期限がデイトレの方に向けて日計りや約2週間や無期限のものがあります。
基本的に『制度信用取引』は取引可能な証券会社がおおいのですが、
一般信用取引は証券会社によって取引できる種類と銘柄に大きな差があります。
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返済期限 | 無期限 | 短期 | 日計り | |||
売買区分 | 新規買 | 新規売 | 新規売 | 新規買 | 新規売 | HYPER空売り |
SBI証券 | ○ | ○ | ○(15営業日) | ○ | ○ | ○ |
楽天証券 | ○ | ○ | ○(14営業日) | ○ | ○ | ○ |
松井証券 | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ |
マネックス証券 | ○ | × | × | × | × | × |
SMBC日興証券 | ○ | × | × | × | × | × |
取引できる種類としてはSBI証券、楽天証券、松井証券に強みがあることがわかりますね。
また空売りできる銘柄については三つ巴状態ですが松井証券が若干優勢という状況になっています。
デイトレードの取引手数料無料で嬉しい松井証券と取引可能銘柄数が多い楽天証券
その日の取引をその日のうちに閉じる信用取引を『日計り信用取引』といいますが、
日計り信用取引については松井証券と楽天証券は取引手数料無料で提供しています。
一方、日計り信用取引で空売りが可能な銘柄数でいうと楽天証券が他を引き離して圧倒的な取扱銘柄数となっています。
日計り | HYPER空売 | |
SBI証券 | 88 | 1,158 |
楽天証券 | 3,133 | |
松井証券 | 902 | 103 |
HYPER空売というのは通常の一般信用取引では空売りができない銘柄が、日計りに限定して取引ができる銘柄です。
デイトレードを積極的に行なっていきたい方は松井証券と楽天証券の口座は保有しておいた方がよいでしょう。
iDeCo→口座維持費が安く高品質商品が多いSBI証券、楽天証券
iDeCoは個人型確定拠出年金で60歳まで渡欧し資金を引き出すことができない代わりに
- 投資から得られた値上がり益・配当益が非課税
- 掛け金拠出額が所得税・住民税の課税所得から控除される(iDeCoだけ)
というお得な制度です。
▶︎iDeCoとは?イデコ活用のメリット&デメリットとNISA・つみたてNISAとの違いを徹底比較
▶︎「退職金所得控除」や「公的年金控除」を活用したiDeCo(=イデコ)の出口戦略を紹介する!「一時金」と「年金」をどう活用すべき?
iDeCoは一つの証券会社しか口座を開設することができますんので、iDeCo口座を開設する際には証券会社を吟味する必要があります。
iDeCoには様々な手数料が発生するのですが、
二番目の口座管理手数料はSBI証券、楽天、マネックス、松井証券が証券会社自身が手数料をとっていないため、最安水準となっています。
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手数料の種類 | 金額(税込) | コメント |
加入移管時手数料 | 2,777円 | ・金融機関による差異なし ・新規開設や企業型確定拠出年金からの移管時に発生 |
口座管理手数料 | SBI、楽天、マネックス 松井証券が以下水準で最安新規積立行う場合 167円 積立行わない場合 64円 | ・毎月口座を維持するのに発生する手数料 |
給付事務手数料 | 432円 | ・積み立てた年金資産を払い戻す際に必要な 一回あたりの金額 |
還付事務手数料 | 2,109円 | ・掛け金を拠出できない人が拠出した際に、 掛け金の返還を受けるときに発生する手数料 |
移管時手数料 | 4,320円 | ・他の金融機関にiDeCoを移管する際に必要 |
iDeCoは金融庁によって35商品から運用できないようになっていますが、
低手数料で長期投資に適した運用商品を用意している金融機関としてSBI証券と楽天証券がおすすめです。
SBI証券ではeMAXIS Slim米国株式(S&P500)をはじめとした低コスト・長期投資に適した投資信託をはじめとして、
リスク志向毎に運用ポートフォリオの参考例を考えておりますので参考にしてみて下さい。
また商品の質としてSBI証券と張り合うのが楽天VTIを運用商品として取り入れている楽天証券です。
正直楽天VTIのみに全額をつっこんでも全然良い商品なので、楽天VTIに投資を行いたいという方は楽天証券を選ぶことを推奨します。
『NISA』→ 国内株取引手数料、海外ETF取引手数料が無料のSBI、楽天証券
NISAはiDeCoと似ているのですが、iDeCoが60才まで引き出せないのに対して、いつでも引き出すことができる非課税制度です。
その代わり非課税となるのは、投資から得られた値上がり益と配当益のみで、年間120万円で最大5年間600万円分の非課税枠が与えられます。
NISAもiDeCo同様に開設できる口座が一つなので慎重に選ぶ必要があります。
NISAで非課税対象となる金融商品は以下となります。
非課税対象 | 非課税対象とならない |
国内株 | 非上場株式 |
外国株 | 預貯金 |
株式投資信託 | 債券 |
国内ETF | 公社債投資信託 |
海外ETF | MMF・MRF |
ETN(上場投資証券) | eワラント |
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SBI証券と楽天証券は国内の以下取引手数料が無料となります。
更に海外のETFの買付手数料が全額キャッシュバックとなるという取引手数料が通常の証券口座に比してお得に設定されています。
『つみたてNISA』→ 楽天カード積立で1%ポイント還元がある楽天証券がお得
つみたてNISAは年間の非課税枠が40万円(NISAは120万円)なのですが、
NISAが非課税期間が5年間であるのに対して『つみたてNISA』は20年間となっています。
最大獲得非課税枠は40万円×20年=800万円となります。
▶︎つみたてNISAのメリットとデメリットをNISA(ニーサ)と比較してわかりやすく解説する。どんな人におすすめの制度なのか?
▶︎「つみたてNISA」を活用した人生設計とは!?期待できる資産額と老後の出口戦略についてシナリオ毎に解説する。
つみたてNISAで取引可能な種類は金融庁が長期投資に適していると認めた投資信託約160本(2019年1月時点)に限定されています。
つみたてNISAの取扱数はSBI証券と楽天証券は殆ど全てを満たしているのですが、
楽天証券ではマネーブリッジ&ハッピープログラムを組み合わせると最大3%、
楽天カードクレジット積立を行うことで1%のポイント還元を受けることができ他の証券会社を圧倒しています。
楽天証券の投信の強さは当然『つみたてNSIA』でも健在ということです。
おすすめのネット証券口座の組み合わせ
ネット証券はそれぞれの強みがあります。
ネット証券を使って投資を始める方は一つだけの証券会社ではなく、様々な証券会社を組み合わせて良い所どりをしていくのがおすすめです。
長期的な資産を着実に形成していきたい→楽天証券、SBI証券、マネックス証券
長期的に資産を形成していきたいという方にとっては、投資信託取扱銘柄が多くてポイント還元が高い楽天証券は欠かせません。
圧倒的な1%〜3%のポイント還元がなんといっても魅力です。(他は0.2%未満)
また今回個別銘柄分析に楽天証券と共に有用と説明したマネックス証券の銘柄スカウターは個別株分析を行うときに必携で、
尚且つあらゆる資産を一元管理できる『MONEX ONE』『MONX VIEW』で他の銀行や証券会社の資産も一括で資産推移もみれるのも便利な点です。
SBI証券はあらゆる点を網羅しており、IPO投資にも活用できますし、
今回紹介はしておりませんがPTS取引で唯一夜間の米国時間での取引も可能なので、日中忙しいサラリーマンの方は夜間の活用も可能となります。
2019年3月18日から楽天証券でもPTS取引で夜間取引の取扱を開始しました。
IPO投資と優待投資でお得な運用を中心にてがけたい→SBI証券、SMBC日興証券、楽天証券
儲かる可能性が高いIPO投資で効率よく利益を得たいという方にとっては、
取扱数No.1で主幹事も多くIPOチャレンジポイント制度で申し込み回数が増えれば当選する可能性が増えるSBI証券と、
大手証券会社で主幹事数が多いSMBC日興証券は外せません。
また楽天証券はIPO抽選スケジュールが特殊であり同じ資金を使用することで楽天証券とSBI証券で二回抽選申し込みができ、
尚且つ今後注力していくと名言しているので組み合わせる妙味があります。
またSBI証券ではIPO投資以外に高確率で利益を獲得することができる立会外分売についても通知機能や取扱数が多いので、
高確率で儲ける投資を行う上で欠かせませんね。
優待株投資では銘柄検索に便利なSBI証券とつなぎ売りに活用余地が高い楽天証券を保有しておけばよいでしょう。
IPO投資で儲けた金額を楽天証券で長期的な「資産形成に適した投資信託」に積立投資を行うことで、
効率よく大きな資産を形成していくことができます。
まとめ
投資の信用に伴って様々なネット証券会社が出てきていますが、各証券会社毎にそれぞれの強みを有しています。
今回分析したポイントをベースに著しい強みがある証券会社に◎、
強みのある証券会社に○をつけて総合的に評価しておりますので参考にしていただければと思います。
やはり、あらゆる局面で活用余地が高いのは楽天証券、SBI証券で、その他の証券会社は局所的な強みを有しており、
個々人の志向によってネット証券を選択して最低でも3つほどは保有しておきましょう。
(右にスライド可能です➡︎)
楽天証券 | SBI証券 | 松井証券 | マネックス 証券 | SMBC 日興証券 | ライブスター 証券 | |
投資信託 | ◎ | ○ | ||||
IPO投資 | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ||
優待投資 | ◎ | ◎ | ◎ | |||
個別銘柄分析 | ◎ | ○ | ◎ | |||
外国株投資 | ◎ | ◎ | ◎ | |||
取引手数料 | ◎ | ○ | ◎ | |||
信用取引 デイトレード | ◎ | ○ | ◎ | |||
iDeCo | ◎ | ◎ | ||||
NISA | ◎ | ◎ | ||||
つみたてNISA | ◎ | ○ |
[楽天証券]
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[SBI証券]